On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-02-22 03:31:51
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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苦悩、苦闘、悲痛のさなかに連帯だけが輝いている



▼世は三連休とのこと、休めるかたは、すこしでも心身を休ませていただきたいなと、こゝろから願います。

 一方、三連休でも休まれることなく大雪被害と闘っているみなさんにすこしでも扶 ( たす ) けになることを願って、連休なかびの明日2月23日日曜には、金沢で講演をおこないます。

 また、三連休にはならず仕事をなさっているかたも多いです。別の日にお休みになれることを強く願っています。

▼不肖わたしは、きのう2月21日金曜に、まず国会内で護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の拡大執行部会を開き、新しい役員人事を決め、続いて、夫婦別姓を阻止するための動きなどについて協議しました。
 これを受けて護る会は、2月27日木曜に、総会を開きます。
 人事と、夫婦別姓などの重要課題について、護る会らしく自由な意見交換、議論をおこないます。
 これは冒頭をオープンにし、終了後、記者会見もおこないます。「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」でも、お伝えすることになると考えます。

 金曜はそのあと、参議院環境委員長として環境省と今国会に提出する法案について議論し、大急ぎで大阪へ向かいました。
 今週末も、自由民主党大阪府連の会長として大阪入りです。凄絶なる疲労はきっとあるのでしょうが、みずから覚悟を決めて引き受けた国会議員の公務、環境委員長の公務、大阪府連会長の公務です。この心身は、泥の河の急流のさなかを、無事に、川上へと歩み続けています。

 大阪に入ると、関西経済界の重鎮と議論しました。
 わたしは共同通信の東京本社政治部へ異動するまえに、大阪支社経済部の記者を3年のあいだ務めました。
 その最後の1年は、財界と日銀の担当でした。
 その時につくった人脈がまだ、関西経済界に生きているので、議論がとても弾みました。主要なテーマは、府民所得の向上です。

 それを終えて、府連の事務所に入り、「自由民主党をどうするか、会長と話したい」と仰る府連の構成員である中小企業経営者のお話に、丁寧に耳を傾けました。
 中小企業の現場の問題提起は、極めて大切です。

 そこから長尾敬・護る会前副代表の講演会に直行して、参加しました。
 上の写真です。



▼これだけの主権者のみなさんが詰めかけてくださいました。
 しかし世にあっては少数派です。
 夏に迫る参院選をめぐる情勢はもともと悪いうえに、政権中枢の経済政策、外交政策をめぐって主権者の怒りは募っています。この長尾さんの講演会に来てくださった貴重な主権者も、それは同じだと拝察しつつ語りました。
 壇上が不肖わたし、会場の左手で長尾さんも聴き入っておられます。



▼みなさんの中で一緒に考えたあと、壇上に長尾さんも上がってもらいました。
 講演会の中心はあくまで長尾さんです。

 講演会の最初、わたしは広い会場のいちばん後ろに、ひっそり佇み、長尾さんの冒頭講演を聴かせてもらいました。
 そして、長尾さんの呼びかけに応じて、壇上に上がり、短めに講演し、会場に降りてみなさんと一緒に考え、ふたたび壇上に上がって、長尾さんにも上がってもらった・・・こういう順序でした。



▼明けてきょう2月22日の土曜は、大阪から京都へ向かって、第159回独立講演会@京都です。
 機密情報も主権者と共有する独立講演会は、飛び込み参加ができません。事前の申し込みが必要です。
 第160回独立講演会@東京の募集が、すでに始まっています。
 3月29日土曜の開催です。
 応募と詳しい情報はここです。

 このボタン  では直に、申し込めます。質問もお書きいただけます。質問には、会場で、みなさんの眼を見ながらひとつづつお答えしていきます。

▼一方で、無償、無条件の発信をやめません。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送を、ここに、ゆうべアップしています。
 永遠に連帯する有本明弘さんが、わたしに残していかれた遺言を、わたしの責務のひとつとして日本国主権者のみなさんにお伝えしています。

 この動画は、放送開始から4年10か月で、視聴回数が4億回に近づいています。
 国会議員の動画としては、圧倒的な第1位です。
 しかしオールドメディアは、例によって、この動画は無いことにしています。大阪のホテルで見た新聞に、国会議員の動画の特集記事が大きく、長く載っていました。「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、もちろん、この世に存在しないことにされていました。

 視聴回数は伸び続けていますが、チャンネル登録はぱったり止まりました。
 当然だと思います。
 これだけ自由民主党が失政を重ねていますから。

 わたしの死後、再評価されるかも知れないなと思うことにしている仕事がふたつあります。
 ひとつは、文学の作品群です。ノンフィクション小説の2分野あり、志ある編集者のススメで日めくりカレンダーまであります。
 もうひとつが、自由民主党を中から変えて国益を高める仕事です。
 いずれも、仮に評価されるにしても、わたしがこの世から掻き消えた後でしょう。

 生きているあいだに、みなさんがここでチャンネル登録をしてくださったら、それがほぼ唯一の冥土へのおみやです。
 大袈裟な話ではありませぬ。
 これだけ無茶な仕事をしていて、その先に何があるのかは分かっています。

 大阪府連の会長を引き受けてから、それまで読んでいた本を変えました。
 読書と言っても、この生活では時間がありませんから、1日に平均5分ほどです。短いと2分、長くて8分ぐらいです。それでも子供の頃から大量に本を読み続けたおかげで、ページはある程度は進みます。
 いま読み続けているのが高杉晋作をめぐる記録と書籍の一群です。
 労咳の病を発し、血を吐きながら軍艦の戦闘指揮もとった晋作さんの、その覚悟が、今のわたしにあらためてリアルに迫ってきます。

 武士道といふは死ぬことと見つけたり。





 
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