On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-09-17 03:18:14
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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暗闇に光を探す時代に、一歩づつ前へ進む集団あり  護る会は76人になりました


▼理念を持つ国に日本を甦らせるための議員集団、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は依然、組織立った勧誘を一切していません。
 しかし議員の自由意志でじりじりと数が増え、76人となりました。
 すべて自由民主党の衆参両院の現職議員です。
( 上記の表のうち、参与は引退された議員、準会員は落選中の議員です。いずれも会員としてはカウントしません。組織をいたずらに大きく見せようとはしないからです。そうしたかたがたとも、こころから連帯しています )

▼新たな入会者は、末松信介参議院議員です。
 末松さんは前文科大臣であり、元国対委員長でもあります。参議院自由民主党のなかでも、いわゆる大物議員です。
 護る会代表のわたしは、末松さんと信頼関係はあります。しかし一方で、ただの一度も、末松さんと護る会について話したことがありません。
 すなわち、末松議員ご自身のまったくの自由意志による入会です。

▼護る会には、末松さんを含めて大臣経験者が12人いらっしゃいます。たいへん多いと言えます。
 そういう議員集団の代表がわずか当選2回、それも2か月前までは当選1回だったというのは、自由民主党の新しい面白さだと思います。
 かつては考えられないことですし、現在も護る会以外には無いと思われます。
 これは、あくまで客観的に考えてのことです。

▼護る会は、来月の10月にも開かれる見通しの秋の臨時国会に向けて、分科会の編成など組織強化を準備中です。

 いま国会は閉会中です。
 国会の閉会中は、議員の多くは、真面目なひとでも主として地元に居て、活動しています。( 不真面目なひとは姿だけでなく活動も無いことが懸念されます )
 わたしのように国会が閉会中でも開会中でも変わらずに、国会に出てくる議員は、珍種です。

 先日、ある部会に参加していたら、護る会メンバーの元閣僚が「今朝も、地元の駅前で2時間、立っていました。いつも部会に出る青山さんが羨ましいです」と仰いました。
 この人が官僚時代から、ぼくは友だちです。つきあいの長い、なんでも言える間柄です。

 部会は基本、朝8時から始まります。この日のこの部会だけ、なにかの事情で午前10時からでした。そのおかげで、この元閣僚も部会に参加できたのでしょう。
 どういうことか。
 こうして議員が朝の駅前に立つというのは、通勤客に顔と名前と、それからできれば主張を知ってもらうためです。朝8時の部会は、通勤時間帯と重なっています。
 この元閣僚は、自由民主党のなかでも間違いなくホープのひとりであり、選挙も官僚から転身して初出馬したときこそ落選しましたが、その後は地元を丁寧に回って、現在はたいへん強いです。
 それでも、こうやって次の総選挙に備えているわけです。

▼わたしが「演説を聴いてくれるひとはどれくらい居ましたか」と聴くと、「いや、朝の忙しい通勤時間帯ですから、演説を聴いてもらうのは無理だと考えています。おはようございますと声を掛けて、こういう議員が地元選出で居るということを何人かにでも意識してもらえればと、毎朝、立っています」とありのままに答えてくださいました。

 不肖わたしは、ささやかな信念によって、選挙が公示になるまで、選挙活動はいたしませぬ。
 先日の参院選も、6月22日に公示されるまで選挙活動をせず、そのために遊説の出だしではほとんどひとが居ないという苦況も起きました。
 しかし今後も、それを変えません。
 こうした議員は、わたしの知る限り、他に居ません。

 したがって、護る会の組織強化は、臨時国会の開催に時機を合わせて準備していくことが正しいと考えています。
 76人もの現職議員を擁する大集団が、大半の議員が地元に居るのに、勝手に物事を決めていくことがあってはなりません。
 主権者・国民のみなさんにおかれては、何事もなかなか進まない、ひょっとしたら護る会もそうなのかとお感じになることもあるでしょう。
 そうした感覚を意図的に煽る人々もいますから、いらいらされている声も、わたしに日常的に届きます。

 しかし、できれば一緒に考えていただけませんか。
 見かけだけ急いで前へ進めたり、みなさんに受けが良いかどうかを基準にして行動するのではなく、あくまでも国益と国民益のために良い道、正しい道を行くのが肝心だと、わたしは考えています。
 その信念は、民間の専門家時代から、不動です。
 国会議員になったからといって、王道を行くことを変えたりはしません。

▼まもなく独立講演会@東京へ向かいます。
 1回ごとに開催が難しくなっていく感のある独立講演会ですが、できる限り、歩みを続けていきたいと考えています。
( わたしは6年2か月前に、独立総合研究所を退社し、創業者株も返上していますから、現在は独立講演会の運営には一切タッチしていません。独立講演会の主宰者である独立総合研究所から業務委託されて、講演だけを行っています。
 したがって、前述の「独立講演会の維持は簡単ではない」という趣旨の感覚は、わたしの勝手な個人的感想に過ぎませぬ )

※ このブログに記録されている「日付」とは、エントリーがアップされた日時ではありません。
  エントリーを書き始めたときに、日時が記録されます。そういうシステムです。
  今回のエントリーで申せば、今日の未明に書き始めました。3時18分は、その時刻です。
  その後、何度か書き直しつつ、ほかの仕事を幾つかしていましたから、完成して、アップしたのが午前9時台に
  なったわけです。
  中傷誹謗をする人々は、トンデモナイことを根拠にしようといつも探していますから、念のために記しておきま
  す。
  ただし、この「日付」をめぐる事実も、もう何度も繰り返し、書いています。




 
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