On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-05-20 08:33:01
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【希望のある追記をしました】  LGBT法案をめぐって、わたしは5月14日の日曜午後に、萩生田政調会長に直接、電話で異論を申しあげています


( 選挙に出るのはお断りし続け、自由に海外を歩いていた頃、パリ郊外の印象派画家の邸宅跡を訪ねました。
 日本からも着想を得て作庭されたそうです。ちいさな、わずかな花びらと緑の濃い水面に、きょうの土曜朝、同胞のみなさん、すこし眼をゆったりと遊ばせてくださいませんか )


▼きのう5月19日金曜の夜から今朝にかけて、いくらかは昂奮されている気配もある、大量の書き込みがありました。
 共通しているのは ( 1 ) 萩生田政調会長が櫻井よしこさんのネット番組に出演され、「誰ひとりとして政調会長室に、部会での手続きについて異論を言ってこなかった」という趣旨を発言された ( 2 ) しかし青山は、萩生田政調会長に連絡をとったと「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画で明らかにしている。どうなっているのかーという大意です。

▼では、やむを得ません、わたしの携帯の履歴を見ながら正確に記しておきましょう。
 5月14日日曜の午後4時50分に、かねてから連絡先としている萩生田政調会長の個人の携帯電話にかけ、部会の手続き、法案の内容ともに問題があるので、政審で対応してほしいという旨の、簡潔な留守番メッセージを入れました。

 このあと1時間48分後の、同日午後6時38分に、萩生田さんからわたしの携帯電話へコールバックがありました。
「留守電に入れましたとおり・・・」とわたしが話し始めると、「 ( メッセージを ) 聞きました。私は出張から帰ったばかりなので、これからS議員に話を聴くなどします」と仰いました。
 わたしは、問題の根深い背景のひとつとなっている思われる資料の存在をご存じかとお尋ねしました。
 ご存じないということでしたので、月曜の朝一番に、資料を議員会館の青山繁晴事務所の封筒に入れ、きちんと封をして、公設秘書が政調会長室へお届けしますと述べました。
 萩生田政調会長からは「拝見します」というお答えがありました。

▼何か意見、あるいは異見を述べるときに『政調会長室へ足を運ばねばならない』などというルールや慣習は、もちろん存在しません。
 電話でも、それが伝言ゲームといった類では無く、一対一の直接電話であれば、政調会長の多忙なスケジュールを煩わせたり政調会長室の事務方にも負担を掛ける・・・そうしたことがありませんから、むしろ望ましいと考えます。

 わたしはふだん、要人との直接会話について、基本、明らかにしません。水面下の交渉であることが殆どであるからです。
 しかし、今回のように異論を党の要職に伝えたことを、主権者に示す高度な必要があるときは「連絡」をしたと表現し、それが面会なのか、電話なのか、あるいは他の手段なのかは示しません。
 わたしの立場を考えているのでは無く、要人の側の立場を考えてのことです。

 ゆうべから今朝にかけて、誠実に事態を憂えておられる主権者ほど、激昂されたりしている様子です。
 そこで万やむを得ず、上述のように、正確な推移を、しかし最低限度にとどめて、お伝えしておきます。

 ことは、日本の特に子供たちや、女性の社会生活について現在と未来のありかたを左右する恐れのあることです。
 そうしたときほど、共に、一緒に、冷静に考え、行動しませんか。
 わたしたちは、昭和の帝国海軍が軍縮交渉において激昂する世論に引き摺られ、国を誤っていった大切な歴史の教訓を持っています。

 ただしもちろん、感嘆する冷静さで書き込んでこられた方々も、しっかりといらっしゃいます。
 心強いですね。

▼どなたであれ、わたしと直接に議論したのでは無く、他の場で発言されたことについて一つ一つ論評したりも、これまでと同じくわたしは致しませぬ。
 萩生田政調会長は、わたしとの電話をいつもと同じく水面下の相互交渉の一環としてお考えになっていて、そのように、つまり「誰も ( 異論を言って ) 来ていない」という趣旨をネット番組で発言されたのかなと、勝手に拝察します。

▼「手続きに瑕疵は無い」という趣旨も発言されたそうですが、わたしは意見がまったく違います。
 相手が総理でも幹事長でも政調会長でも、わたしのように当選2回の議員でも、おなじく主権者から国会議事堂に送り込まれている立場として、自由自在に意見を戦わせるのは、わたしたちの民主主義の根幹であり、自由民主党の拠って立つところです。
 したがって、わたしはわたしの意見を、祖国と主権者のために最後まで貫き通すだけです。

【追記】
 国事は、あまりに当然ながら、LGBT法案だけではありませぬ。
 こうした時だからこそ、資源が無いはずの日本の自前資源、それもこれまでたくさん紹介してきたメタンハイドレートだけではない海洋資源の実物を、ゆうべアップした「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」のこの放送で主権者にお見せしています。
 JAMSTEC ( 海洋研究開発機構 ) の研究者のみなさんの最善の協力に、あらためて深い感謝と敬意を申しあげます。
 



 
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