On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-11-26 11:35:24
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ひどいことが起きました  愛知県、岐阜県のみなさんには申し訳なく思います


( 広い兵庫県を縦に貫いて、日本海側へ向かう途中の山と空です。
 紅葉はしていても、特別な山ではありません。それでも、ことしもちゃんと秋が訪れたことへの感謝を感じます。また雲の隙間の向こうに冬の気配を見て、季節を持つ国に生まれ育ったことをありがたく思います。
 季節をほとんど持たない国々も、かつて歩いてきましたから。
 今日もこうやって、各地の主権者・国民のみなさんに逢えることが愉しみです )

▼いま、伊丹空港から、秘書さんによると「140キロの長距離」を移動して、豊岡に向かっています。
 携帯電話を確認すると、「夜想交叉路」の担当編集者から「大変なことをやってしまいました。メールを見てください」というメッセージが入っていました。
 見てくださいと言われても、メールを受信できないこともあります。

 その「大変なこと」は、ぼく自身も対処しなければならないことなのかを確認する必要があるので、いろいろ手段を尽くして、メールを受け取りました。
 一部を伏せて、下掲します。

「青山繁晴さま

 今日の産経に出した広告 ( ※新しい小説の単行本、「夜想交叉路」の新聞広告 ) で、あろうことか、青山さんの御名前を誤って掲載してしまいました。
 ほんとうに申し訳ありません。

 具体的には、
 青山繁晴とすべきところを、
 青山繫晴としてしまいました。

 原因は弊社広告担当の入力ミスと、
 わたくしを含めた社内関係者の校正モレです。

 昨日深夜に判明し、
 急ぎ訂正~刷りなおしをしたそうですが、
 愛知岐阜エリアだけはどうしても間に合わなかったそうです。

 恐縮至極です。
 心から御詫び申し上げます」

▼繁るを、繋 ( つな ) ぐの字にされてしまうと、「しげはる」ではなく「つなはる」でしょうか「しばはる」でしょうか、それとも音訓ごちゃ混ぜで「けいはる」 ?
 わはは。

 ある国会議員の動画に友情参加したときも、同じ間違いをやられたりしました。
 実は、稀にはある間違いなのです。
 しかし、新聞広告という公器にかかわるプロフェッショナルとしてはもちろん、考えられないことです。

▼愛知、岐阜のみなさん、恐れ入りますが、頭の中では「繁晴」に戻して眺めてくださいますか ?

「夜想交叉路」は、なんだかいろいろ数奇な運命です。
 私小説ではまったく無いのに、勝手に私小説にされてしまったりもしています。
 ま、しかし、数奇な運命や、いろんな読み間違いも生むのも、また良き哉 ( かな ) 。それが物語、小説というものかも知れないと考えています。

 どんな感想をお持ちでも、お読みいただいたかた、また、いずれにしても今朝の新聞広告で関心を持ってくださったかた、深く感謝しています。



 
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