2025-02-24 02:02:21
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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胸が思いがけず締めつけられました・・・しかし、そのあと、力の限りを尽くしました
▼2月21日金曜に東京の国会から大阪に移動して講演、22日土曜に大阪から京都へ移動して独立講演会 ( 3月の独立講演会@東京はここです ) 、夜に東京へ戻り、23日の日曜に東京から金沢へ移動です。
民間専門家の時代にもこうした移動の連続はよくありましたが、実際、消耗します。
北陸新幹線が開通してから、東京と金沢はほんとうに近くなりました。ところが連続の移動で座り続けていると、長く感じてしまいます。
原稿もあまり進みません。同じ箇所を行ったり来たりします。
長野駅を過ぎて日本海へ近づくにつれ、日本の代表的なスキーエリアの山々が次々に現れます。
志賀、竜王、野沢、斑尾・・・学生時代を思い出しながら見ていると、思いがけず、胸が締めつけられました。
報いを求めずに力を尽くすだけの日々であることが、なぜか、強く迫ってきます。
▼北陸新幹線がどんどん先に進むと、コバルトブルーの日本海が現れました。
わたしたちが日本の自前の海洋資源を、実用化へ、じりじりと近づけている海です。
実用化へほんとうは近づいているからこそ、政府内で既得権益を守ろうとする人々の抵抗は巧妙、執拗、頑迷、そして強くなっています。
それを考えていると、胸を締め付けられた感覚はすーっと消えていき、新しい闘志が湧いてきました。

▼雪の金沢駅に着くとすぐ、駅近くの会場で、自由民主党石川県連 ( 会長・佐々木紀代議士 ) が開いた地方議員研修会の講演に臨みました。
地方議員のための研修会は久しぶりの復活だそうです。
いつものように壇上から降りて、地方議員のみなさんの中へ入っています。

▼志ある地方議員のみなさんと、懸命に、対話します。
会場に駆けつけてくださった主権者のみなさんも、熱心に聴いてくださいました。

▼被災と闘う奥能登からも、能登町、穴水町、輪島市の地方議員のかたがたが来られていて、講演のあとに身近に話しあいました。
石川県の地方議員は若手からベテランまで、わたしのつたない問題提起と解決策の提示を、まっすぐに受け止めてくださいました。
▼なにを話したか。
再現はできません。
その場で命の炎を燃やし尽くすのが、不肖わたしの講演です。
ひとつのポイントだけ申せば・・・阪神淡路大震災の隠された悲劇がなぜ起きたか、能登の復旧、復興がなぜ遅れるのか、党史70年のうち66年間が政権党である自由民主党の重大な責任を見つめ直しながら、「敗戦からことし80年、その敗戦から10年を経て結党した自由民主党は、日本を敗戦国から甦らせるための誓いを、未だ実行していない。拉致事件も、そのために起きた。正直な深い自省と、新しい覚悟を持って、ほんらいの誓いを実行すれば、日本のまつりごと ( 政 ) は、持つべき力を持つことができる」
この趣旨を述べました。
そして、地方政治、国政を問わず、まつりごとに携わる者は「五観」 ( 日本のオリジナルな民主主義による国家観、敗戦後の80年こそを凝視する歴史観、たがいの違いを尊重するからこそ一致点を見つける、赦しの人間観、党利党略で道を踏み外さない政局観、減税すべき時には減税する、国民の負担を減らすべきときには減らす経済の相場観 ) が必要だと述べました。
▼参議院の環境委員長になるまえ、自由民主党の経産部会長代理として能登を歩き、被災地のみなさんと復旧、復興を話しあったときのことも踏まえつつ、問題提起しました。
▼講演を終えると、何人もの主権者が『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』と『日めくりカレンダー』を持ってこられたので、魂を込めてサインをいたしました。
おひとりでも、読者が増えるのなら、こゝろの底から励まされます。
▼地方議員のかたがたと懇親もしたあと、大雪のなかを北陸新幹線にふたたび乗り、終点の敦賀で、特急のサンダーバード号に乗り換え、深い疲労が噴き出すなか京都経由で、夜遅くに大阪へ着きました。
きょう2月24日月曜の祝日は、朝から、自由民主党大阪府連で選対本部会議、昼には、府連幹部と議論、そして学生部大会で講演です。
夜に、今度は空路で大阪から東京へ帰って、連休明けの25日火曜の朝から、国会に戻り、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の仕事から始まってアジア安全保障の特命委員会、国防部会、皇位継承の勉強会といった公務が続きます。
▼最後の写真は、雪のなかを疾駆する北陸新幹線からの光景です。
なにが写ったのか、よく分かりません。一瞬の幻のように美しかった。手前の飛び去っていく塊は雪です。
誰にとっても、どなたにとっても、人生は苦難の連続です。
わたしの働きなど、すべて、この雪の中に埋もれていくのです。当然です。公のために働いて働いて雪に埋もれて、それでいい。
ただ、わたしはいま無性に、書きたい。躰を動かしたい。