On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-11-11 04:24:58
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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困難な日々のなから、姿を現しました



▼みなさん、おはようございます。
 まだ夜の明けない今日のいちにちも、二度と還らない日ですね。
 みなさんに、ひとつでも多くの幸せがあるよう、こゝろの底から祈ります。

 きのう11月10日木曜も、隙間のない日となりました。みなさんの仕事と同じです。
 このエントリーに記したように、朝9時の国防部会・安全保障調査会の合同会議から始まりました。
 いつも部会は朝8時からなので、1時間遅いというのは楽なはずですが、早朝から水面下交渉があったので、ま、同じことでした。

 9:35に自由民主党の本部を出て、国会議事堂へ。
 議事堂の分館の階段を登り、経済産業委員会の理事会へ。
 いつも通り、どなたよりも早く到着。
 9:50に、理事会が開会。
 10:00から13時近くまで、昼休憩は無く、経済産業委員会です。
 ガス法などの改正案を審議し、討論を経て、採決。

 歩いて議員会館の青山繁晴事務所へ戻ると、秘書さんに買ってもらっていたコンビニ食を食べ始めるけど、まったく時間が無い。ウルトラスピードでかきこむともう、隣の小さな会議室には、鉄鋼の関係者がお待ちになっていて、令和5年度の税制改正について要望を聴きました。
 わたしはいかなる団体の支持も受けないので、これは個人として陳情を聴いたのではありませぬ。自由民主党の経済産業部会長代理として、公的に、意見をお聴きしました。

 それが終わると、もう次が待っておられます。
 全国都道府県議会議長会の経済産業環境委員会の代表のかたがた ( 大阪府議会議長をはじめとする地方議会幹部のみなさん ) から、令和5年度予算編成に関する要請をお聴きしました。
 これも、自由民主党の経済産業部会長代理として、公的に、意見をお聴きしました。

 いずれの意見も、真摯な、たいせつな意見でした。社交辞令など申しませぬ。

 こうして13:15ごろから13:50まで意見をお聴きすると、もう議員会館の青山繁晴事務所から党本部へ移動です。
 そして、法務部会に参加しました。
 テーマは「法制審議会の家族法制部会における議論について」です。分かりやすく言うと、離婚なさったあとのお子さんの「親権」をどうするかをめぐる深刻な議論です。



▼わたしは、「離婚した父母の子供」として育ってきた同僚議員がかつての法務部会で涙ながらに「親権という言葉をやめてください。子供の立場に立っていないから」と提唱なさったことを踏まえて、「養育責任という言葉に変えませんか ? 」と、あらためて提案しました。
 そして、より広く国民や当事者の意見をお聴きする努力を重ねるべきだと申しました。

▼そのあと議員会館へ戻る時間は無いので、電源を問題なく使えるところへ移動し、朝までに自宅で完成しておいた会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) 第1305号をパソコンで最終的に確認し、配信を依頼しました。
 そして16:00から「外交部会・外交調査会合同会議」に参加しました。
 テーマは「令和5年度税制改正」、「G7外相会合」、「日独外務・防衛閣僚会合」、そして米国中間選挙(速報)です。
 わたしは、アメリカの中間選挙と、次の大統領選挙について問いました。
 それが冒頭の写真です。

 そこから党本部を出て、都内で開かれた「先見社長会」という会合で、2時間、講演し、質問に答えました。
 質疑では、政権の失政も怠慢も何もかもすべて、不肖わたしに問われます。政府に居なくても、議院内閣制における与党議員のひとりですから、当然のことです。水面下でどれほど、政権と交渉を重ねていても、一切、評価されません。それも当然のことです。
 おのれ自身、そうした失政や怠慢と戦っていますから、胸を抉 ( えぐ ) られる、厳しい時間です。
 しかし、みずから決断して、2期目の自由民主党参議院議員を務めているのですから、すべてを、まごうことなき責務として受け止めます。
 岸田政権とどんな交渉になっているのか、12月10日に神戸の独立講演会で水面下部分をお話しします。

▼この会場へ来る途中で、小説の新作「夜想交叉路」の見本を、渡されました。
 見本と言っても、みなさんが読まれる本、そのものです。
 感慨を持って、両手に、一瞬だけ抱きました。









▼前にこのエントリーでお伝えしましたように、p184に登場する曲名を「ニューイヤーズ・デイ」に変更・訂正します。
 この小説は、予約されるかたがいくらか多くて、発刊前に増刷となりました。
 その第2刷には、修正が間に合いました。印刷のかたがたをはじめ関係者の努力のおかげです。感謝します。

 しかし初版 ( 写真は初版です ) を読まれるかたには、訂正前の曲名のままです。
 あらためて深くお詫びします。
 訂正の紙を挟んでもらうこともお願いしましたが、凄まじい出版不況のために出版社も書店も苦しみ抜いているさなかですから、コストの掛かることは無理でした。
 全責任はわたしにあります。

 この本が大型書店に並び始めるのは、11月17日の予定です。
 ネット書店での発売は、11月19日、正式な発刊日は11月20日です。
 予約は、例えばここです。

 この物語を世に問う意味を、下掲の書影の帯で、もう一度、みていただけますか?


▼さぁ、今朝ももう、国会と自由民主党本部へ向かう準備をせねばなりません。
 朝8:00から、党本部で「予算・税制等に関する政策懇談会」に参加します。
 終わると急いで国会議事堂へ移動し、議員総会に出席し、そのあと2時間40分間の本会議に出席します。
 本会議が終わると、議事堂本館から分館へ移り、階段を駆け上がって「ODA沖縄北方特別委員会」に出席します。
 これが終わると、議員会館の青山繁晴事務所へ戻り、まず経産省と「研究開発税制」について議論します。
 そのあと、別の経産省幹部と、エネルギーをめぐって重大な議論をします。重大な、と言うのは、経産省が背信行為を行ったのではないかという疑問があるからです。
 そこから、都内で開く、テロ対策の重要な非公表会議に参加します。
 この会議は、民間の専門家時代のわたしの提唱によって始まり、実に24年、続いています。
 幾つもの歴史的な変化を日本のテロ対策に生んできました。

 この会議は、3時間半、かかります。
 それが終わると、もちろん夜半になっていますが、今日の日程がそれで終わるのでは無く、そのあと野党側の良心的な議員たちと、一致点を探すための会合を開きます。

▼明日の土曜は、朝8時に自宅を出ます。
 明後日の日曜は、朝6時45分に自宅を出ます。

 来る日も来る日も朝早くから夜遅くまで公務の日程が続きます。
 正直、このなかで物語を紡ぎ出すことができたのは、夢のようなことでもあります。



 
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