On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-04-25 09:12:39
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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自由民主党には驕りがある  世界の民主国家の中でも例外的に巨大にして長く生きている政党だからこそ、腐った部分も思い込んでいる部分も誤ったままの部分もある  それを自覚せずして何の政権党か



 いま、深更から未明の時間をフルに使っても、原稿を1行も書く時間すら無くて正直、苦悩しています。
 この個人ブログの更新も、思う通りにはまったく行かないのです。

▼きょう4月25日火曜も、朝7時台に自由民主党本部に入り、8時からの外交部会・国防部会などの合同会議に参加しました。
 合同会議のテーマは、第一に、砲声とびかうスーダンからの同胞の救出です。
 それ以外にも、軽井沢でのG7外相会議や、自由民主党による「外交力強化」のための提言を審議するのですが、メインは、スーダンです。
 わたしは南スーダンに招かれたこともあり、ふだんに増して身近に、無残な現実と危機を感じています。

▼写真は、「神戸の関です」が合い言葉の関芳弘衆議院議員 ( 兵庫3区 ) が撮ってくださいました。
 ぼくが発言しているということは、カメラマンや記者のいる冒頭部分はもう終わったということです。
 部会は、部会長らが挨拶をなさる冒頭部分だけ、取材陣を入れます。挨拶が終わって議論が始まるところで、取材陣はすべて出てもらってクローズドになります。
 ただ、そのあと部会長が記者ブリーフをして、部会長の目から見た中身を公開します。
 だから、いつも言っているとおり、部会は、公開と非公開のはざまにあります。

 わたしは、動画の「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」にて、みずからの発言に絞り、主権者に伝えるべきを伝えています。
 国会議員としては、初めての試みだそうです。その動画はここにあります。

▼写真は、前述のように冒頭取材はもう終わっているので、記者もカメラマンもいません。
 しかし今朝の部会は、記者とカメラマンの数が驚くべき多さでした。
 なぜでしょうか。
 そのわけは、メディアの内幕を知る記者出身者として、部会の発言の中でも話しました。

 スーダンからの同胞救出が、人命に関わることだから。
 それはもちろん、そうです。
 しかしメディアの本当の関心、狙いは「自衛隊が役割を拡大するのか」にあります。
 もしも自由民主党の部会で、スーダンにおいて自衛隊が空路で邦人を運ぶだけではなく、陸路でも邦人で運ぶことを議論したり政府に求めたりすれば、大ニュースです。

 それが大ニュースになるのは、国際基準で、ふつうなのか。
 いえ、ふつうではありません。
 日本だけの異様な光景です。

 なぜ異様なのか。それは上記の動画で話します。今週は27日木曜の収録です。





▼2枚目の写真は、関さん、そして3枚目は、杉田水脈衆議院議員 ( 比例中国ブロック ) が撮ってくださいました。
 いずれも護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) のメンバー議員です。
 部会で、まさか自撮りはできません。
 こうした議員もいてくださるので、部会で発言している様子を主権者に伝えることができます。

▼日本のまつりごと ( 政 ) がこうして休みなく続くなかで、統一地方選と、国政の5補選が終わりました。

 解散総選挙の足音が近づくという背景が実は背後にあった地方選、国政補選でしたから、いつもに増して張りつめた緊張のある選挙でした。

 そのなかで自由民主党は、相変わらず世襲を当たり前のように行い、また、候補者の選定を派閥の論理で行ったことが、目覚める主権者によって厳しく指弾されていることに気づいていません。
 国政の補選が4勝1敗だったとか、そんな数字で自分を納得させてはいけません。

 民主国家において、ありとあらゆる選挙は、候補者の選定の段階から、あくまでも主権者のための選定でなければなりません。

▼自由民主党の何を変えて、中国、ロシア、北朝鮮が野合する独裁主義に対抗できる政権党にするか。
 それが、あらためてよく分かった地方選、国政補選でした。
 わたしの歩む道は変わりのない、一本道です。
 個人にとっての一本道ではありません。祖国にとっての王道です。

 そして本物の一本道は、ただ真っ直ぐなのではありませぬ。
 くねって、潜って、登って降り、それでいて向かう場所は何があっても変わらない。
 それが、わたしたちの道です。

▼次は、衆議院の総選挙、そのあと自由民主党の総裁選です。
 総裁選は来年の9月です。
 今国会の会期末の6月21日に解散があっても無くても、総裁選までには必ず、岸田総理は衆議院を解散し、総選挙に踏み切ります。





 
 
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