2022-10-25 08:27:03
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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納得がいかない日々 それでも歩き続ける おおくのみなさんと同じです
▼きょう10月25日火曜は、朝8時から「内閣第一部会・国防部会・外交部会」の合同会議に参加しています。
自衛隊がソマリアの海賊を抑えるために出動していることを延長するかどうか、それを議論する場です。
危ない海域を航行する日本の民間タンカーなどに、民間武装警備員を乗せて、憲法上の制約がある自衛隊の活動を実質的に補う、ということが行われているのですが、国民にほとんど知られていないと考えます。
ところが、この「民間警備員の武装警備」が実際どのように行われているかについて防衛省がきょう、ほとんど説明できないのです。
ふだん信頼している良心派の高官が「良く分からない。手元に資料もないので、あとで調べます」という趣旨で答弁して、唖然としました。
▼なぜこうなるか。
管轄が国土交通省だからです。
この民間武装警備員を日本の船に配置するというのは、平成25年から施行されている特別措置法によって行われているのですが、その法律は国交省の管轄なのです。
縦割り、縦割りと、その弊害が長年、これだけ叫ばれていても、日本のまつりごと ( 政 ) のありとあらゆる局面にその縦割りが徹底している情況が変わらないのが現実です。
▼しかも、今日のこの部会に、国交省が参加していないのです。
出席していたのは、防衛省、内閣府、内閣官房、外務省だけです。
この海賊対処は、今朝のこの部会で諒承されないと継続できません。
その重要会議で、なぜ、こうなのか。
おそらくは、この合同部会に国土交通部会が加わっていないからでしょう。
つまりは、縦割りは役所だけではなく、自由民主党にも貫徹されているわけです。
不肖わたしは、自由民主党の部会では、経済産業部会の部会長代理です。
部会の役員は兼任できません。
だから他の部会の運営にはタッチできません。
しかし議院内閣制において、党が、役所と歩調を合わせるかのように縦割りで居るのは、あらためるべきだと痛感しています。
▼同じ朝8時から、自由民主党本部の別の部屋で「予算・税制等に関する政策懇談会」が開かれています。
上記の部会が終わってから急ぎ、そちらに移動しました。
これは自由民主党の「商工・中小企業関係団体委員会」が、中小企業の団体から意見を聴く会です。
わたしは、その委員会の副委員長です。 ( 副委員長は何人も居て、決定権といった権限はありません )
▼写真は、中小企業の実情を話すために集まってくださったかたがたです。
武漢熱に襲われている中小企業の窮状が、切々と伝わってきました。
ぼく自身が、中小企業の経営者の家庭に生まれました。常に倒産の危機と向き合っていたことを痛切に記憶しています。
先の参院選で「たとえばトヨタという大企業の車が安全で優秀なのでは無い。そのトヨタに部品を提供している中小企業が、安全で優秀な車を支えているのです」と繰り返し、演説しました。
しかし経済の不調はいつだって、まず、中小企業を直撃します。
このままで良いわけはありません。
▼このヒヤリング会議を終わって、議員会館の青山繁晴事務所へ歩いて移動しました。
慌ただしく、急ぎの公務をいくつかこなしてから、急ぎ足で国会議事堂へ。
経済産業委員会の理事会です。
不肖わたしは今、国会では、参議院・経済産業委員会の理事です。
( 自由民主党では、経済産業部会の部会長代理、報道局の局長代理、経済安全保障対策本部の幹事長代理、外交調査会の事務局長代理、中央政治大学の院副学院長、国際局の次長、商工・中小企業関係団体委員会の副委員長、財政政策検討本部の副幹事長、宇宙・海洋開発特別委員会の海洋総合戦略小委員会の事務局次長、治安・テロ対策調査会の 幹事、そして護る会~日本の尊厳と国益を護る会~の代表です。
政府では、何も役職を務めたことがありません )
▼今日の経済産業委員会は、大臣らから、この臨時国会での審議開始にあたり信念としていること ( 所信 ) の表明がありました。
本来なら、次の定例日 ( 国会は、本会議も委員会も、それぞれ定例で開く曜日が決まっています ) の委員会で、その大臣らの表明に対して審議が行われます。
しかし、山際大臣の辞任で、審議の行方は分からなくなりました。国会全体の審議が止まっています。
この辞任劇も、わたしは納得していません。
▼きのう10月24日月曜は、国会内で「カーボンニュートラルのための国産バイオ燃料・合成燃料を推進する議員連盟」の設立総会がありました。
これは、自動車をEVだけにして日本車が築いてきた地位を壊そうという欧州勢の陰謀に抗して、炭素を出さない新しい燃料を実用化し、内燃機関 ( エンジン ) のある車を使い続けられるようにする議連です。
わたしはこの議連に参加します。
ただし、この日は、他の公務のために大幅に遅れて出席し、ほとんど議論に参加できませんでした。
▼そのあと「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟 安倍晋三先生追悼シンポジウム」に参加しました。
しかし、わたしはこの日の議論に納得できませんでした。
アベノミクスの過去の成果を追想するのではなく、むしろアベノミクスが実現できなかったことに絞って「これからどうする」を具体的に議論したかったです。
この日は、すべてメディアにフルオープンで行われました。
したがって、オールドメディアに切り取られて「批判が出た」と面白おかしく扱われるのを避けるために、会議中は発言しませんでした。
終わって、メディアが去ってから、講演をしてくださった本田悦郎さん ( 安倍元総理の経済ブレーン ) と、いくぶん議論しました。
いずれも志のある講演をしてくださった本田さんと、元日銀審議委員の片岡剛士さんに感謝しつつ、上記の考えに基づき、知友の本田さんと話しました。
▼この月曜、火曜の前日である10月23日の日曜には、「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」に参加したわけです。
このエントリーで「納得がいかない」と何度書いたでしょうか。
しかし、この「大集会」ほど辛いものは、ほかに無いです。
なかなか書けないでいますが、いずれ別に書きます。すこしだけですが、書きます。
▼こうしたなか、きのう10月24日月曜に、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の新しい収録をどうにか、実行できました。
まずは「想像を超えて個人崇拝を欲する習近平国家主席が、いちばん早いケースでは、なんと年内に台湾に武力侵攻する可能性すら考えねばならない事態となっている」という趣旨の動画です。
これです。
数十秒で本質を突く試みのショート動画は、その中国に果たして民主化の可能性はあるのか無いのかという問いに答えています。
ここです。