2025-03-04 03:28:55
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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発信する気になれないことには、なにも、変わりはありません。しかし無償、無条件の発信を常に、責務のひとつとして考えていますから、限定的に発信をします。
( 自由民主党本部で開かれた国防部会に出席され、真摯に議論に集中される自衛隊の士官です。
※ 防衛省の表現では「士官」と呼ばず「幹部」です。しかし国際社会に出ると自衛隊でも「士官」です。敗戦後の日本が抱えたままの矛盾、ダブルスタンダードのひとつに他なりません。
なお海上自衛隊では一部、国内でも「士官」が使用されます。日本海軍は実は解体されないまま、海自に移行したからです。日本陸軍が解体されて発足した陸自、敗戦前には存在していなかった空自と、海自には違いがあります )
( このように、政府の文官と共に、国防部会に参加されています )
▼不肖わたしによる無償、無条件の発信の中心は、収益が発生しないこの個人ブログと、広告収入がいくら増えても受け取らない動画です。
みなさんにとって無償、無条件であると同時に、わたしの収益もゼロです。
亡き安倍さんも「献金を受け取らずパーティもやらない、企業・団体支援を受けない、派閥の支援も受けないというのは、青山さんの信念として分かるけどさ、動画の収入ぐらいは受け取っていいんじゃないの 」と仰っていました。
いえ、国会議員でいるあいだは、受け取りません。
▼動画は「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」です。ここに並んでいます。放送開始から4年と7か月半で、視聴回数は3億9千5百万回を超えています。
視てくださっている、日本の少数派のみなさんに、あらためて敬意と感謝を捧げます。
国会の主人公は国会議員ではなく、主権者であることを、この「ぼくらの国会」という動画タイトルで表現しています。
動画はいつ撮るのか。
現状は、参議院環境委員会の委員長、自由民主党大阪府連の会長、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の代表、この3つに加えたさまざまな日常の公務で、収録時間の確保が困難を極めています。
それでも、どうにかスキマ時間を作って、公設政策秘書の協力も得て、収録しています。
どこまで続けられるかは、もはや、まったく分かりません。
▼個人ブログで発信しないあいだにも、動画は次々にアップされています。
未紹介の最新放送は、5本あります。
収録は簡単ではありません。1本ごとに苦しみ抜いて撮っています。それが5本も未紹介のまま溜まっているのは、三浦麻未公設政策秘書にも、撮影と編集を委託しているプロのクルーのかたがた3人にも、心苦しく思っています。
5本の中で、いちばん新しいのはこれです。
このエントリーの写真がなぜ、国防部会の自衛官の写真なのか。
この最新動画と関連するからです。
国会で、厳正中立であるべき予算委員長が、一定の歴史観に基づいて、自衛官の国会証言、国会答弁を強く否定なさいました。
これに誰も何も言いません。
おかしなことです。予算委も、わたしの属する環境委も、国会の委員会の委員長は、常に厳正中立であるのが、日本国国会のもっとも大切なルールのひとつです。
しかし、自衛官の国会答弁を求めた国民民主党の議員に対して、その党の幹部が注意なさるということまで起きました。
この「自衛官に発言させない」という現実が、自由民主党の部会にすらあったので、わたしは何度も部会でその是正を求め、.自衛官が国防部会などで発言するということを実現しました。
ところが岸田内閣あたりから、またしても自衛官がひたすらに沈黙する部会となっています。
こうした逆行現象を糺すために、「制服の自衛官が国会で答弁に立つべき」という動画を昨夜にアップしたのです。
▼わたしの根幹は、物書きです。
ゆうべ、自由民主党本部で開かれた勉強会で、アバターの世界的権威で知られる石黒浩・大阪大学大学院教授が講演なさいました。
質疑に入って、恐縮ながら真っ先に手を挙げたわたしは、思わず「国会議員であると同時に、現役の作家です。作家として通底するテーマは、conciousness 意識、です」と切り出して、石黒さんの世界観との接点を探る質問をしてしまいました。
日本中から袋叩きの自由民主党の、数少ない取り柄のひとつが、こういう場での寛容さです。この勉強会の責任者も参加議員も、じっと、このちょっと場違いな質問を聴いてくれました。
石黒さんは、頷かれてから、応えてくださいました。
そのお答えはここには記しませんが・・・誰でも、自分自身のアバター ( 分身、化身 ) を、たとえば石黒さんの会社に依頼すれば、創れる時代です。
にんげんの意識とは何だろう、と、あなたも考えませんか ?
先日、ある会合で、内科医のお医者さまから「国会議員を辞めたら何をするんですか」と聞かれて、すこしだけ落胆しました。
何をするもなにも、わたしはプロフェッショナルな作家として原稿を書き続けているのです。
入閣しない限り、国会議員の兼職は問題ありません。献金収入がなく、パーティ収入もない分、わたしは政治活動の費用も、こつこつ原稿を書くことで補わねばなりません。
が、わたしが作家兼業であることをもはや忘れていらっしゃる人もきっと増えているのでしょう。この会合が、わたしの行動に強い関心のある人だけの、少人数会合だっただけに、その現実をリアルに感じました。
わたしは朝早くから深夜まで、国会議員としての公務を絶対の最優先として遂行しています。
その原則は、国会議事堂に居るときだけではなく、自宅へ戻ってからもまったく同じです。
特に、時差のある諸国の知友と、たとえばウクライナ戦争について、トランプ大統領のアメリカについて、石破総理の日本について議論します。
それは時差からして、自宅に帰っている未明の時間が中心になります。
原稿を書く時間が毎晩、喪われて、作家としては絶望の淵を覗き込む心境にもなります。
仮にわずかな執筆時間ができれば、まず東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)という会員制レポートを書きます。
限定的な会員へのレポートでもあっても、内容・情報も文章も精緻を極めるように、力を尽くして書いています。
こうして作家としての時間はますます喪われます。
頭の中にいくら構想があっても、パソコンのキーを打つ筆致、文章がいくら熟していても、書く時間が無ければ、わたしの死と共に脳味噌が灰になって、もともと世界に無かったことになるだけです。
その絶望感と戦って、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』を世に問いました。新版の『日めくりカレンダー』も出しました。
どれもこれも、3分とか5分のスキマ時間の積み重ねで、どうにか本にしたのです。
しかし「国会議員の書いた本なんて」という分厚い偏見に、直面し続ける8年と8か月の日々です。
わたしは常に兼業の作家です。しかし独立総合研究所の社長と兼業だった時代と比べると、本を読んでくれる人は、ざっと6分の1ほどです。
わはは。
▼こうしたとき、こころの支えのひとつになっているのが、たとえば20歳の学生インターンの増野優斗くんの、弛まぬ努力です。
ショート動画を視る人がどれだけ少なくなっても、早稲田大学政経学部政治学科の学業に精励しつつ、一生懸命に質問を考え、わたしにぶつけてきます。
少数派の中の少数派として、ここをご覧になってくださいませんか ?
▼きょう未明に書き始めたこのエントリーを、なかなか完成させずにいるあいだに、今夜も動画がたった今、アップとなりました。
最新の最新の動画ですね。
ここです。
なんやかやしているうちに、あろうことか、中国の人民元がドルも円も叩き潰す恐怖の時代が動き出している事実を述べています。