On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-10-01 03:15:18
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【書き加えました】  たいへん意外なことに書評が出ました  地獄の日々のなか、ちいさなろうそくの明かりのような出来事です



▼粘る泥に腰まで浸かって進む9月から、おそらくは新たな苦闘の10月へ切り替わりました。

 去ったばかりの昨日、9月30日月曜は、中国の深圳で日本人学校の10歳男児が中国人男性によって惨殺された事件をめぐって、自由民主党本部で、文科部会と外交部会の合同部会が開かれました。
 事件はあまりにも重大です。
 しかし出席議員は少なかった。

 石破新総裁が、10月1日の首班指名の前に、つまり岸田総理の就任期間中 ( 最終日 ) であった9月30日に、総理の専権事項である衆院解散について「10月9日に解散する」と、本来あるはずのない記者会見をおこないました。
 あと1週間プラス2日で、衆議院議員は全員、解職です。
 そのために、総裁選のために在京していた衆議院議員の多くが地元の小選挙区に飛んで帰って、総選挙の準備を始めたと思われます。

▼わたしは、犠牲になられたお子さんとそのご家族への、あまりに深い哀悼と、この期に及んで中国に遠慮して、中国への渡航情報を「安全」という「レベル・ゼロ」にしたままの日本国政府への憤怒で、部会の写真を撮るのも忘れていました。
 憤怒を抑えつつ、政府に問うべきを問いました。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録 ( 10月7日月曜にスキマ時間を見つけるつもりです ) にて、主権者のみなさんに部会での質疑を、いつものように報告します。

▼その「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録を、きのうも、部会に参加する前におこないました。
 アップした最新分は、これです。
 すでに政治史のひとこまとなった総裁選について、主権者の入れない現場、自由民主党本部の8階ホールで何が実際にあったか、その「語られざる、知られざる、ひとつの側面」に絞って、赤裸々に主権者に明かしました。
 ただし、あくまでひとつの側面であることに、できれば留意ください。

▼この最新動画は、このブログで連載している「日本がんじがらめ党の総裁選 主権者のためのリアル現場ドキュメント」と部分的には、重なる場面もあると思います。 ( まだアップしていない、その4以降 )
 しかし、三浦麻未公設政策秘書と語りあう動画と、プロフェッショナルな作家として記しているブログの文章は、違う「生きもの」です。
 その違いも、できれば受け取ってくださればと思います。

 二十歳の学生インターン、増野優斗くんの変わらぬ努力の結晶、ショート動画も更新されていきます。
 最新分はこれです。
 中国にいる同胞の運命についてです。

▼この頃、初めてわたしの発信に接するというかたも、やや増えているので、ちょっと簡潔に説明しておきます。

▽不肖わたしの発信のなかで、無条件、無償にて日本の主人公のみなさんに情報を提供しているのは、主にふたつです。
 まず、このブログです。どなたでも、いつでも、ご覧になれます。
( 旧ツイッター・Xとフェイスブックなどはいずれもアメリカ資本の支配する情報ツールです。わたし自身はやりません。自律したサーバーで運営する、この地味なブログだけです。ただみなさんの利便のために、秘書さんが、ブログの中身をコピー&ペーストして、Xやフェイスブックでも発信しているようです )

 もうひとつが、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画です。これも、どなたでも、いつでも、ご覧になれます。
 放送開始から4年と2か月半の現在、視聴回数は3億5千万回を大きく超えています。チャンネル登録は、62万人を超えています。
 なお、わたしはこの動画に付くスポンサーからの収入を受け取りません。それは撮影クルーに行きます。
 それはわたしが国会議員として、一切の献金を受け取らず、パーティも開かず、団体支援はお断りし、後援会も作らないことと同じ生き方です。

▽一方、無条件ではなく条件付き、有償の発信はふたつです。
 ひとつは、第1号レポートの配信から実に24年6か月のあいだ、雨の日も風の日も配信し続けてきた会員制レポートです。
 今週は、第1437号を執筆し、配信する予定です。
 その名は、東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) です。これです。
 職業作家としての精確な文章で、機密情報を扱います。
 主見出しと小見出しは公開しています。下掲のボタンを押してください。
 最新レポートはこちら
 もうひとつは、みなさんと対面して、水面下情報を一緒に考える「独立講演会」です。
 独立とは、スポンサーを一切つけず、みなさんとの連帯だけで維持するという意味です。
 10月27日日曜の独立講演会@神戸は、応募締め切りが10月3日木曜の午後1時に迫っています。
 ここです。
 下掲のボタンから、参加される場合の質問を書き込めます。
 
★さて、国会議員となる前からの本業である作家として、1980円の有償情報の新刊があります。
『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』です。例えばここです。

 作家としてのわたしは、ノンフィクションと小説 ( フィクション ) のいずれも書く作家です。
 そこに国会議員の公務が早朝から深更まで加わっていますから、まぁ、本音で言えば、地獄の日々です。しかし、命を削って本を書いても、わたしの出す本は、特に国会議員になってからは書評がまったく出ないのです。

 議員になる前は、たとえば処女小説の「平成紀」 ( 文庫本になる前のタイトルは「平成」 ) は書評が出て、また出て、文芸誌だけではなく読売新聞といった一般紙、そしてついに共産党の機関紙「しんぶん赤旗」にも載りました。
 読売新聞の文化部記者をはじめ、取材もいくつも受けました。

 ところが地上波のテレビで、「敗戦後の日本の思い込みを超えよう」という立場を発信するようになると、オールドメディアの無視作戦が始まり、本の書評も減り、さらに国会議員になると、予算委員会での質疑も無かったことにされ、本の書評はこの世に二度と現れることが無くなったのです。

 それが、きょう10月1日発刊の『正論11月号』に、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』について大きな書評が載るという連絡が、編集者からありました。

 さらに、日刊SPA!のウエブ版に9月30日から書評と、本の一部抜粋が載っています。
 それは、ここです。
 この書評には、次の一節があります。
「ふたり ( 安倍総理とわたし ) の遣り取りを読み進めていくうちに、祖国の光明が見えてきて、主権者として、祖国のためになんらかの行動を起こすべきだと思わされる」

 わぁ。
 ちょっと感激しました。

▼夜が明ければ、国会議事堂に出ます。
 きょうから臨時国会です。
 首班指名選挙があります。
「言うべきを言う」ように見せていた石破さんが、総裁になると突如、長老らの言いなりとなり、わずか3日前の総裁選で仰っていた「野党と議論して国民に判断材料を見せてから、解散」という持論を、捨ててしまいました。
 なんという出発でしょうか。

 野党転落が現実のものとして迫り来る、夜明け前です。
 みなさんには、すこしでも気持ちの良い朝が来ますように。
 祖国はそれでも、甦る。




 
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