On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-08-27 04:45:25
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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新生の「夜想交叉路」が姿を現しました



▼ついにゲラになりました。
 これに肉筆で修正を入れていきます。

 その作業も、依然として、深夜と未明の時間の、それも一部しか使えません。
 かつては揺れる車中、機中、新幹線、特急電車の中が作品の執筆時間でした。モバイルパソコンの画面は、情報を広範囲に頭に入れるために文字を最小にしていますし、長い歳月、よくも乱視にならなかったなぁと思います。

 しかし今は、車中は公務の電話が中心です。タクシーのときは無理ですが、公設政策秘書が運転してくれる議員車なら、それが可能です。
 それから飛行機、新幹線、特急電車の時間も公務に大半、使っています。国会議員でいる限り、公務は、ありとあらゆる意味、すべての場面で絶対の最優先です。
 このことは、土日祝日も同じです。

 しかし8月21日の日曜、羽田から、出張先の宮崎に飛ぶ1時間40分の機中だけは例外として、贅沢に、執筆に使って、処女小説の「夜想交叉路」の全面改稿を一気に脱稿しました。このエントリーに、ちょっと感激して、記しています。

▼この作品は、これまでの数奇な運命と同じく、最後までいろんなことに直面します。
 せっかく脱稿したのですが、さまざまな事情と手違いで、なんと、なかなか編集者に読まれませんでした。
 やっと作ってもらったゲラも、なんと、原稿の途中で切れていました。
 いずれも、短くはない作家としての体験で、まったく初めてです。

 しかし、困ったことは最初に起きてくれた方が、きっといい。
 写真は、作り直してもらったゲラです。
 これからは、きっとゲラ直しもどんどんスムーズに進むでありましょう。
 11月の発刊予定が、その通りに実現すると思います。

▼これからも、命の火を惜しみなく費やして、まつりごと ( 政 ) と文学の両立という、わが一本道を歩みます。
 先人には、たとえばフランスの閣僚と、知日派の小説家を両立させたアンドレ・マルローがいらっしゃいます。敬愛していますが、同じ生き方はしません。しませんが、先人がいらっしゃるのは、勇気づけられます。



 
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