On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-04-12 10:03:03
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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✳️訂正しました  【推敲し、書き加えました】  町の議会の議員と、首都の国会の議員と、何ら変わりませぬ   なぜなら心身を尽くす相手が日本の民であることが同じだからです



▼きのう4月11日金曜、国会議事堂と自由民主党本部で、それぞれ長い交渉事の山場になる重大な協議に臨み、また参議院の本会議に出席して、それから急ぎ、大阪府三島郡の島本町に向かいました。

 町議選と、町長選の応援遊説です。
 町議選や町長選に、大阪府連会長がやって来ること自体が「あり得ないことだった」 ( ベテラン地方議員 ) だそうで、かなり驚かれました。
「なんや、よう似てる人が居てはるもんやなぁと思ったら、青山さん本人やんか」と眼をまん丸にされる女性もいらっしゃいました。わはは。

 身近な足元の選挙は、みなさんにとって、とても大切です。
 この島本町の町議選は、定数14人で立候補は15人、つまり1人しか落ちません。
 だから余計に政治的常識では、府連会長が、それも東京から来たりはしないわけです。
 わたしは旧来の政治家風の常識には拘りません。黙って身を呈して、打ち破ります。
 その代わり日本人らしい良識には、しっかり拘ります。

 写真は、甲南大学の大学院で物理学を学んだ、ふくしま保雄候補です。
 冷静な知性で、熱い気持ちを持つ人です。

 空に向かってふくしま候補が手を挙げ、わたしも空に向かって演説しているように見えますよね。
 これは地上に有権者がいないからです。
 大きなマンションに向かって、お騒がせすることを心から詫びながら、誰かは室内で聴いてくれていることを祈って、短時間、話しています。
 たったおひとりですが、ベランダに出てきてくださって、飛び上がるほど嬉しかった。

▼島本町のこのあたりの地区では、もう有権者に直には会えないのかなぁと思っていたら、わんこを連れた女性が川の土手から現れて、なんと、『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』にサインを求められたので、びっくり。
 この個人ブログで、島本町入りを知って、急いで『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』を買おうと探し回ったそうです。
「よく、見つかりましたね~」
「はい。とても苦労しました」

 わんこと共にあなたさまが幸福でありますように、こゝろから祈ります。




▼こちらは、島本町議会議長の清水さだはる候補です。
 議長であっても、自由民主党への手厳しい批判のなか、苦闘が続きます。

 この候補も、近畿大学理工学部の土木工学科卒の技術者出身です。
 議長に選ばれるだけあって、落ち着いた信頼できる人柄です。

 この演説のときは、有権者がかなり集まってくださって、演説を終わるとみなさんの眼を見て握手をしたり触れあうことができて、それもたいへんに嬉しかったです。




▼町議選の自由民主党公認の立候補は、おふたりです。
 現職の町長さんに挑んでいる町長選立候補者は、伊集院はるみさんです。
「はるみ号」というピンクのスクーターで走り回っておられます。

 わたしの信頼する町議5期20年の女性ですが、町長選には完全無所属で出馬なさっています。
 わたしは友情として応援しました。
 もしも投票してくださる場合は、「はるみ」だけで大丈夫だそうです。




▼このとき、かなりの聴衆が集まってくださいました。
 演説のあとに握手したり話したりできると思うと、正直、嬉しくて、ジョークも弾みます。

▼この島本町から、まっすぐ、大阪市内のミナミへ。
 わたしと立場が真っ向から違う、大阪では知られに知られた要人と、じっくり語りあいました。

▼語り合いは、非常に大きな意義がありました。
 しかし夜遅くにホテルの部屋に入ると、どっと心身の疲れが噴き出て、かなり辛いものがありました。

 ひとりになると鬱勃たるものが狭い部屋を駈けめぐります。
 少年時代、北杜夫さんの著作をすべて読み尽くして、「鬱勃たるもの」という言葉に馴染みました。
 その頃、漠然とその意味を想像していましたが、いま、胸を突かれるほど良く分かります。

 当時はベストセラー作家だった北杜夫さんも、すっかり忘れられた感があります。
 作家も、亡くなると多くは忘れられます。
 わたしという作家は『俺が死んで、政治家の書いた本なんてという思い込み、決めつけが外れたら、きっと再評価される』と、たとえば『夜想交叉路』や『わたしは灰猫 そして灰猫とわたし』、『平成紀』といった小説群を考えているのですが、事実はおそらく逆で、もっともっと忘れ去られるだけでしょうね。

 いつでもどこでも無償、無条件の発信をやめません。
 ゆうべは「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の第935回放送をここにアップしています。
 消費減税の代わりに給付金を、という動きに強く反対しています。給付金を支給するのなら、あくまでも、消費減税が実践されるまでのつなぎにせねばなりません。代わりに、というのは駄目です。

 学生インターンの増野優斗くんは、この4月、早稲田大学政治経済学部政治学科のついに4年生となりました。21歳ですね。
 インターンとして自由民主党本部からたまたま派遣されて、議員会館の青山繁晴事務所へやってきたときは18歳の1年生でした。
 若い彼が懸命に取り組んでいてくれるショート動画も、いつまで続けられるかと、ふと考えてしまいます。
 最近のショート動画は、新しい工夫として、彼とのごく自然な問答にしています。
 あっという間の短い時間であることには代わりありませぬ。
 青春のように・・・短いです。

 ここに並べています。
 よろしければ、彼の志のためにも、視てくださいね。数十秒です。
 34万を超えて視てくださっているショートもあります。

※このエントリーは、きょう4月12日の土曜の朝から書き始めて、すぐに関西万博の開会式に自由民主党大阪府連会長として参加せねばならないために、書くのを中断しました。
 移動のバスの中などで書き続け、ホテルの部屋に戻ってから完成させました。
 いわば、いちにち仕事です。わははのは。





 
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