On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-09-15 14:23:13
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【タイトルを変え、本文も推敲しました】  経産省は、日本の海を風車でいっぱいにするつもりか、原子力に真面目に取り組め、自前資源をいまだに「無いこと」にするのか


( 部会の写真というのは変わり映えはしないです。
 また、知らないうちに撮ってくれる人が居なければ、ぼくの発言場面の写真もありません。参加議員はみな、議論を一生懸命に聴いたり、考えたり、発言なさったりしているので、「撮ってください」とお願いしたりはしないのであります。
 上掲の写真は、ふだんぼくもあまり撮らない、後の方の風景です。行政官・官僚などの関係者が沢山すわっています。 ~ ただし、肘をついて熱心に考え中のおひとりは議員です ~
 答弁するための行政官は、別の席に大量に着座しています。後方にいらっしゃるのは、その立場では無いひとたち、つまり若手が多いわけです。
 武漢熱の前は、秘書が傍聴できたので、議員会館の青山繁晴事務所で申せば、出口太公設政策秘書はもちろん、三浦麻未公設第一秘書も勉強のためにも熱心に傍聴していました。ぼくの発言のメモを取ることもできました。
 今は、武漢熱が鎮まらないあいだは、党の方針が「密を避けるために秘書の傍聴は認めない」となっているので、ぞれができません。きわめて残念です )


▼きょう9月15日木曜は、自由民主党本部の7階で、まず「総合資源エネルギー調査会」がありました。
 続いて1階で、写真の「経済安全保障推進本部・内閣第二部会の合同会議」が開かれ、いずれにも参加しました。

▼前者の「総合エネルギー資源調査会」では、いわゆるGX ( グリーン・トランスフォーメイション・・・こうした用語は反対です。日本語で簡潔に表現するべきです ) の構想について、経済産業省の資源エネルギー庁から説明がありました。
 危惧したとおり、洋上風力発電について「大量にやる」と言い切っています。
 放っておけば、日本列島を囲むわたしたちの海がみな、風車が林立する、それも、メーカー名とかは仮に誤魔化しても中身は中国製という事態になってしまいます。

▼わたしは真っ向から反対し、その理由を具体的に幾つも示しました。
 これについて、これも予想していたとおり、自由民主党の議員から「洋上風力をやるんだ」という発言もありました。
 エネ庁は「青山センセーから何度も指摘をいただいていて、青山センセーから言われて、デンマークにも行ってみました。いただいた意見はいろいろ検討します」という、これも全く予想した通りの答弁でした。

 わたしがなぜ反対なのか。
 すでに「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の「再エネに騙されるな」 ( これ ) 、それから「中国に盗まれるな 洋上風力反対」 ( これ ) で述べています。

 みなさん、この問題は、前述のように自由民主党にも推進論が根強くあります。
 鍵は、主権者・国民のみなさんの意見にあります。
 上ふたつの動画を視る人が、比較的少ないような現状であれば、官僚の思惑通りに、そして「カーボン・ニュートラル」のかけ声のままに、どんどん進んでしまって、気がつけば、前述の通りに日本の美しい海が風車でいっぱい、その風車の見かけや建前はともかく実質的には中国製ということになりかねません。

▼そして上述の「GX」なる構想では、原子力に「は依然として及び腰、さらには自前資源の開発については、自前資源の種類 ( メタンハイドレートだけではありませぬ。レアアース、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、金銀銅を含む熱水鉱床など ) は問わず、カケラもないという実態も分かりました。

 何年、何十年戦ってもこの有様ですが、日本のように歴史の古い国では、既定方針、過去から続く在り方、物事を変えるにはとにかく時間と犠牲が必要なのです。
 その犠牲のひとりになり続ける覚悟を、あらためて固めています。
 深更、ひとりで向きあう鬱情、晴れない憤りには、このごろ凄まじいものがあります。
 しかしそれはただの個人的感情、情緒の問題です。
 みなさんから議員の任期を預かっているあいだは、屈することがありませぬ。

 ( ※ 「経済安全保障推進本部・内閣第二部会の合同会議」でも重大な議論がありました。いずれ記します )



 
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