On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-09-13 19:01:37
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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★日本がんじがらめ党 総裁選 【その20】  わたしの撤退が「世論調査に大きな変化を起こした」という趣旨でテレビ局の取材がありました


※ 民間の専門家時代から安全保障をはじめ五分野 ( 防衛・危機管理・外交・資源エネルギー・情報 ) について、現場で経験を積みました。
 これは、わたしが航空自衛隊の正規の飛行服 ( 耐Gスーツ ) を着用していることで分かりますように、この機上での説明のあとに、ハンガー ( 格納庫 ) の外で別のF-15戦闘機 ( 複座の後席 ) に乗り、飛び立ちました。

 国会議員が防衛省の政務三役になると、戦闘機のやはり複座の後席で搭乗体験をすることがあります。しかし、それはなめらかに滑空するだけなので、実は、旅客機より快適です。
 わたしが民間専門家として搭乗したのは、次世代戦闘機の開発をめぐって議論するためです。したがって、ただ飛ぶだけではなく、戦技訓練に参加しました。
 そのために、G 8 . 2 という凄まじい重力加速度が加わりました。体重の 8 . 2 倍の衝撃です。
 これを政務三役ら国会議員に防衛省・自衛隊が体験させるということは、ありません。
 民間専門家ならではの現場の知見を積んできたことを、これからも国会で活かしていきます。


▼本選が始まった総裁選について、あるテレビ局が自由民主党員に絞った世論調査を行ったところ、特定の候補に大きな変化があったと連絡があり、「青山さんが撤退したことによる影響、つまり青山さんの出馬を期待していた党員が ( その特定候補に ) 流れたと分析している。その候補を支持するか」という趣旨で取材がありました。

 わたしは、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』をご覧になってください、そこに考えの土台がありますと答えました。
 テレビ局相手に、本の宣伝するつもりなど、ありませぬ。
 ありのままに、かつ慎重に、答えたのです。取材への対応で総裁選に影響を与えたくありません。取材には、このように言うほかありません。

▼同じ頃、このテレビ局とまったく同じ分析が、自由民主党の内部からもわたしに伝えられました。
 その際、この現象に対するある党幹部の明確な意見も、聞かされました。
 このときの議論は一切、明かせません。
 総裁選への影響が大きすぎます。

▼9月12日の午前10時15分、届け出が締め切られた時の直後から、「こちらの陣営に乗ってください」という働きかけがあの手この手で、どっと来ています。
 選対事務局長を務めてくださった和田政宗参議院議員とわたしが、この生放送でお詫びと感謝を申しあげている最中から、わたしの携帯電話は実はメール、ショートメッセージ、電話の着信でいっぱいになっていました。
 わたしは、すべてに対し「今は、どの候補にも組みしません」と答えました。

▼生放送が終わり、和田さんにあらためてお礼を申しあげ、和田さんが退出されたあと、まず、真剣に悔しがってくれた学生インターンの増野優斗くんと、ショート動画を収録しました。
 実は、ショート動画の収録は、わたしの現在の仕事の中でいちばん苦しいです。
 複雑な事象をわずか20秒を基本にぎゅっと凝縮して収録する。それは、そう辛くないです。
 ただ、この尺 ( 収録時間の長さ ) ですから、ちょっと噛むと撮り直しです。本篇のように、流れの中で修正するということができない。ちょっと調子が悪いと撮り直しの繰り返しです。とにかく時間の無い日々なので、それが辛い。
 この日はさらに、やはり心の奥で落胆しているので、それもありました。
 しかし二十歳の増野優斗くんがめげずに奮闘していることに自然に励まされ、ちゃんと収録できました。
 まずアップされたのは、これこれです。

▼そのあと、三浦麻未公設政策秘書と「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録に入りました。
 今回の収録は特別篇で、民間の専門家時代から戦友である三浦秘書が、総裁選をめぐって思ったままに問うて、わたしが答えます。
 その初回は、「総裁選 病巣は何か」です。三浦秘書らしい、ずばりの問いかけですね。
 これです。





 
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