On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-01-14 16:22:23
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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出張先で、ある非常な難事に直面しつつ、海外出張を当初の責任通りに遂行し続けています



▼再びアルプスを越えて、空路、チューリヒからパリへ向かいました。
 現地時間1月13日土曜の朝のことです。
 眠い眼をこすっての移動です。



▼パリに着いたら、即、空港から駅に直行しました。
 そしてフランスの国鉄で、北部の都市ルーアンへ。



▼ありのままに申して、極めてハードな自主出張です。今回も、前回も、その前も、そのずっと前もそうです。
 しかし祖国の安全保障と、エネルギーのために、どうしても必要な海外の現場調査と、諸国の当事者との直接議論だと考えています。
 ぼくがやらなければ、ほかに誰もやりません。それが、メディアも、多くのネットも知らない、現実です。
 民間の専門家時代から長く、苦しく、続けています。

 ぼくにとってパリは、この鉄路の壁にある文字の PARIS だけでした。隣に書かれているのは、出発した駅の名前です。
 落書きではありません。フランス国鉄による表示です。



▼窓の外には、夕闇の迫るフランスの印象的な光景が流れています。
 しかし、ぼくはモバイルパソコンで会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) の執筆です。

 パソコン画面は真正面でないと、真っ黒に見えます。
 こういう良くあるちいさな工夫から、大きく深い独自の創意工夫と措置まで、TCRは秘密保全の環境を丁寧につくって執筆し、会員へ配信されます。
 今年、配信の開始から実に24年目に入りました。関心のかたは、ここです。



▼難事には、強い心、常に平静を保つ神経で、対処していくしかありません。
 一方、ちりちりと、主権者のみなさんのごく一部から理不尽な非難がやって来るのは、主権者の声は決して無視しないだけに、いくらかは、しんどいですね。
 思い込みで人格否定なさるのは、ふだんの生活のありかたからしても、いかがでしょうか。

 ぼくには、上述のように厳しい条件を設定している発信が2つ、あります。
 文章による精緻な機密情報を限定的に伝える、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)と、みなさんの眼を見て機密情報を共有し、質問にも答えていく独立講演会 ( 2月は京都で開催 / ここ ) ですね。

 それと並行して、無条件、無償で発信する主権者のみなさんへの情報もとても大切にして、無理を押してでも、発信し続けています。
 それも2つあります。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」と、このブログです。
 前者の動画の最新分は、憲法の改正はほんとうはどうやれば進むかを、国会審議のなかで提起している動画です。
 ここです。
 みなさんの視る負担が20秒台から40秒台まで、決して1分は超えないショート動画は、ここです。

 思い込みによる人格否定がやって来たりするのは、なぜか、この公開情報の2つがほとんどです。
 動画で何かを誤認なさって、昂奮のまま、このブログに書き込む。ぼくはその書き込みを全て読む。そういうことです。

▼ちなみに、ぼくはプロフェッショナルな作家でもあります。
 本は、有償の公開情報です。
 上述の4つのいずれとも性格のまったく異なる発信です。
 これも、読者から、人格否定が来たりはしません。読まないでそれをやっている人はいるし、組織的な動きもあります。そんなのは無視するだけです。

 しかし、たとえばブログでの人格否定は、ほんとうは悪意のないもの、何か理由があっての思い込み、ただしその理由はほんとうはぼくとはまったく関係のないものが多いですね。

 いずれにしても、この海外出張も含めて、俺はいったい何のためにここまで勝手に苦労しているのかなと、とくに海外の旅路では思うことがあります。
 しかしそれは、生きとし生けるひとびとがほぼみんな、秘かに思うことではないでしょうか。ぼくの特別な心境だったりはしないと思います。
 ふと、全部を辞めようかな、俺は別に困らないものと思うのも、誰にもあることでしょう。

 けれども、わたしは、決して辞めませぬ。
 それどころか逆に前に歩いて、大きなクレバスもひょいと、乗り越えていきます。





 
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