On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-10-27 10:52:56
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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志をめぐる情況は、静かに深く確実に、どんどん悪化しています  それは覚悟の上です


 
▼先日、党本部にて「自由民主党・静岡県政経塾の東京研修」が開かれ、「魂からの国造りふたたび」と題して講演し、熱のある質問にお答えしました。
 静岡7区選出の優れた代議士、城内実さんが地元の要望を聴き、党本部に要請されてこの講演となったそうです。光栄です。

 


▼できるだけ、参加者おひとりおひとりの眼を見て、お話ししました。

 ぼくらの祖国は、にんげんの救済に繋がるかけがえのない根っこを持つこと、しかし現在のまつりごと ( 政 ) は五観 ( 不肖ぼくの造語です ) 、すなわち国家観、歴史観、人間観、政局観、経済の相場観のいずれをも欠くこと。
 そのふたつを軸にして、語りました。
 複雑怪奇にみえる時代がほんとうは大きな視点でぐいっと把握できること、そして志ある新しいまつりごとを一緒に切り拓けることを、わずかな時間のなかで、参加者の全員にお伝えしようと努めました。

 参加者は年代がさまざま、そして男性も女性も偏りなく参加されていました。
 みなさん、社交辞令ではなく、充分な熱意が伝わってきました。

▼最後に集合写真を撮るとき、隣に座られた女性が「戦 TELLーALL BOOK」 ( ワニブックスPLUS新書 ) をお持ちで、こゝろを込めてサインをいたしました。

▼「戦 TELLーALL BOOK」を発刊してまだわずか16日目です。
 しかし、まつりごと ( 政 ) の現場では、警戒感がぐいーんと一気に高まっているのをありあり感じます。

 先輩議員のなかには、みずから購入されて、しっかり読まれて共感され、わざわざサインを求めてこられた方もいらっしゃいます。
 ただ、これは少数派だろうと思います。

「戦 TELLーALL BOOK」の全体の記述、内容には目もくれず、最後の方の覚悟の1行だけを問題視する動きもすでに確認しています。
 プロフェッショナルな書き手としても、志を持つ祖国の一員としても、そうした挙動には、ややこころ冷えるものがあります。
 しかし、どうということもありませぬ。
 いいことがほとんど起きず、この7年3か月の議員生活の日々にさらにストレスの掛かることばかりになるのは、自明のことですね。
 深く淡く生きる、それは変わりませぬ。

「戦 TELLーALL BOOK」を主権者の立場から、あるいは行政官の立場から、さらには国会議員、地方議員の立場から読んでみようかなというレアな人がもしもいらしたら、できれば最初から最後まで、読んでくださり、なぜ最後の1行に至るかということを、一緒に考えていただければと祈ります。

「戦 TELLーALL BOOK」は、ここここにあります。お近くの書店にも、書店員の考え方によっては、あるかも知れません。

 ただし書店員も多数派の方々は「政治家の本なんて売れない」という考えが基本だと感じています。決して議員にはならないと考えていた作家から、万やむを得ず人生を壊して議員となった作家へ、立場が変わりましたから、書店の変化もよおく分かります。
 書店に置かないし、来店された読者から聞かれても「入荷するつもりは無い」と断言される方も居ると、このブログに来るコメントにはあります。
 しかし、書店員のみなさんへの、ぼくの深い敬意は変わることがありませぬ。
 書店員のみなさんの地道な努力があって、ぼくら書き手は読者と出逢えるのです。
 また、すべて人間は考えが自由です。ぼくが自由であるがごとく。

▼動画による発信も、倦まず弛まず続けていきます。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の第614回放送は、これです。サムネイルは「まさかのキシダ批判」です。
 なぜ「岸田総理批判」とせず、このような表現をしているか、せざるを得ないかは、動画を視てみてください。

( 蛇足ながら、このような場合、敬称が無くても敬意を喪ったことにはなりません。
 たとえば、青山批判、とあってもぼくへの敬意を喪った失礼な表現にはなりません。一体となった表現だからです。
 きのう東大生へのゼミでしたが、日本語へのほんらいの理解が加速度的に弱くなっているのを感じます。本を読まないからだよと、学生たちには申しました。実際には読まないということは無いにしても、量が少ないのです。日本語力は合理的に体系づけて読書しても付きません。濫読が肝心なのです。ほんとうはそれは幼児から始めないと、充分には間に合いません )

 議員会館の青山繁晴事務所の学生インターン、19歳の日本男児の真摯な問いかけに対して、答えを一瞬で数十秒にまとめる試みが、ショート動画です。
 彼のためにも、どうぞ見てやってください。この男をみんなの役に立てる男に育てあげていきます。
 ここに並べています。

 あ、いま10月27日金曜の午前11時48分。
 独立講演会@東京ビッグサイトの募集は、あと1時間12分で締め切りですね。
 ぎりぎり、関心が出てきたと言う人は、ここをどうぞ。
 横のボタンで直に、申し込めます。






 
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