On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2023-12-04 01:42:38
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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天下分け目の新年へ  みなさんにお願い


▼大袈裟にならないように申したいのですが、こんな表紙ゲラがアップされるのも、すこし珍しいでしょうね。 ( 許可を得ています )
「わたしは灰猫」の文庫版、その表紙の当初案が、さまざまな角度からの議論を経て最終案となる、その途中のゲラです。
 もう「そして、灰猫とわたし」という、まさかのサブタイトルがちゃんと入っていますね。

 最終案との違いは、ふたつです。
 ひとつ。値段がまだ、高い。
 990円とありますが、最終的には、968円 ( 本体価格:¥880+税10% ) で決定しました。
「わずか22円じゃないか」という声が出ると思います。自然な声ですね。ただ、ぼくとしては、この頃わりとたくさん本が出て、みなさんの懐に打撃になっているのが辛いので、22円でも、版元の扶桑社の努力にとても感謝しています。

 もうひとつは、最終案では、作者のプロフィールがもうすこしだけ詳しくなっていることです。
 それは、すみません、12月22日に文庫本が発刊されたら、見てみてください。

▼本は有償の発信です。
 無償の発信も、ずっと続けています。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送は、中国の習近平国家主席の動き・指示が、意外にも中途半端になっているという深刻な問題です。
 ここにあります。 ( これでやっと、最新放送の紹介が追いつきました )

▼さて、エントリーのタイトルにある『お願い』というのは、有償の発信である本について、最近、相次いで出版した、あるいは出版する計4冊の本に、できれば目を通してくださいませんか、というお願いです。
 どうしてお願いするのかと申せば・・・
 その4冊には、わたしが来年9月の総裁選になぜ覚悟を表明したか、それが凝縮されているからです。
 主権者のみなさんが判断される、大切な材料になると、おのれを突き放して客観的に考えています。

 わたしは、日本と世界の惨状に新たに向かい合うには、五観が必須だとかねてから思考しています。
 国家観と歴史観、そして人間観、さらに政局観と経済の相場観です。

▼4冊のうち、「夜想交叉路」には、人間観を凝縮しています。
 実は、この人間観がいちばん肝なのです。
 とことん深く、そのために寛容で、しかし明瞭で、迷いのない人間観を獲得しているかどうか、獲得した者がまつりごと ( 政 ) を行うかどうかが、日本国の命運を左右し、それはアジアと世界を左右します。


▼次に「戦 TELLーALL BOOK」には、五観の統合力を込めています。
 まつりごとは、統合力が命です。


 余談ながら、「戦 TELLーALL BOOK」は、本につきものの「帯」をあえて省いていることに、お気づきだと思います。

▼その次に「女よ ! 大志を抱け」は、青山千春・東京海洋大学特任准教授の著作です。わたしの著作ではありませぬ。
 同時に、不肖わたしと連携しつつ生まれた書であり、わたしが長文の解説も記しています。

 これは科学書であると同時に、実は、経済書でもあります。エネルギーが一国の経済を左右するからです。
 そして、まつりごとに当たる者が、どのような家族関係・人間関係を維持しているかも、大切な要素です。
 これらの意味から、この書は、五観を傍証している書とも言えます。
 確実な傍証があるかどうかは、決定的に大切です。

 

▼最後に、これから発刊となる「わたしは灰猫 そして、灰猫とわたし」の文庫本は、もっとも廉価な一冊ですが、人間観の奥底、深淵を見つめている書です。
 先ほど記しましたように、ほんとうは人間観こそが、いちばん重大な要素です。



▼これら4冊に目を通していただくには、主権者のおひとりおひとりに、経済的な負担と、人生の貴重な時間を費やすこと、そのふたつを求めてしまうことになります。
 それが苦しくて、このエントリーをアップするかどうか、長い時間、考えました。
 しかし、まもなく運命の新年を迎えるにあたり、一度はお伝えせねばならないことだと、この暮夜に心を決めるに至りました。

▼最後に、「戦 TELLーALL BOOK」の最後の言葉が「模索する」となっていることについて、なぜその表現なのかという問いを、時折、いただきます。
 これは「する」ではなく、「模索する」でなくてはなりません。
 なぜなら、総裁選は意思を表明すれば済むのでは無く、条件を、すなわち20人を最終的に確保するという絶対条件を整えねばならないからです。
 かりそめに確保しても、駄目です。
 同時に、途中経過がどうであれ、関係ありませぬ。
 最終的に確保するかどうかです。
 そこに至るまでに「模索」が必ず、続きます。
 記述はいつだって、客観的でなければならないと考えます。








 
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