On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-12-03 04:24:40
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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怒りを込めて告発します  アマゾンが読者と著者に敬意を欠いた妨害行為をおこなっています  悪意すら感じる誤りです



▼アマゾンが勝手に、新しい小説の「夜想交叉路」を「ノンフィクション」に分類しました。

 純然たる小説、物語文学を、まるでタレントが何かの暴露本を書いたかのように扱う行為だと、考えます。
 愚かな間違いであるだけではなく、小説、物語を読もうとする読者を惑わせ、妨害をしています。
 また、まっとうに小説を書いた著者に対する、公然たる侮辱でもあります。

▼アマゾンは、この作品以外にも、たとえば料理の本を医学書に分類して、おなじく読者と著者への妨害行為を行い、すくなくないトラブルを起こしているという情報があります。
 アマゾンはこれを「AIが分類している」と説明しているようですが、もしもそうであれば、低劣な、バグを抱えたAIと言うほかなく、それを使い続けるアマゾンの責任です。

▼この「夜想交叉路」について言うと、最初からふつうに『日本文学』に分類せず、『文芸作品』と称して、まるで文学風味の文学ならざるもののように扱い、修正要請がずっと出ているのですが、それを無視するだけではなく、今回新たに『ノンフィクション』という出鱈目な誤りを、わざのように重ねました。

 国会議員が書く本に対する偏見が、影響している恐れもあります。 ( ただし、これはあくまでも「恐れ」、「可能性」です )

▼わたしというひとりの作家は、ノンフィクション分野と、フィクション・物語文学の分野の双方について、明確な強い意志をもって作品を発表し続けている書き手です。
 ノンフィクションはその言葉の通り、フィクションがあってはなりません。あくまでも事実を発掘し、整理し、分析し、先を見通します。
 フィクションは、わたしの場合、ずばり小説であり、物語性を大切にして、この世にそれまで無かったものを創造しています。

 読者も常に賢明に、その意義ある違いを、よく理解して読んでくださっています。
 もう一度、申します。
 アマゾンの行為は、読者と著者、いずれに対しても敬意を甚だしく欠く、不遜な行為です。
 断固、抗議します。

▼「夜想交叉路」は、本を手にした手触り、ほどよい重さ、装丁の色合い、デザイン、栞 ( しおり ) の紐に至るまで、本という造形物にこだわって創られています。
 帯も、読者への分かり易いヒントであるように工夫を重ねて、つくっています。
 これらすべて、物語本文の書き手であるわたしが直接、手を掛け、装丁のプロフェッショナルや、版元の製造部門、編集者らと連携して、丁寧につくりこんでいます。

 したがって、書店で手に取ってくださることが、いちばんです。
 書店という存在が社会にあることも、どれほど大切でしょうか。

 しかし同時に、書店に行けないひとのために、ネット書店は非常に重要な存在です。
 だからこそアマゾンも、その本来の役割をきちんと果たすことを願います。なにより、読者に対する深い敬意を持つべきです。

 最後に蛇足ながら、アマゾン以外のネット書店のどこに「夜想交叉路」があるか。
 その一例を紹介しておきます。ここです。あくまで一例です。わたしはどこの書店とも、特定の利害関係はありませぬ。



 
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