On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-08-09 23:20:39
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲しました】  無駄に終わるかもしれない、成果はおのれが死んだあとであり自らは見られないかもしれない、それを知りつつ動くのが役割だと考えています



▼きょう8月9日水曜も、未明に書いていた原稿を朝に打ち切って、熱い熱い風呂に入り、体と心を立て直して、羽田空港へ向かいました。
 出口 ( いでぐち ) 太・公設政策秘書と空港で落ち合って、ある県へ向かいました。
 どこの県か、書くことはできません。
 なぜか。
 交渉事だからです。

 交渉中に、その相手先や中身を漏らすひとも居ます。頑張って交渉していることを、誰かに知ってもらいたい、できれば少しは評価してもらいたいという気持ちが、そうさせるのでしょうか。
 もしそうなら、よおく分かります。しみじみ、理解できます。それが人間ですから。
 
 ただ、それをやれば、交渉は終わりです。相手は二度と、信頼してくれませぬ。表面上はにこにこしたり、厳しいことも、さして言わないでしょう。しかし相手の本心としては、もはや交渉も議論もほんとうには出来ないということに、なります。

▼だから、今日どこの県に行ったかを、ぼくは明らかにしません。いかなるヒントも、申し訳ないですが、お伝えしません。
 その県の知事にお会いする、およそ20分のためだけに、往路も復路も長時間をかけました。
 県庁の知事室にて、その県と地域の経済が自律し、日本のほんとうの独立にも繋がるように、具体的にお話をしました。

▼この頃、深い疲労を感じることが毎日です。
 たとえば交渉の最中であったり、何かの責任を果たしている最中は、まったく何の疲れも感じません。今日もそうでした。同行してくれる秘書さんから見ても、誰が見ても、いつものぼくでしょう。
 ところが、終わると、どっと疲労が噴き出してきて、帰りの飛行機や新幹線のなかで、内心はぐったりしています。
 あくまで、内心は、です。外には出しませぬ。

 なぜ、何かをいったん終えるたびに、かつてない疲労感が出るのか。
 その理由、おのれでは、よく分かっています。
 肉体ではなく、こゝろの疲れなのです。
 ではなぜ、こゝろが疲れるのか。それは申しませぬ。日本男児の意地でアリマス。

▼この頃、どこかへ行く度に、思いがけない人から声を掛けられます。
 今日で言うと、なんと警察官。固く握手を交わしました。
 それから、中学生ぐらいの少年。サッカー選手になりたいと聞いたので、僭越ながら手持ちの名刺に、日本を代表するサッカー選手になれると記して、渡しました。社交辞令などではなく、本心です。

 こゝろあたたかく励まされるし、責任をこれからも果たしていこうと思うことができます、何も報われずとも。

▼いま台風6号で九州の多くの同胞が苦しんでいます。
 また台風7号で、沢山の地域のひとが備えを強いられています。

 こうしたことにも対応していきます。

 大自然は人間を遙かに超えて、恐ろしいほど、おおきいです。
 かつて無い疲労が内心では噴き出している、帰りの機窓から見た空は、こんなにも、深々と碧かったです。

 台風の影響のある空でもあります。少年時代には夏のシンボルだった入道雲も、今は、それが発達して積乱雲になり集合すれば忌まわしい線上降水帯を引き起こします。
 複雑な思いで、大きな空を見ていました。

※19歳の日本男児が一生懸命に、ぼくと連帯して創っているショート動画を視てください。
 今夜も昨夜も、新しい数十秒をアップしています。ここです。
 彼のためにも、どうぞ、視てやってください。チラ見で、充分に完結しますから。





 
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