On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-12-06 02:53:54
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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アマゾンはようやく最悪の誤りを、無かったことにしました

▼小説、物語文学である「夜想交叉路」をアマゾンは勝手に、「ノンフィクション」と誤って分類し、読者に誤解させました。
 しかし関係者が修正を要請しても、無視して、そのまま誤りを維持しました。

 アマゾンはそれ以前に、ふつうに日本文学に分類せず、「文芸風味の暴露本」か何かのように扱っているために、関係者がもともと修正要請を出していました。アマゾンはこれも無視しています。

▼昨夜遅くに、「ノンフィクション」という出鱈目な分類はようやく引っ込めました。
 おそらくは、読者の声が動かしたのでしょう。
 アマゾンにとって、関係者は取引先であり、読者は、アマゾンにとっても、かけがえのない存在です。
 読者のみなさんに、深い敬意と感謝を申し述べます。

 一方で、文学とはしないことに変わりはありません。
 また、なんの説明も、ましてや謝罪もありません。いわば、無かったことにしただけに見えます。
 それが体質なのでしょう。

▼この騒動を機に、本を手に取ることのできる書店の素晴らしさに、あらためて目が向くことが起きれば、不幸中の幸いです。





 
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