On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-03-23 09:45:51
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

部会、日本学術会議をめぐって憤る



▼こういう写真、つまり他の議員が部会で発言されるところを紹介するのは、珍しいです。
 部会は、公開と非公開のあいだに位置しますから。

 写真は、古川俊治参議院議員・兼・慶應義塾大学医学部教授の発言です。

 きょうも早朝8時から自由民主党本部で部会が開かれるので、7時台に党本部へ入り、7階まできょうは1分33秒で上がりました。走るのではなく速歩です。

 そして今日の部会は、日本学術会議の改革法案をめぐる議論です。
 わたしが最初に発言したのですが、「古川俊治議員のお顔に怒りが読み取れます」と、あえて最初に述べました。古川さんをはじめ、他の議員は吹き出しました。
 ただ、一応、意味があってそう申しました。

▼わたしは、「本来は、日本学術会議は廃止すべきだという考えです。自由民主党は、政府から外して、世界基準と同じように法人化をすべきだという考えも提示しています」と申しました。
 これは発言の最後の言葉で、それまでは「この改革案は、とにかく一歩を進めようとするもので、その一歩を進めるときにこれこれのことが必要です」と述べました。

 これこれとは何か。
 この改革案はまだ調整中で、部会で示された文書にも、取扱注意とありますから、わたしの発言も具体的には述べません。
 実際は、具体的に提案しました。
 一部だけ申しあげると、日本の防衛には協力しない日本学術会議が、中国には軍事技術を提供するという中国との合意文書を出していることを、克服するための提案をしました。

▼慶應義塾大学医学部附属病院の現役の外科医でもある古川さんは、わたしや護る会メンバーの松本尚代議士らの発言のあと、なにを仰ったか。
 部会のルールとして、他の議員の発言は紹介すべきではありませんから、これも、すみません、紹介しません。
 しかし、日本の科学水準がどんどん凋落しているときに、こんな改革案でいいのかという憤怒の表明だとわたしは理解しました。
 古川さんは写真のように穏やかに抑えて発言されましたが、正義の怒りが込められていました。



▼午前8時、メディアの冒頭取材があって始まるときは、議員は少なかったです。
 わたしの右は上述の松本さんです。戦うひとです。護る会のカウンターインテリジェンス分科会の事務局長です。期待の当選1回の新しい力、そしてとても有名な救命医です。沢山のひとの命を救ってこられました。古川さんと同じです。



▼議員は、そのあと、どんどん増えました。
 その議員の専門分野と関連する他の部会にまず出て、こちらに移動してきたひとも多いと思います。
 つまり、日本学術会議の深刻な問題について、議員の関心が強いということです。

 きょうも杉田水脈代議士が、わたしが発言している写真を撮ってくださいました。
 それはいつも紹介しているので、きょうはあえて、古川さんが憤怒を抑えつつ、きっちり発言する姿を紹介しました。

 日本学術会議の問題は、日本がいまだに引きずっている敗戦後の間違った歴史の問題なのです。
 そこをこそ、主権者と一緒に考え、行動したいと思います。




 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ