2024-04-28 01:02:21
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【推敲し、書き加えました】 尖閣諸島の海洋調査に参加しました これは苛酷な日程の皮切りです 尖閣その1
▼写真は、尖閣諸島の魚釣島の目の前です。
左手の3隻の真ん中は、中国海警局の武装船です。( 船べりのストライプに赤が入っている船 )
わたしたちの調査船を妨害しようとして、日本の領海内に侵入しています。
左右の2隻は、中国の妨害活動を阻むために奮闘してくれている海上保安庁の巡視船です。
また中国船を領海から追い出そうとしています。
▼おととい4月26日の金曜、参議院の本会議を終え、議員会館の青山繁晴事務所にすこし寄っただけで、そのまま羽田空港に向かいました。
自宅で着替える暇もなく、スーツ姿です。
羽田から那覇空港に着き、那覇空港で乗り換えて石垣空港に着き、石垣空港から真っ暗な雨の中を石垣港で出港準備をしている調査船に向かいました。
実は、20年ぶりか、それ以上ぶりぐらいの風邪を引き、それがこの長駆の移動中に悪化して、相当に苦しかったです。
乗船のタラップを登るとき、強い雨の中、メディアから「青山さん、なぜ尖閣に行くのか、話してください」と聞かれ、「祖国の領土と領海のために、当たり前の海洋調査をしてきます」と答えました。
ただ、胸の裡 ( うち ) では『おそらくテレビで放送されないし、新聞には載らないだろう』と考えていました。
尖閣諸島に現職の国会議員が行ったことは、多少は報じられるでしょう。
しかし、わたしはむしろ居なかったことにされるだろうという意味です。
このところ何があってもそうだからです。現場では記者の取材がたくさんあって、しかし報道はされない。わたしの発言はカメラや記者メモに大量に残されても、何も発言しなかったことにされる。
今回も、おそらくそうでしょう。
共同通信に18年9か月いましたから、メディアの手の内は良く分かります。
記者が現場で取材したことを無かったことにするのは、デスクや部長職にとっては何でも無いことです。
今回の国会議員を含む尖閣行きは、おそらくは、まるで悪いことをしたかのようなニュアンスで報じられるのが、オールドメディアの主流になるでしょう。
その「まるで悪いことをしたかのよう」というニュアンスを強めるときには、わたしの名前も出すかも知れませんね。わはは。
▼いまは、4月28日日曜の未明1時過ぎ。
石垣島のホテルにいます。
石垣港から乗船し尖閣諸島に向かったのは4月26日金曜の夜10時ごろ、翌27日土曜の早朝から魚釣島の周辺の海域で海洋調査、そして同日27日の夕刻に石垣港に帰港しました。
さらにこの28日の日曜、早朝に石垣空港から発ち、ふたたび那覇空港を経て、羽田空港に戻り、横浜でおこなわれるニッポン放送のイベントに、熱心な飯田浩司アナの友情と聴衆の主権者のみなさんのために参加して、ふたたび羽田空港へ戻り、そこから太平洋を越えて、アメリカ合州国ハワイ州の真珠湾の米軍インド太平洋司令部 ( INDO-PACOM ) へ向かい、司令官と議論をします。
しかし、すぐに羽田に戻ります。
そして5月1日に、議員会館の青山繁晴事務所で「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( ここ / 数十秒で完結するショート動画はここ ) の動画を収録したら、翌日にまた羽田から真珠湾に飛びます。
真珠湾では、今度はアメリカ海軍太平洋艦隊司令部の艦隊司令官と議論します。
これらはいつもの通り、自主出張です。
わたしは政府入りしていませんから、安全保障をめぐる公費の海外出張はありません。 ( 政府ではなく国会からの海外派遣は、7年10か月で2回ありました。国会からの派遣も、派閥の人選に左右されることがありましたから、完全無派閥の議員として公費の海外出張が、極端に少ないです )
しかし日本のために必要な議論ですから、自主的に計画し、自主的に出張します。
なぜ、いったん日本に帰るのか。
国会の開会中に議員が1週間を超える海外出張に出るなら、日本では、国会の議決が必要なのです。
わたしは自由民主党の国会対策委員会 ( 国対 ) に迷惑をかけないために、同じ目的地なのに出張をふたつに割りました。
だからといって、国対に別に感謝もされないと思います。
それでいいのです。
肝心なのは、「岸田総理にも自由民主党にも、厳しいことを申している以上は、おのれの努力と負担で避けられる迷惑は、掛けない。そしてルールは徹底して守る」という、不肖わたしなりの原則です。
▼石垣空港に向かうまでに、もう数時間しかありません。
今夜、朝までに終えたいほかの仕事もあるので、これから続く日程のためにも、ブログはここまでにします。
この尖閣行きについては、いずれ「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画でやります。
その動画での最新放送のひとつは、これです。
ちょっと品に欠けるかなと思いましたが、憤りの強さが勝って、このサムネイルに決めました。
岸田総理が本部長の「政治刷新本部」でほんとうはどんな議論があったかを話し、また、「政治 ( まつりごと ) 変革会議」の動きを話しています。
まつりごと変革会議は、「護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) 」と同じく、不肖ながらわたしが代表です。
▼ひどかった風邪は、研究船の甲板で海風に吹かれて、ほぼ治しました。
実際は、船内で一緒だったみなさん ( 船の全クルー、東海大学の山田吉彦教授とその研究者、東京海洋大学の青山千春特任准教授、国会議員+メディアの同行者 ) に風邪をうつさないように、それに一生懸命でした。
▼では、明日の夕刻、ニッポン放送のイベントでお逢いできるひとは、お逢いしましょう。
イベントに来られないかたは、ここでお逢いします。