2024-09-18 17:44:44
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【ひとことを書き加えました】 日本がんじがらめ党 総裁選 【新篇の4】 どどっと来ました
( 9月14日の独立講演会@有楽町のフィナーレ。およそ1100人がほとんど中座されずに、4時間40分ほどの長尺講演に参加し続けてくださいました。2階に上がる通路の途中に、和歌山県庁の職員ながら、ボランティアでずっと支えてくれる桒正倫・くわまさみちさんの白いシャツ姿があります )
▼総裁選の本選に出られなくなった日から6日目のきょう、9月18日は、主権者のみなさんへの発信を絶やさないために、まず、学生インターンの増野優斗くんが智恵を絞って質問を準備してくれたショート動画の収録をおこないました。
国会は、自由民主党の総裁選、立憲民主党の代表選のさなかですが、ほとんど議員の姿を見ません。
『閉会中も毎日、国会に来ているのは、俺を含めていったい何人いるのかなぁ』と思わず考えてしまいましたが、ひとがどうこうではなく、おのれが何をするかです。
きのうが、このエントリーに一部を記したとおり意外なほど酷な日程になったせいもあるのか、きょうは動画収録を準備する気にどうにもなれなくて、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」のショート動画も、本篇も、国会に出る途中の道すがらのわずかな時間で、準備せざるを得ませんでした。
正直、奇蹟的に準備できたという感じです。
本篇のテーマをどうするかは、常に、まずはひとりで考えます。
世界と日本の動きを凡て頭に入れて考えますから、ほんらいは時間が掛かります。
▼そしてショート動画と本篇の収録が始まると、優斗くんや、三浦麻未公設政策秘書や、撮影のクルー3人や、そして視聴してくださる主権者のみなさんへの責任感だけで、気持ちがぎゅっと引き締まり、集中力が突然、出てきて、ショート動画も本篇も何本も何本も撮りました。
中心テーマは、現在進行形の総裁選です。
わたしの立場、情況、そして心境、いずれからしても答えにくい問いも多かったのですが、すべて誠意を尽くして答えました。
本篇は引き続き、三浦秘書がわたしに「逆質問」するシリーズです。
今夜からアップされるのではないかと思います。
三浦秘書は実は、彼女らしい鋭い正義感から、具体的に候補の言動を問う質問もしたいとのことでしたが、わたしは、総裁選のゆくえ・結果に影響を与えるやり取りは、公平性を考えてやめようと提案し、三浦秘書もよく分かってくれました。
▼一気に3時間半近く、収録したあと、総裁選の推薦人集めに積極的に協力してくださった衆議院の元閣僚を訪ねて、お詫びと感謝を申しあげ、さらに次について丁寧に議論しました。
そこから議員会館の青山繁晴事務所に戻って、突然、深い海溝に墜ちていくような疲れが、どどっと襲ってきました。
・・・。
・・・。
・・・わはは。
あなたには失望したという書き込みが、もちろん、やって来ます。
その百倍くらい ( 誇張抜き ) の多さで、変わらない連帯の書き込みが来ます。
深い疲れの襲来はやがて収まり、今はもう、ふだんと変わりませぬ。
わたし自身はどう思っているか。
3年前の総裁選は、安倍元総理と話し合って、高市さんに譲って推薦人になりました。
『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』に、そのときの安倍さんとのやり取りを記しました。
ネットには「青山は、第3版以降では、そのやり取りを削除した」という嘘が流されているそうです。
削ってなどいません。
すなわち、第1版と第2版に記した安倍さんの言葉はそのままで、第3版では、その言葉に対するわたしの解釈を書き加えただけです。
削ったのは、安倍さんの言葉を全て書いた元原稿から、本にする時です。
原稿を本にする時に削るのは、いつものことです。特に今回は、安倍さんによる厳しい月旦 ( 人物評 ) には、言われる側の言い分もあると思いますから、そのままを本にするわけにいきません。
しかし一方で、第1刷と第2刷に記した安倍さんの言葉そのものを削ったりしたら、第1刷と第2刷を読んでくださった読者に失礼です。
そんなことは、しません。
ネットでは、事実を知ってか知らずか、ごちゃ混ぜにして、結果として嘘が広められているようですが、それは、いつものことです。
いちいち修正しようとしても無駄ですし、人生の限られた時間が喪われます。
わたしが今、実感しているのは、前回の総裁選と今回の総裁選の本質的な、違いです。
前回は、安倍さんのいわば高等戦術を受け容れて、おのれの意志を曲げました。
だから、西暦2021年9月29日の総裁選当日、安倍さんの支援で高市さんが善戦され、安倍さんの狙い通りに岸田内閣での重要ポストをみごと確実にされた日のその夜、自宅にあった酒という酒を、ビールもワインも日本酒もことごとく呑み尽くして、まったく酔いませんでした。
青山千春・東京海洋大学教官が、それを何も心配せずに、見ていました。
3年後の今回、多くの主権者のみなさんから事前にいただいたのは「今回は譲らないでください」と願う言葉でした。
今回も、複数の国会議員から「譲れ、譲ってください、頼むから譲って」という意見、圧力も山のように受けました。
国会議員以外の人から「青山さんは最後には必ず出馬できないようにする」という発言があったという書き込みも、ほんとうにたくさん来ました。
しかし、わたしが直に言われたわけではないので、事実かどうかは分かりません。そのため、何も気にしていません。
国会議員からは、もろに、「譲って、○○に○○してください」と強く直に言われました。
しかし一歩も譲らずに歩き続けました。
それが、みなさんへの答えです。
そのうえで、推薦人集めが完結せず敗れました。一切の責任はわたしにあります。
重い、重い、責任です。
あらためてお詫び申しあげます。
そして深い感謝を申しあげます。