On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-03-17 02:02:07
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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「大阪府連会長が石破総理を論評するのはイカン」という陰口は、間違っています



▼この週末も、3月14日金曜夜に大阪に入り、府連会長としての公務をひとつこなし、翌3月15日土曜の朝から、自由民主党大阪府連に入り、まず、諸事の決定機関である執行部会に臨み、そして自由な意見交換の場である役員連絡会に臨み、続いて、わたしが府連会長となってから新たに定例とした記者会見、さらに、面会を希望された地方議員らとお話をいたし、そして写真の「なにわ塾」の講師を務めました。

「なにわ塾」とは、府連の青年局が主体となって開講している、どなたでも参加できる公開講座です。
 受講者は卒業論文を書かれます。

 国民生活が窮迫するさなかに、石破総理が大枚150万円を「ポケットマネー」と仰り、新人代議士を集めて党内の支持固めをなさるのを「政治活動ではない」と仰り、「政治活動じゃないから違法じゃない」と仰って、ただでさえ主権者のみなさんから総批判を受けている自由民主党がさらに信を喪っています。
 そのなかでも、こうやって、さまざまな年代、職業、お考えの人が一堂に会して受講され、質問を通じて議論されることに、胸のうちで深い敬意を払いながら、「魂からの国造りをふたたび」と題して、講演しました。
 そして質問に、誠を尽くしてお答えしました。



▼わたしは「石破総理は進退を含めてみずから決せられるべきだ」と、どこの場でも述べています。
 これに対して「大阪府連会長がそんなことを言ってケシカラン」という声、声と言っても陰口の類いがあることを、大阪に居るあいだに何度も知らされました。

 この声は間違っています。
 なぜなら、大阪府連会長という職責は、政府じゃない、政府の一員ではありません。
 党の一員です。かつ、党としても中央の執行部の一員ではありません。
 党からは、相手が総理総裁であっても言うべきを言うのが、自由民主党の伝統です。
 この民主主義を壊してはいけません。

 また、言うべきを言う場合、匿名で述べることは、わたしはいたしません。
 実名顔出しで述べるのが、主権者のみなさんの代理である国会議員の責任だといつも考えています。

▼さて、これから何をどうするのか、久しぶりに福岡で開く独立講演会で、みなさんの眼を見て語り、質問にダイレクトに答えます。
 この独立講演会@福岡の募集がとっくに始まっています。
「福岡で開いて」という希望は強いのですが、しかし一方で、東京や関西に比べると応募の出足がやや鈍い現実があります。
 これからも福岡で開けますように、よろしければ、ここからお出でください。
 このボタン  を押していだければ、じかに申し込めます。かつ、自由な質問、分野を問わない質問を書き込んでいただけます。

▼いつでもどこでも無償、無条件の発信もまた、やめません。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の最新放送はここです。
 習近平国家主席が台湾侵攻を諦めざるを得ない情況に追い込まれていることを、分析しています。

▼3月15日土曜の夜もしんしんと更けるころ、しっかり疲れて大阪から新幹線で帰京し、翌16日の日曜早朝4時半に始動して、ふたたび東京駅から今度はまるで違う方面へ、違う新幹線で向かいました。
 ある現地関係者に「無限の体力と言うほかないですね」と呆れられました。

 いえ、もちろん、有限です。
 西暦1853年のこと、浦賀に黒船が現れて、砲を江戸に向けていると知った吉田松陰師は、その江戸の市中から走って走って浦賀 ( 現・神奈川県横須賀市 ) へ急ぎ、わらじが駄目になったので裸足で、当時の小石だらけの道を血を流しながらなお走っているとき、名も知らない女子からわらじを譲ってくれて、おかげで、ペリー艦隊が日本を威迫している現場を見ることができたのでした。
 その気力と体力に比べれば、新幹線に乗れるんだから、なに、大したこともありませぬ。
 この頃、わがふくらはぎの筋肉がさらにモリモリなので、ぼくもある意味、裸足で走っているのでしょう。わはは。





 
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