2023-09-11 04:23:59
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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ゆうべ帰国 → すぐ出張整理 → きょう主権者のみなさんにホヤホヤを報告します
▼昨夜の9月10日・日曜の午後7時半ごろに、遙かなるアフリカから東京の自宅に戻りました。
すぐ荷物4個とパソコンの整理に入ったのですが、いま11日月曜の午前4時半が近づいても、全然、終わりません。
そりゃ、そうだよねー。早朝からほんとうにタイトな公務日程、盛り沢山の調査でしたから。
標高が高いために余計に激烈な直射日光 ( ザンビア ) 、マラリア感染の怖れがある蚊の大群の襲来 ( ザンビア深南部 ) 、計画停電という嘘のもと突然にやって来る停電 ( 南ア ) 、アフリカ大陸の最南端 ( 南アのケープタウン )
まで行くだけに信じられないぐらい長い窮屈なフライトと、なかなかに大した出張でもありました。
▼写真は、南アフリカ共和国の鉄道の脱線転覆を防ぐために日本が政府開発援助 ( ODA ) を使って支援している現場で、線路を調べています。
事前に在アフリカの大使館から「直射日光が烈しいので帽子を被ってください」という注意書きが届いていました。
そこで、ずっと前にアメリカで買って被らないままだった帽子を引っ張り出してきて、被っています。
帽子の先に、ちょっと写真では分かりにくいモノを付けているのですが、それは今日、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録で現物をお見せします。
顔がこれだけ暗くなっているから、効果はあったんですね。
被っていると、全然、楽になった気はしませんでしたが。
そもそも時計もできればしたくない、裸でいたい、原始人体質なので、帽子は苦手なのです。しかし我慢して被っていたら、なぜか同行の日本国外交官にも、ホテルのスタッフにも、アフリカの政府当局者たちにも好評でした。
帽子くんに感謝です。
▼その帽子を取って、現地の旅客鉄道公社の人たちに敬意を表すると、「帽子を被ってみたい」と仰ったので、その姿で一緒に記念撮影です。
ぼくの下手なジョークで、みんな楽しそうに大笑いです。とても打ち解けて、分かりあえます。
海外出張で議論し交渉するときに、一番大切なことのひとつは、国際共通語、つまり英語で、その場にいるその国の人が誰でも分かるジョークを言うことだと、長年の経験から考えています。
ぼくの場合は、あらかじめジョークを考えるということはありません。その場で雰囲気を掴んで、また、いちばんいいタイミングも掴んで、下手でも冗談を言います。
ユーモアは、いわば人間の条件のひとつです。
これが分かっていない日本の国会議員、官僚が多すぎると、実は思います。
日本の失敗の原因のひとつになっていると、民間の専門家時代から考えていました。
▼きょう月曜は、国会はまだ閉会中です。サブサハラ出張の疲れはあります。
そんなことは関係なく国会に出て、自前資源の実用化をめぐって、また自動車産業の今後をめぐって、行政官 ( 官僚 ) と議論します。
その隙間を縫って、上記のとおり「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( これです ) の収録をいたし、サブサハラ出張の最初の報告を主権者のみなさんにおこないます。
帰ったばかりの、ほんとのホヤホヤですね。
▼行きに丸1日以上かかり、帰りも、偏西風に助けられてなお、ほぼ1日かかり、その機中はひとつには新書の原稿です。
出版社が、ぼくの知らないうちに予約受付を始めているので、機内ぐらい休みたいとは言っていられません。
アフリカ出張は多くなく、ODAの公式調査は初めてなので、英文資料の読み込みも膨大なものがありました。
日本の航空会社のCAさんは、そういうぼくの様子にもう慣れてしまっていますが、日系の飛行機はアフリカには飛んでいません ( コードシェア便などはあります ) 。外国の航空会社のCAさんがほんとうに目を丸くして、本気で心配してくれました。
体調が実は十全では無かったので、楽しみにしていた高度1万メートルの美味しいお酒も、まったく呑めませんでした。
議員ふたりの調査団で団長をみごとに務められた舞立参議院議員も、参院の事務方おふたりも、そして現地で会った日本国の外交官、アフリカの人々も、CAさんも、誰にもその体調不良を気づかせることはなかったと思います。
集中力で、長丁場を乗り切りました。
さて、それでも新書を完成するにはまだ沢山の原稿、ゲラ直しが待っています。
当然ながら、10月の刊行予定日に、必ず間に合わせます。
もしもご関心があれば、たとえばここ、あるいはここをどうぞ。
表紙のデザインと書名 ( タイトル ) は、もう決めました。
予約での仮のお知らせとは異なっています。