On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-07-03 23:01:43
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【2か所訂正しました 徹底→撤退】  これが、護る会 ( 100人 ) にしかできない仕事のひとつです



※このエントリーは、きのう7月3日水曜の夜半に書き始め、その夜のうちにほぼ完成させました。
 しかしアップしないまま、4日木曜の朝となりました。

 ブログを続けてほしいという切実な声がたくさん届いています。
 発信は、わたしの重い責任のひとつです。
 同時に、不自由な国会議員となる前から、ずっと長いあいだ、27年近く続けてきたこのブログは、『個人の庭』でありました。
 個人の庭にも社会的責任があります。人から見える場所であるからには、地域の環境のひとつですね。みんなが住みやすい環境になるように貢献もすべきです。ただ、あくまで個人の庭ですから、人様が勝手に入り込んで違う草花を植えたり、ましてやご自分の捨てたいゴミを捨てていくことは、できませぬ。

 このエントリーは、「きょう」と書いていた記述を、「きのう」と書き換え、そしてアメリカ大統領選挙をめぐる日本時間今朝の動きを、追加して、アップします。
 冒頭の写真は、きのうの、経産大臣と護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の議論の場です。

 
▼護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は現在、岸田政権に、対中国政策の全面的な見直しを強く求めています。
「強硬姿勢の中国に対し、日本の政権与党の中でもこれができるのは、また、これをやらねばならないのは、護る会だ」と、護る会の拡大執行部会で一致しました。

 そして、鋭い知恵袋の山田宏・護る会幹事長 ( 参院議員 ) らの的確な意見に基づき、誠実な若手ホープ、石橋林太郎・事務局次長 ( 衆院議員 ) が、労作である『建言書』の第一次原案を作ってくれました。
 それを、山田幹事長、沈着冷静にして熱い国士の高木啓事務局長 ( 衆院議員 ) や、代表のわたし ( 参院議員 ) たちが修正を重ね、完成した原案を、護る会の総会に示しました。
 総会では、内心で感嘆するほど多様な、意義ある意見が多く出ました。



▼この総会では、執行部への一任を得て、わたしが責任を持って建言の完成版原案をまとめ、ふたたび持ち回り総会の審議を経て、最終の完成をみました。
 このように民主的な手続きを丁寧に踏むのが、護る会の特徴のひとつでもあります。

▼この建言は、政府への提案です。
 その一環として、きのう7月3日水曜の午後に、経産省を訪ね、齋藤健経産大臣に『建言』をお渡ししました。
 建言は、このエントリーの次のエントリーにアップして、主権者に公開します。

▼習近平国家主席の独裁下にある中国は、国際法を無視した異様な振る舞いをますます強めていて、日本にも多大な影響、被害が出ています。
 それにもかかわらず、岸田政権は「遺憾の意」を示し、抗議するだけです。
 国際法に基づく対抗措置を、まったく執りません。

 護る会は、それに対し、12項目にわたる具体的な行動を岸田政権に建言しています。
 12項目は、【日本政府が中国政府に求めるべきこと】と【日本政府みずからが行うべきこと】に分かりやすく仕分けてあります。 ( あとでアップする次のエントリーをご覧ください )

▼齋藤健経産大臣も、護る会の一員です。
 今日の申し入れでは、大臣ご自身もそのことを強調されました。
 すなわち、同じ考えであることの示唆です。

 12項目 ( あとでアップする次のエントリーをご覧ください ) のうち、経産省の担務は、ALPS処理水を中国が「核汚染水」とするまったく虚偽のプロパガンダを行い、日本の水産物の対中輸出を不当にも制限している問題が、中心です。
 齋藤大臣は、この問題に力を尽くして取り組んでこられました。
 そのうえで今、新しい取り組みが必要という認識で、事実上、一致しました。
 
 中国は、習近平主席が個人独裁の色彩を強めてから、中国経済の失墜を覆い隠そうとするかのように、かつてない頑固な強硬路線となっています。
 世界のどの民主主義国家にとっても極めて厄介な国になり果てています。
 前述の、新しい取り組みは容易ではありません。
 齋藤大臣は、途中から、オフ・ザ・レコードの生々しい議論を、わたしたち ( 護る会のきのうの参加議員 ) と交わされました。

▼護る会は、同じ建言書を、林芳正官房長官にも手交し、12項目の実践を求めました。
 通常国会の閉会が迫る6月20日木曜の午後でした。







▼林芳正官房長官は、護る会と丁寧に議論をされました。
 そのうえで、中国の振る舞いのうちには日本政府として容認できないものがあるという認識を示され、岸田総理に護る会の建言を渡し、議論の内容も伝えると約束されました。

 護る会は、総理官邸に、岸田総理への直接の手交も求めました。しかし総理の日程を確保できないという回答でした。
 護る会は、7月10日の水曜には、上川陽子外務大臣にも、この建言書を手交します。

▼さて、きのうも「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( ここです ) の収録をおこないました。
 その収録のうち、まず昨夜にアップした放送を紹介します。

 日本や世界の今後を大きく左右するアメリカの大統領選挙について、ずばり、バイデン大統領の撤退はもはや不可避であると述べています。

 バイデン大統領は、トランプ前大統領との討論会で大きく躓 ( つまづ ) き、撤退論がどっと勢いを増しています。
 それは、討論会が開かれる前に、この動画で、すでに予言しています。
 これが的中したのですが、きのうはさらに、「撤退は避けられない」と踏み込みました。

 アメリカでも日本でも世界でも、「バイデン大統領に撤退論」という大量の報道が今、溢れています。
 しかしバイデン大統領とそのご家族が抵抗なさっているために、アメリカ民主党のなかにも「手続きを早めて、バイデン大統領が候補であることを確定させよう」という動きもあり、「撤退は不可避」という報道はわたしの知る限り、まだ全くありませんでした。
 そのなかで、あえて踏み込んだのは、日本がそれにいち早く備える必要があるからです。

 政治は生き物、すべてを読み切ることは、できないと言うより、それを無理にやろうとすると誤ります。
 したがって、踏み込んで言い切ることにリスクはあります。日本の政権党の現職国会議員としての重い責任もあります。
 それでも、国内外への広い情報収集に基づいて、リスクと責任はおのれが被って、発信すべきは発信して、備えを作ることが国益に資すると考え、この第764回放送を収録し、アップしました。

 日本時間の今朝になって、当事国のアメリカでは「バイデン大統領が、数日のあいだに国民の支持が回復しないと撤退するかもと、側近に漏らした」という主旨のどっと報道が溢れ、ホワイトハウスが懸命に否定するという新しい動きも出ています。
 しかし、それは「あくまでバイデン大統領に弱気も」という話であって、「撤退不可避」という決定弾はまだありません。
 わたしは上述の理由で、不可避を動画で明言しました。
 
▼ブログの更新をかなり控えていたために、未紹介となっている新しい放送が幾つもあります。
 その中からも、ひとつ紹介します。

 先の党首討論では、岸田総理と立憲民主党の泉代表のどちらが勝ったかを、この動画で客観的に述べています。
 岸田政権の対中政策の見直しを求める建言を、護る会が行い、わたし自身が政権交代を求めて総裁選への出馬を明言していても、客観的で公平な評価を忘れることは決してありませぬ。

▼二十歳の学生インターン、増野優斗くんが一生懸命に問い、わたしがすべて数十秒で答えている「ショート版」も、ここに並んでいます。
 よろしければ、日本男子の志を感じとるためにも、視ていただけませんか ?





 
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