On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2022-12-22 19:51:05
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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アマゾンがようやく、みなさんの意見を全面的に受け容れました  そして紀伊國屋書店のネット書店にびっくり



▼新しい小説の「夜想交叉路」を、ノンフィクションという無茶苦茶な分類にしたアマゾンは、みなさんの意見がどっと集まったことを考慮したのでしょう、それをやめました。

 しかし、もともと日本文学とはせず、文芸作品、すなわち文芸風味の暴露本やタレント本のように扱っていました。
 これに対しては、出版界からも「おかしい」という指摘がアマゾンに寄せられましたが、それは無視されていました。
 アマゾンは「夜想交叉路」について、ノンフィクションでは無いとさすがに認めたものの、文学ではないかのように扱い続けたのです。

▼ところが、先ほど気づきました。
 日本文学に分類し直し、アジアの文学であるとも認めています。
 読者のみなさんの公平無私の声のおかげであることを、確信しています。

 わたしは、素晴らしい良質の読者のみなさんと共に歩いているんだと、今夜、あらためて感激しています。

▼そして、紀伊國屋書店のネット書店では「夜想交叉路」がわりあい順調に、確実に、読まれ続けているなぁと思っていました。
 最初に見た頃は、在庫が140冊から150冊ぐらいだったのが、80冊台に減っているからです。
 ただし、このネット書店の内情はまったく存じあげませんから、それが60冊から70冊ほど、読者の手に渡ったことを意味するのかは不確かです。

 すると、何日か前に、300冊を遙かに超える在庫となりました。
 読まれていない本について、このように一気に在庫を増やすことは、あくまで推測ですが、無いのではないでしょうか。
 そして今夜、実に530冊という在庫になっています。
 ご、ごひゃくさんじゅっ、さつ。
 大袈裟に聞こえるでしょうが、気の遠くなるような、膨大な在庫をわざわざ揃えてくれたのだと感じます。

 そのネット書店はここです。
 みなさん、こゝろから、ありがとうございます。

 国会が閉じても、今日もキビシイ日程でした。
 水面下で、財務省と防衛省に対し、防衛増税と戦い続け、そして自由民主党本部や国会内で、外務省とは北方領土の返還交渉とウクライナ戦争の関連について議論し、シベリア抑留について問い、さらに経産省・環境省とは風力発電、洋上風力発電の重大な罠、中国製の罠に嵌まらないよう、強く促しました。
 すべて、先の見えない戦いです。
 そこから帰宅し、上述のふたつのことに気づきました。
 気持ちが明るくなりました。

 わたしは国会議員であり、作家です。
 いくつかの分野の研究者でもあり、大学生のための教職も続けています。
 そのうえで、根っこは、原点は、日本のひとりの文学者です。小説を書きますし、ノンフィクション分野もあくまでもノンフィクション文学として書いています。
 だから、こんなにちいさな、ほんとにちいさな事態の改善ですが、うれしいです。元気になります。

 もう一度、申しあげます。拙著の読者で居てくださるみなさん、こゝろから感謝しています。



 
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