On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-03-05 20:52:59
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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外務省と官邸 ( の一部 ) が「やろうとしている」と報道されている、韓国との妥協に反対です  特に「痛切なお詫びと反省」を岸田総理が口にしたり、ホワイト国 ( グループA ) に戻すことに強く反対して、岸田総理に直接、申し入れました


( 先日、自由民主党の本部で開かれた「戦没者遺骨帰還に関する特命委員会」で発言しているところを、護る会メンバーの杉田水脈代議士が撮ってくださいました。わたしの隣の鬼木誠・護る会副代表も、そのあと発言なさいました。
 いまだに硫黄島や沖縄、そして海外の国々に取り残されている英霊の多くを故郷に取り戻せないまま、英霊とそのご遺族に申し訳が立たないようなことを、決して、してはなりません )


▼みなさん、長いあいだ、このブログに何も書けませんでした。
 自主・自費による17日間の海外出張から帰国した、その翌朝に通常国会が始まり、極端に詰まった日程となり、週末もすべて仕事が埋め尽くしています。
 そのために、どう工夫しても、ブログに書く時間がありませんでした。

 今夜も、その情況に変わりはありませんが、主権者への発信は、不肖わたしの責務のひとつだと考えています。
 そこで、まずは、今どうしてもお伝えせねばならないことに絞って、このエントリーを記しています。

▼きょう3月5日の日曜、19時13分から、岸田総理と話しました。
 電話です。
 岸田総理は、わたしと電話のやり取りがあることを、御みずから、公の場で明かされることがあります。一般的なイメージより、ずっとオープンな総理だと考えます。
 そこで、電話で話したことと、わたしの発言だけは、公開情報であるこのブログでみなさんに報告します。一方、総理のお答えは、述べません。
 総理が、電話の内容を明かされたことは、ないからです。

 世の中のルールは、法律や規則だけではなく、健全な常識に基づく、自主的なルールがあると考えています。
 相手が総理でなくても、どんなひとに対しても、わたしは信念として、そうした自主的なルールを守ります。

▼NHKや読売新聞など一部の報道によると、岸田内閣が韓国とのあいだで ( 1 ) いわゆる「戦時中の労働者の問題」について韓国政府が3月6日に発表する「解決策」を日本も支持する ( 2 ) 日本は、村山内閣や安倍内閣の談話などを継承し、岸田総理が「痛切なお詫びと反省」を表明する ( 3 ) 韓国がこの労働者の問題を「解決」すると、韓国をホワイト国に戻すことも検討するーとされています。

 報道が先走っていることも事実です。
 同時に、外務省や総理官邸のなかで、こうしたことが画策されている疑いもあります。
 自由民主党の部会には、こうした動きは一切、何も諮 ( はか ) られていません。

 外交部会などでは、わたしを含む何人かの議員から、事あるごとに「韓国とおかしな妥協をしないように」、「特に、ホワイト国から除外しているのは、まったく別問題であり、戻してはいけない」と政府に要求していて、外務省の答えはこれまでずっと担当幹部から、「その通りであり、変な妥協はしない」、「ホワイト国に戻すのは、考えていない」という回答でした。

 それにもかかわらず、一部のメディアに対して「水面下では、韓国とまもなく合意する運びになっている」と勝手にリークする政府幹部がいるから、上記のような報道になっているのです。
 そのようにリークすることは、岸田総理が了承したものでは無いことは、内部情報から把握しています。
 日本の政治において、内閣総理大臣は、時には意図的にリークを認めることも稀にあります。しかし今回は違います。政府内の親韓派の勝手なたくらみです。

 そこで、今夜の電話で以下の事柄を、総理に伝えました。

▽おかしな妥協そのものに反対しますが、なかでも、岸田総理が「痛切な反省と心からのお詫び」を口にされるようなことは決してあってはならないと考えます。

▽また、韓国をホワイト国から外したのは、労働者の問題とはまったく別問題です。韓国から北朝鮮に日本の物資が流れている疑いがあるにもかかわらず、ホワイト国に戻したりすれば、日本の姿勢が問われます。戻してはなりません。

▼総理のお答えは、前述したとおり、明らかにしません。
 ただ、報道が先行しているのであり、何も決まっていないという確証は得ました。

▼きょうは日曜であり、まずは、わたしひとりで行動しました。
 しかし週明けから、「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 )としても対応するように、最初に必要な電話協議をしました。
 護る会は、常に民主的なプロセスを踏みます。今回も、そうなります。





 
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