On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2024-10-26 01:48:28
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【書き加えました】  異形の総選挙、その最終日の遊説を前にして  ( 心配してくださっているかたに、ひとつお知らせがあります。このエントリーの最後です )



▼いま、10月28日土曜になって1時間半ほどの深夜です。
 やがて夜が明けると、総選挙最終日の応援遊説の準備を始め、とても早い朝にきょうも空港へ向かいます。

 連日、正直、凄まじい日程です。
 総裁選で推薦人になってくれた議員、推薦人になると仰りつつ引き剥がされた議員などなど・・・さまざまですが、それらを問わず、遊説に出向いています。
 ただし、今回は要請があった人 ( 現職議員と新人候補 ) に限っています。要請が非常に多いために、それを日程に詰め込むだけで、もう物理的にいっぱいだからです。要請の無いところにこちらから声を掛ける余裕は、残念ながらありませんでした。

 すでに日程がぎゅうぎゅうになってから要請されてきた人も多く、お断りするほかありませぬ。
 悲痛な声で電話してこられる現職議員もいらして、やむを得ないとは申せ、行けないのがとても悲しいです。

▼遊説地から深夜に東京の自宅に戻ってから、未明には、遊説の様子をこのブログにアップしていたのですが、同時にその未明に、世界の烈しい動きから日本が取り残されないために、時差のある海外の知友と議論あるいは交渉をしています。
 したがって、ここ数日は、遊説の写真や内容をアップできていません。

▼きょうの最終日も朝5時台に起きないと遊説日程に間に合いません。
 それでも、候補者のためにも、選択に苦悩される主権者のためにも、最近の数日間の遊説の様子をアップしようとしたのですが、正直、どこまでアップしているのか、何処からアップできていないのか、分からなくなってしまいました。

 そこでとりあえず、きのう10月25日金曜の遊説先だけアップしておきます。
 まず新潟5区の高鳥修一・前代議士です。
 この新潟5区が面する日本海で、たった今、青山千春・東京海洋大学特任准教授を含む研究チームが海洋調査船に乗船して自前資源の調査を行っています。海が時化 ( しけ ) て、いつもに増して、たいへんらしいです。しかし新潟と、日本海沿岸の府県と、日本国と、アジアの未来がかかっています。
 それも手掛かりのひとつにして、高鳥さんとわたしはそれぞれ、積極財政に基づく地域振興を語りました。

 高鳥さんは、派閥とカネ問題で、比例名簿に登載されていない苦況にあります。
 その問題についても、わたしの考えをありのままに述べました。自由民主党、野党、それぞれに国民に見えないカネの問題があるというところがポイントのひとつです。
 高鳥さんは、深い自省をこころを込めて語られました。




▼写真では良く分からないかも知れませんが、驚くほどの人出でした。
 人口が「とても多い地域」とは言えず、むしろ人口減に苦しむ傾向にあり、また、世論調査では厳しい情況にある高鳥候補とは思えないほどの人の多さです。
 ここは、選挙区割りの変更で新たに高鳥さんの選挙区になった、つまり高鳥さんを知らなかった有権者がかなり多い地域です。(新潟県南魚沼市)
 そこで、この人出、高鳥さんのふだんの地を這う努力の成果が「集める力」になっていると思います。



▼そこから新潟2区の細田健一・前代議士の個人演説会へ移動しました。
 細田さんは、さらに厳しく、石破茂総裁によって非公認とされました。
 ところが、ここはさらに人が多かったのです。
 広い会場が埋め尽くされているだけではなく、会場から完全に人が溢れていました。
 立ち見の人も多いので、わたしは自分の席の椅子を壁際へ抱えていき、スタッフと一緒に他の椅子と並べました。
 それでもなお、立ち見の人が沢山です。

 護る会(日本の尊厳と国益を護る会) メンバーの細田さんは、どんな理不尽な事態にも、明るさと謙虚な姿勢を忘れない努力家ですから、それが主権者のみなさんに正当に評価されて、この「集める力」だと考えます。

▼わたしは、非公認の候補にも自由民主党が2千万円という大金を、しかも候補者の了解をとらずに配ったことを強く批判し、また、与野党を問わない政治とカネの問題の全体像を指弾しました。

 そして、この新潟2区も自前の海洋資源を抱擁する日本海に面していますから、それを地元企業が中心になって活かす希望の道を、語りました。

 オールドメディアを中心に、派閥とカネ問題だけを語る総選挙になっているのは、良くないと考えます。
 会場には、赤ちゃんを含む3人のちいさなお子さんと一緒のご夫婦も、最前列でいらしていました。
 いちばんのお兄ちゃん、といってもまだ幼い男の子は、かつて、わたしが講演会かサイン会で抱っこしたお子さんの成長した姿です。
 個人演説会を終わってから、赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。
 思わず、主権者のみなさんに「この子に渡せる日本にすることを語りましょう」と呼び掛けました。

▼細田健一候補は、細田さんらしく、苦況にあるご自分のことよりも地域と日本経済を前に進める道をしっかりと語られました。
 経産省の改革派行政官(官僚)の出身です。

 

▼他の遊説も、いずれ何とかアップしていきたいと考えています。主権者の意思を反映する尊い場である総選挙の、ひとつの記録でもありますから。

 さぁ、わずかな仮眠でも取りたいと思います。
 きょうは、次の日程です。最後の遊説です。よろしければ、お会いしたいです。

【大阪8区 こうらい啓一郎候補】
▽9:00-10:15 街頭演説@ダイエー池田駅前店
(池田市満寿美町2-2)
※青山繁晴は遅れて到着予定です

【大阪1区 大西ひろゆき候補】
▽11:00-11:45 街頭演説@キュープラザ心斎橋前
(大阪市中央区心斎橋1-1-10) 
 
【大阪12区 北川晋平候補】
▽12:30-13:30 街頭演説@京阪寝屋川市駅東側ロータリー
(寝屋川市早子町16-11)
※青山繁晴は遅れて到着予定です

【東京21区 小田原きよし候補】
▽19:00 街頭演説@立川駅北口 伊勢丹前(立川市曙町2-5-1)

★どの会場に行っても、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』を抱えておられる主権者が多く、わたしのこころの支えになっています。
 どんなに時間が無くても、お求めの方には丁寧を心がけてサインしています。

★こうした時にも、主権者のみなさんへの無償の発信である「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」のアップを続けています。
 ここで、総選挙がびっくりの皮肉な結果を招き寄せることを考えています。
 ここでは、この総選挙が主権者を苦しめるという異形の選挙になっていることを、具体例から考えています。
 そしてここでは、いまこそ、選挙を根こそぎ見直すという大改革を一緒に考えます。
 二十歳の学生インターンの努力の結晶、ショート動画もここに新しい放送が並んでいます。

▼昨日の遊説から、わたしに警護が付いています。
 わたしの要請ではありません。警察庁と党本部が、小田急沿線の駅前での「暴行事案」 ( 司法当局者 ) を考慮して協議した結果の決定です。
 一方で、刑事事件にしないというわたしの意思は、不変です。警察には、わたしから届け出てはいません。

 警察当局に負担を掛けることを、たいへんに心苦しく思います。
 ただ非常に心配されている主権者も多いなかですから、すこしは安心していただけるかなと思います。
 現場に展開なさっている警察官、警護官のかたがたに、こころから敬意と感謝を申しあげます。





 
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