On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-06-19 03:54:27
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

きのうの護る会総会と、きょうの参議院本会議



▼護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会/自由民主党の衆参両院議員98人 ) はきのう6月18日火曜の夕刻に、総会を開きました。
 護る会は最近、数次にわたり、拡大執行部会を開いてきました。
 テーマを紹介すると・・・

( 1 ) 皇位継承について議論
( 2 ) 護る会の英文呼称の変更で合意
( 3 ) 岸田政権の対中外交が、中国がどれほど不当なことを重ねようと「遺憾の意」の表明、単なる抗議にとどまっていることを変えるために、岸田総理、上川外相らに建言を行うことで合意
・・・の3点です。

 中国は、駐日大使が「日本の民衆を火の中」という極端な暴言を二度にわたり吐き、また、日本に入国した中国人男性が、靖國神社を冒涜する犯罪をおこない、その動機を、中国政府が「処理水」を極めて非科学的な呼び方で中傷誹謗することに影響されたと語っていることなどなど、数多くの不当な振る舞いを日本に対して積み重ねています。
 しかし日本政府の対応は、上記の通りであり、国際法に基づく対抗措置を執ったことがありません。

▼こうした拡大執行部会の議論を経て、総会を開きました。
 総会では、護る会代表のわたしが、まず皇位継承について報告を行いました。

 次に英文呼称を、これまでの ” The Conference to Japan’s Dignity and National Interest ” から、
 ” The Guardians to Dignity and National Interest of Japan ” に変更することで合意しました。

 さらに対中外交をめぐる建言について、非常に活発な議論を行いました。
 そのうえで、建言の原案について、全会員からの意見を踏まえて修正することについて執行部に一任することで合意し、岸田総理や上川外相、さらに中国側に手交を申し入れることについても合意しました。

▼建言は、上記のとおり、修正に入っているので、その修正が完了し、持ち回り総会で最終合意を得てから、主権者のみなさんへ公表します。

▼さて、参議院はきょう6月19日水曜に、本会議を開き、政治資金規正法の改正案についても採決が行われる予定です。
 それに関して、朝日新聞から取材がありました。
 朝日の記者は、こう質問しました。
「政治資金規正法の改正案は、青山さんが、護る会と共に代表を務める『政治 ( まつりごと ) 変革会議』の主張の一部だけを採り入れ、不充分だ。青山さんは、LGBT法案に反対の意志を明示して、採決を退席した。政治資金規正法の改正案についても同じことをするのを期待しているのだが・・・」

 この「政治資金規正法の改正案に反対してくれないかな」という期待は、わたしの総裁選出馬を阻む動きの側からも、水面下ではかなり強く、ありました。
 それをやってくれれば、推薦人の確保をさらに困難にできるという意図を、はっきり感じています。

 朝日新聞の記者にはこう応えました。
「LGBT法案は、わたしたちの強い異論を採り入れた部分がなく、党内の手続きとしても極めて不当な経緯だったから、反対の行動をとりました。
 政治資金規正法の改正案は、一定の手続きをとり、その議論の過程で、あなたの指摘通り、連座制に近づく制度を設けたり、わたしたちの異論を採り入れた部分が、ごく一部であっても、存在します。『政治 ( まつりごと ) 変革会議』のこれからの任務は、その部分を起点に、法改正の繰り返しによって本物の政治改革へ進んでいくことにあると、『政治 ( まつりごと ) 変革会議』の幹部でも合意しています。
 そもそも法とは、いちど出来たら終わりではありません。改正を繰り返していくのが正道です。
 したがって、今回は採決で、賛成の起立をおこないます。
 それが、党内のさまざまな思惑に、賢明に立ち向かう道でもあると考えています」

 きょう午前の本会議で、このように行動し、今後も、護る会、政治 ( まつりごと ) 変革会議と共に、冷静に賢く、熱く、ただ国益と国民益のためにこそ戦い続けます。

▼この未明に紹介する「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( これ。20歳の日本男子の問いに20秒から40秒ですべて答えるショート動画はこれ ) の最新分は、第752回放送です。
「未曾有の量のガスと油を見つけた」とのたまう、韓国のユン大統領の発言が嘘かマコトかを、読み解いています。





 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ