On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-09-10 15:20:31
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

【 中傷の原因になってはいけないので、表現をみずからの意思で和らげました。ただし事実関係は変えられません。表現を変えろという圧力は何処からもありません 】  日本がんじがらめ党総裁選【その16】  ルール違反は悲しい


※ 参議院の調査室から届いた、インド公務出張の公式写真を、すこしづつ紹介していきます。
 これは世界銀行、国連食糧農業機関 ( FAO )、アジア開発銀行、国際労働機関 ( ILO ) 、国連難民高等弁務官事務所 ( UNHCR ) といった国際機関のインド事務所で働く日本人との懇談会です。
 つまりインドには、これだけの日本人が、国際機関のかけがえのない人材として献身なさっているわけですね。


▼総裁選は、明後日9月12日に告示日を迎えます。
 12日の午前10時に、立候補の届け出が始まり、15分間で締め切られます。
 そのあと10時半から ( 9月12日木曜 am 10時半 ) 、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の特別版として、選対事務局長の和田政宗参議院議員とわたしで、生放送をおこないます。
 ここに生でアップされると思います。
 よろしければ、ご覧ください。

▼関西テレビの「スーパーニュース・アンカー」でご一緒した、ヤマヒロさんこと山本浩之アナウンサーと、超がつくほど久しぶりに、番組でお話しました。
 そのラジオ番組「ぴかっとモーニング」 ( 凄い番組名・・・ ) が、誰でも聴けるここで公開されています。

▼総裁選になぜ挑んでいるかの根幹を伝えようとしているのが、新刊の『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』です。
 自由民主党の総裁選に参加していて、日本の特に経済がなぜ前へ進めないのか、縮小していくのか、よおく、恐ろしいまでに深く分かりました。
 総裁選は、政治記者のときも、民間の専門家のときも、国会議員になってからも、幾度となく経験していますが、候補者という当事者にならなければ決して、ここまではその闇が分からなかったと思います。

▼日本のまつりごと ( 政 ) を変えようとする志のある国民のおかげで、わたしは自由民主党の党員数3年連続1位です。
 その党員、すなわち議員会館の青山繁晴事務所を通じて党員になってくださった主権者のみなさんから、このブログに毎日、続々と大量に届いている深刻な問いがあります。
 それは、「自宅に、ある候補から総裁選に直結しているとしか考えられないパンフレットが郵送されてきた。驚いた。これはルール違反ではないのか」という問いです。

 総裁選では公職選挙法は適用されません。しかし自由民主党本部から9月4日付で、ルールが公表されています。
 そのなかの「禁止事項」として「文書類を郵送等で送付すること」が明記されています。

 弁明があるとしたら、「それは12日に告示になり総裁選の本番が始まってからが中心だろう。今はまだ、候補者たちが推薦人を集めている段階だ」ということかもしれません。
 仮にそうなら、この弁明こそ、深刻な問題になる懸念があります。
「ルールの抜け道を利用する」という行為だからです。
 法というルールをつくる立法府の一員、そして総理総裁を目指す議員、それがこうした抜け道利用をやっていいかという問題が考えられます。
 委託した業者の都合でこの時期の郵送になったという弁明もあるようですが、それなら、ルールを大切にして発送を中止すべきではないでしょうか。

▼また、この郵便物を受け取って憤激されたり、疑問を感じたりして、わたしに問いをぶつけてこられる多くの主権者に共通している懸念があります。
 それは、「私たちが議員会館の青山繁晴事務所を通じて党員になった、その名簿が、勝手に使われているのではないか」という問いかけです。

 選挙人名簿、つまり党員・党友の名簿は、9月12日の告示後の午前11時から、それぞれの陣営に党本部で引き渡されると、正式に、決まっています。
 したがって、現在は、わたし以外の候補が「議員会館の青山繁晴事務所を通じて党員になってくださった主権者の名簿」を持っているはずはありません。
 では、どうやって名簿を入手して、それを元に郵便物を多額のお金を掛けて発送なさっているのでしょうか。

 それは分かりません。
 わたしたちは、そうしたことをしないので分かりません。
 分かりませんが、想像するに、去年までの名簿を断りなく使っているか、あるいは現在の名簿を何らかの、わたしたちには理解しがたい手段で入手しているか、いくつか考えられます。

▼実質的に日本の宰相を選ぶのが、総裁選なのに、この事実は悲しいです。
 心冷えるとしか言いようがありません。
『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』は、こうした志の低いことがなぜ起きるか、その根っこにも実は触れています。
 安倍総理によるわたしへの証言が、その一端を指し示しているのです。





 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ