On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-09-29 21:10:42
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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日本がんじがらめ党の総裁選  国民の入れない場で何があったか  主権者のためのリアル現場ドキュメント その3



(衆院大阪1区で再起を期している、大西宏幸・前代議士のために、大阪の有名スポット、アメリカ村で大西さんとトークしました。
 主権者のみなさんが東京をはじめ遠方からも参加されました。深く感謝します。
 大西さんは、前回の総選挙において維新に全敗した大阪自由民主党のなかで、再生の1番手ともみられる方です。「議席に復帰して、護る会の準会員から正会員に戻ります。護る会の本分を守っていきます」と明るく、そして決然と宣言されました。
 参加者の多くが、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』の新刊を持っておられたのが、わたしには、わずかであっても貴重な救いになりました。
 わたしは献金を受けず、パーティを開かず、団体支援をお断りし、後援会も地元もつくらず、職業作家を兼任するという困難な、正直、極めて困難な国会議員を続けていきます )





( 最後に、護る会の代表として、大西さんが再起されて護る会の正会員に戻れるよう、わたしからも伏して、お願いしました。写真ではわたしは頭を上げていますが、大西さんと共に、頭を深々と下げました。人のためであれば、どんどん頭も下げます )

※このエントリーは続き物です。
 9月27日金曜の総裁選当日、議員投票が行われた自由民主党本部8階で、実際はどんな情況が進行したかを、無償・無条件にて主権者のみなさんにお伝えしています。
 初めてご覧になる方は、わかりにくいかも知れません。もしも万一よろしければ、このエントリーこのエントリーをご覧いただければと思います。

▼第1回投票で投票用紙に加藤勝信さんの名を記し、舞台前面の投票箱に投じました。(加藤さんに入れた理由は上記のひとつ目のエントリーに詳述しました)
 逢沢一郎・総裁選管理委員長をはじめ、管理委員の議員に儀礼ではなくこころから頭を下げて感謝し、短い階段を降りて、自席に戻りました。

 参院議員席の最前列、その角に座っていますから、投票を終えた議員が、次から次へとわたしの前を通って行かれます。
 それは衆参両院の議員の大半です。
 加藤勝信さんの推薦人になったある議員が通られたとき、『あ、この人は、加藤さんに入れていない』と思いました。
 真偽は分かりません。ただの直感です。直感した理由は、記しません。
 ただ、加藤さんの集めた推薦人20人から何人もの議員がいわば裏切って他の候補に投票したことなど、この時は知る由もありませんでした。
 そのために、おのれの直感した事実 ? に、おのれで驚きました。
 最後まで、そしてわたしに対してだけでは無くて、裏切りが起きるのが総裁選のようですね。

▼また候補者ご自身も、いち投票者です。
 候補者のなかには、席に戻られる時、わたしにわずかに触れて「総裁選が終われば、また仲良くしましょう」というような意思表示をされて行かれた方もいらっしゃいました。
 主権者のみなさんから見れば、おそらく意外な候補者です。
 しかしわたしには、その一瞬のコミュニケーションがよく伝わりました。

 わたし自身はもともと、総裁選が終わればすべて水に流し連帯すべきを連帯しますと、僭越ながら、党内にも主権者にも以前から表明しています。

▼長い時間を掛けて投票が終わると、逢沢選管委員長が「集計におよそ25分かかります」と宣言されたのです。
 わたしを含め周りの議員から『そんなに掛かるのかぁ』という声に出さないため息が漏れました。アナログの総裁選は、とにかく時間が掛かります。
 しかし、舞台に持ち込んだ大テーブルに議員の全票を広げて集計する、党本部の職員は、25分でも短いでしょう。
 7人ぐらいの党職員が、絶対に間違いを起こさないように一生懸命に数え、確認し、集計していきます。
 その姿に感謝しつつ舞台を見上げていました。

 その職員のなかには、議員会館の青山繁晴事務所で「青山さんが総裁選に出馬するのは、初当選の時から予感していました。それが自然な、あるべき流れです」と冷静に語ってくれた人もいます。
 その職員も、わたしの名が無い票を一生懸命に数えておられるんだなぁ、わたしがぶつかった壁の厚さ、その正体も、十二分に党の内側で知る上であれを仰ったのだと、ふと気づきました。

▼360人を超える国会議員と大報道陣が詰めかけている8階ホールで、緊張の詰まった沈黙が支配するなか、突如として怒声が響きました。
「早くしろよ。何、格好つけてんだよ」

※いま、出張先の大阪から帰る機中です。
飛行機を降りて、夜が更けていく東京に戻ると、急ぎの仕事が待っています。
このエントリーは、明日以降に「その4」へ続きます。

▼このブログと同じく無条件、無償で、主権者のみなさんへの発信を続けています。
 それが「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画です。
 総裁選の引き起こした政治空白を、中国共産党政府は、処理水をめぐっても巧妙に突いてきています。
 その新しい事態を、この最新放送で、みなさんと考えます。

▼明日の月曜、9月30日には、総裁選とその後をめぐって「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録を、公務のすきまを縫って、三浦麻未公設政策秘書とともにおこないます。





 
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