On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-02-26 00:35:58
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【ひとこと、付け加えました】  苦悩と、若さと





▼東京の国会から大阪へ入り、関西経済界の重鎮と議論し、長尾敬・護る会前副代表の講演会に参加。
 翌朝に大阪から京都へ移動し、4時間半の独立講演会 ( 3月は東京。募集はここです ) 、京都から夜、東京へ戻り、ふだん通りの海外との議論、原稿執筆。
 翌朝、東京から大雪の降りしきる金沢へ長駆、入って、地方議員のための研修会で講演。
 深夜に電車を乗り継ぎ、大阪に入り、翌朝、疲労の泥の海から起き上がって、自由民主党大阪府連へ。

 府連では、学生部大会で講演をしました。
 党の学生部とはなにか。
 この時代、ジミントウが蛇蝎 ( だかつ。蛇とトカゲ ) の如く嫌われ、若い世代では国民民主党はもちろん、れいわにも支持率で抜かれている時代に、自由民主党に踏みとどまっている、現役の大学生たちです。

 わたしがなぜ、自由民主党を中から変える試みを貫いているか。
 日本の既得権益は、そのほぼすべてがジミントウと結びついているからです。そのジミントウを創建時の自由民主党の原点へ戻し、敗戦国から脱する国造りをやり直すことをやらせない限り、日本は既得権益の利益構造を変えられず、同じ所をぐるぐる回り賃金も上がらない。
 その現実をありのままに見ています。

 ・・・などと言っても今は、無駄でしょう。
 税や社会保険料の高すぎる国民負担を下げない限り、多くの国民が聴く耳を持たれません。

「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画にしても、国民負担をめぐるテーマ以外は、弱い関心しか持たれません。拉致された娘を日本国が取り戻さないまま憤死された有本明弘さんの遺言も、一部の主権者が視てくださるのみです。

 わたしは、もともと無駄に死ぬ覚悟ですから、揺らぎませぬ。
 忌み嫌われる自由民主党の学生部にあえて集う、まことに例外的な若者たちに、命を削るように、お話をいたしました。問題の提起と、その解決策の提示をいたしました。
 写真の女性が、学生部長です。やわらかでいて強靱な意志、国造りに加わる志を、この大学生に感じました。他の学生部の諸君も、とても自然に、志を維持しています。



▼学生部大会の前には、大阪府連の「選対本部会議」に出席し、選挙をめぐって幾つかの決定をいたしました。

 大阪の自由民主党は、昨年10月の総選挙で、公認候補者を立てた15の小選挙区で全敗しました。
 その前回、西暦2021年10月の総選挙でも、やはり15小選挙区で全敗です。
 いわば、30連敗です。

 今夏の参院選も、苦戦をオールドメディアでもネットでも予想されています。次回の総選挙もこのままでは連敗をさらに重ねるのかというのが大方の予想です。

▼したがって、選対会議というのは、辛い会議の多い大阪府連でも、もっとも辛く厳しい会議です。
 しかし・・・組織のトップであるなら、いつもユーモアを忘れず、明るく、引っ張っていくのです。
 実際、意外かも知れませんが、どんな辛さも感じていません。万事に自然体で臨んでいます。
 たくさんの難題が複雑な山脈のように重なりあい、糸が何重にも、もつれています。当然でしょう。だからこそ30連敗です。
 それを予想して、府連会長を引き受けたのですから、動じるはずもありませぬ。

▼どんなときも、主権者のための無償、無条件の発信をやめません。
 この地味なブログも書き続けています。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」も、今夜も最新放送をここにアップしています。 ( 発信は、利益が目的ではありません。動画の広告収入をわたしは受け取りません。撮影クルーに行きます。わたしの意志によります )

 今夜は、大阪府連会長の定例の記者会見をありのままにアップしています。
 実はこれまで、府連会長の定例会見というものは、無かったそうです。わたしはすべてをオープンに進めます。
 大阪は、仁徳天皇が開かれた、日本のオリジナルの民主主義の源です。
 そこから日本をやり直します。

『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』を読んでくださるひとが、ひとり増え、『新版 日めくりカレンダー』を使ってくださるひとが、ひとり増えたら、励まされます。




 
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