2023-04-01 03:30:03
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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毅然とした魂を秘めて淡々と行動することがもっとも強靱だと、常に考えています
▼いつも通り早朝7時台に自由民主党本部へ、睡眠は20分間というタノシイ状態の身体と頭を抱えて入り、9階まで階段を足を踏みしめる速歩でのぼり、1分20秒台で9階に到達して、部会が開かれている会議室の前の方に着席し、部会で政府に問うべきをすべて問うて、党本部の階段を駆けおり、徒歩で、参議院の議員会館へ向かいました。
そして写真にあるように、右手に議員会館の敷地の入り口が近づいたとき、交差点の左の国会図書館の桜が目に入りました。
遠目に、もはや散り始めとわかります。
あぁ、あの桜の樹下 ( じゅか ) に、数分でも居たいな。
しかし、そこへ行く時間はありません。
もう議員会館の青山繁晴事務所には、議論相手の行政官・官僚が待っています。すぐに写真の右手、議員会館の敷地に入らないと、約束の時間に間に合いません。
行政官も、みなさんの想像を超えて、国事に多忙です。約束通りに、議論を始めねばなりませぬ。
写真の警備のかたにお礼を言い、ここまで来る途中に立っている警察官には、すべて感謝の言葉「いつも、ありがとう」という声をかけます。
ベテラン議員のなかには、ぼくのその声に気づいて、微苦笑されながら「彼らは仕事だから」と仰ったひともいます。
その通り、みんな仕事です。正しいです。
そして仕事でも、長時間、立ち尽くしながら警備するのはたいへんなことだし、肝心なことは、わたしたち国会議員が国民のためにこそ仕事をしていると信じて、守っていてくださることです。
人それぞれの生き方、考え方です。問題ありません。
ぼくは、この生き方を変えない、それだけです。
▼桜は、大好きなのです。
小説にも、工夫を凝らして、桜の描写をしました。
たとえば最新刊の「夜想交叉路」 ( ここにあります ) で申せば、p50、p53&54、そしてp59。
いずれも簡潔な描写ですが、場面の本筋を桜にも託して、数十回の推敲を経て、原稿を書きました。
桜、その姿は、ぼくにとって、かけがえのないものです。
しかし、万やむを得ず国会議員となって7年、桜の開花から散り初め、そして葉桜、どれも大好きなのに、ただの一度もまともに見たことがありません。
走りゆく車の中からちらりと見たり、この写真のように急ぎ足で次の公務に向かいながら遠目で、見るだけです。
ほんとうは、桜のただなかに入って、しばらく立ち尽くすこと、それから愛する人と一緒に桜のかすかな香りを感じること、それらがいちばん好きです。
おそらく今後も、国会議員でいる限り、ぼくにはそれはもはや無いでしょう。
専門としている分野が多いことや、専門外であっても、国益や国民生活に影響するものであれば、必ず関与しているために、公務日程が詰まりに詰まるのです。
ぼくは、おのれの選挙活動をしません。自分の選挙活動は、公示になってからだけです。
ほかの議員は、ありのままに申して公示と関係なく、ふだんから選挙活動を熱心になさっています。選挙に落ちたら、支持団体にとっても、後援会にとっても、たいへんですから。
ぼくの本音は、落ちるなら落ちていいです。主権者の判断です。その判断が下れば、さっさと退場します。退場して、ほんらいの自由人に戻ります。
団体の支持はすべて例外なくお断りしていますし、後援会もつくりません。だから選挙に落ちても、そうした人たちに迷惑をかけることは、ありません。
ただただ、主権者の意思があるだけです。
▼日本は、公務に必要なタイムレコーダーを1個、1万8千円で買ったら、問題にされる社会になりました。
不満をぶちまけても、意味がありません。その現実を受け止めて、対処する、ただし正当な公務が最優先だから、なんとか公務への影響を最小限度にするように、公設秘書3人と、ぼくの4人で、知恵を絞って、対処します。
その結果が、ひとつ前のエントリーです。
法で求められているかどうかは関係なく、納品書まで探し出して、ありのままにアップしました。
公設の政策秘書による丁寧な説明もアップしました。主権者のためです。それ以外の理由はありません。
それについて、充分に納得できた、感謝するというコメントが大半ですが、なかには、より細かい説明を強く求める人もいらっしゃいます。
細かいこと、それも含めてほかに何もありませぬ。タイムレコーダーを秘書さんが、その権限に基づいて、購入しただけです。
文具や小さな備品の購入まで、議員のぼくが知り尽くし、あるいは報告をすべてについて受けて介入していたら、間違いなく公務が破綻します。
それに、秘書さんの公務の何もかもに介入するということは、秘書さんを信頼していないということになりますね。
ぼくは、深く信頼しています。
河野太郎さんの弟さんが何かの陰謀に関与している ? 疑惑があると言われても、まったく会ったこともないし、そもそも河野さんに弟さんが居るらしいと初めて知りました。
こうした質問は、おそらく陰謀の話にネット上で関心を持たれて、聞かれているのでしょう。
そのような陰謀が、もしも仮にあるとしても、どうして、ぼくに関係があるのでしょう。
それでも、調査能力の高い出口太 ( いでぐち・ふとし ) 公設政策秘書に、こうした質問にも対処するよう、さきほど午前3時05分頃から指示を開始しました。
すべてメールですから、出口秘書を起こすことはありません。
何件かありますので、すでに午前4時52分になりました。
こうして今夜も、睡眠は絶望的です。闇の深い、日本の夜です。
出口公設政策秘書は、前述のエントリーのために、膨大な公務の仕事の手をとめて、調べ尽くし、丁寧で正確な説明文を書き上げてくれました。
彼は、美しい国境離島の五島に生まれ育ち、東京大学理科Ⅱ類に入りました。キャリア官僚として人事院に入省し、次に読売新聞の政治部記者となり、そしてぼくが初当選のときに政策秘書をオープンに公募すると、それに応募してきました。
コネも何もありません。面接で初めて会いました。東大のぼくの教え子でもありません。
初対面で、実務能力の高さを信じて、採用しました。
そして公設の政策秘書となり、こうした問題が理不尽に起きたときにも冷静に対処できるよう、彼を育てている意思もぼくには確実に、強く、あります。
彼という日本の人材の未来のためです。
ぼくだけではなく、出口太公設政策秘書、三浦麻未公設第一秘書、入間川公設第二秘書、たった3人の仲間たちも、できれば国益に資する公務だけに専念させてやりたいですね。
しかし、もはや日本のネット社会に、陰謀論や、あるいは嫉妬、思い込みが跳梁跋扈する現実は、嘆いても、変わらないでしょう。
内心の奥で、もしも、どれだけ憤激しているとしても、黙して、淡々と対処していくだけです。
出口秘書は、ランナーです。走ったあと、健康に寝て、まもなく起きてぼくの新しい指示メールを読んでくれるでしょう。
今は、午前5時26分になりました。
仕事に戻ります。
全国の英霊と、沖縄の少女、少年たちが、たったひとつの命を捧げて、護ってくださったこの祖国のために。