On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-12-13 08:25:41
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【日程の漏れを補いました】  国会が終わっても烈しい日々・・・当然の務めです



▼きょう12月13日火曜は、臨時国会が11日土曜に終わったあとの週です。
 与党でない議員の一部、ほんとうは大部分 ?? の議員は、もう国会周辺に居なくてもいいのかも知れません。 ( もともと国会で見ないひとも複数いらっしゃいますが・・・)
 しかし政権という重大極まりない責任を預かっていると、国会が終わっても、なにひとつ楽にはなりませぬ。

▼今朝も、朝7時台に自由民主党本部に入り、8時開会の「宇宙・海洋開発特別委員会」の海洋総合戦略小委員会に参加しています。
 海の自前資源について「第4期海洋基本計画」が示され、たった今、審議しています。
 先ほど発言して、厳しく指摘しました。
 以下は、発言の要点です。

『ひとつ。
 計画には綺麗ごとが書いてある。実際には、政府内にこそ、問題がある。レアアースが文科省系、メタンハイドレートが経産省系、文科省系の場では決してメタンハイドレートを口にするな、経産省系の場ではレアアースを口にするな、こうした省益、縦割りの弊に、民間の専門家時代から苦しめられてきた。
 今も、その弊害は残っている。「省益、縦割りを克服して統合的に研究開発する」ということを書き込め。

 ふたつ。
 政府系の研究機関はいまだに、旧式の考え、旧式の技術に囚われている。
 つい先日の「表層型メタンハイドレート」の報告会で、経産省傘下の産業技術総合研究所の研究者が「メタンプルームが噴き出してきたら、穴を塞ぐ」と発言した。
 この第4期基本計画にも、メタンプルームを膜構造の技術でとらえて資源にする計画が盛り込まれているのに、産総研がこれでは呆れ果てる。
 おそらくは、石油開発の経験に囚われて、海に石油が噴き出したら穴を塞ぐという発想なのだろう。メタンがそのまま環境に出れば、地球温暖化効果が二酸化炭素の25倍前後であるという知識と、古い発想がごちゃ混ぜになっている。
 ひとごとのように綺麗ごとを言っていないで、政府の内部からまず、旧弊を脱却せよ』

 会議はこのあと、自律型無人探知機 ( AUV ) 戦略について議論します。

▼これが終わると、衆議院の議員会館へ行き、防衛増税を阻むための有志議員の集まりに参加します。
 非常に重要な集まりです。

▼そのあと党本部に戻り、「国防部会・安全保障調査会の合同会議」です。「国家安全保障戦略・国家防衛戦略および防衛力整備計画」の3文書について議論します。

▼これが終わると昼になっていますが、昼ご飯はいつものよう諦めて、経済産業部会に参加し、経産部会の立場から防衛増税を阻むための議論をします。

▼終わるとそのまま、中央政治大学院の正副学院長会議に臨み、第4期「まなびと塾」企画案を最終的に議論します。

▼この中央政治大学院の会議と重なってしまうのですが、「政調全体会議」で来年度予算を審議します。
 途中からでも参加せねばなりません。

▼そして、15:30から、税制調査会で「防衛力強化に係る財源確保の具体的内容」を平場で議論です。
 これは、急遽決まった日程ですから、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の重要会合とバッティングしています。
 したがって、やむを得ず途中退席し、参議院の議員会館で、護る会の「軍艦島」勉強会に護る会代表として臨みます。

▼もうこれで、夜です。
 夜には、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) 執筆が待っています。



 
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