On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-04-27 04:48:38
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (0)

【推敲しました】  安倍さんが福岡に現れました




▼きのう4月26日土曜は、午前4時40分に就寝し、5時ちょうどに、セットしておいたアラームが鳴りました。
 さすがに起きるのが思い切り辛く、おのれを励まして起き上がり、とても熱いお湯にはいって心身を目覚めさせ、羽田空港へ向かいました。

 わたしは議員特権を使わないために、議員宿舎には住んでいません。
 そのために国会議事堂や自由民主党本部には遠いです。

 しかし羽田空港や新幹線の駅には、わりあい近い。
 それでもなお、大阪の朝の会議に参加するためには、こんな無茶なことになります。
 機内ではパソコンを開いて、新刊『憤怒と祈りで建国だ』 ( 予約はここです ) の続きを書いてはうつら、ハッと目覚めて書いてはうつら。
 あっという間に伊丹空港に着きました。

 伊丹空港で、あの西暦2022年7月8日の悲痛な朝、機内でニッコリ笑う安倍晋三・元内閣総理大臣と偶然、会って、話して、そして先に降りて歩く安倍さんの飄々とした背中を見ながら、なるべく離れて後ろから歩いていったのと同じ通路・・・それを辿って、空港を去り、大阪市内の自由民主党大阪府連の古びた事務所へ入りました。

▼きのうは、大阪府連の選挙対策本部会議です。
 本部長は、府連会長のわたしが兼任しています。

 7月に迫る参院選については新展開、いつあってもおかしくない衆院選についてはある種の決断、いずれも自由民主党本部の執行部ともはや数え切れないほどの交渉、議論をいたしてきた結果を踏まえてのお話をいたしました。
 そして選対本部のみなさんから出されるすべての意見を丁寧にお聴きし、誠心をもってお答えしました。

 こうした決断には、どうしても、身を切られるような措置も必要となります。
 これは決して避けられません。また避けてはいけないものです。避けるのであれば、組織を率いる資格はありませぬ。
 それでも胸の裡 ( うち ) では、あまりに辛いものがありました。

▼そのあと再び、伊丹空港へ行き、滑走路を歩いてちいさなプロペラ機に乗りました。
 4月27日の日曜、つまり今日に福岡で開く独立講演会へ向かうためです。

 わたしの座席の隣には、独立講演会を主宰する独立総合研究所 ( 独研 ) の3代目社長、青山千春・東京海洋大学特任准教授が明るくニコニコして座っていました。

 独立講演会へ同行するために、わざわざいったん東京から伊丹に着き、伊丹で待機して、この伊丹発福岡行きのちいさなプロペラ機に乗ってくれていたのです。
 プロペラ機は高度が低く、瀬戸内の島々がみぢかで、やがて高杉晋作が扇子を振って「やれ撃て、それ撃て」と戦闘を指揮した海戦の現場、下関海峡を越えました。
 日本の空は晴れわたっています。
 そして福岡に到着、旧知のディレクターから現職国会議員としてラジオ番組に参加することを提案しているという話を聴きました。実現するかどうか、それはわたしには分かりません。

▼ホテルに入ると、新刊の原稿と悪戦苦闘しつつ、眠り込んでしまいました。
 そして安倍さんが現れたのです。
 もちろん、夢の中です。枕元に立つのでもなく、はっきりと、これは夢の中だと分かっていました。

 それでも会うのは、あの2022年7月8日、暗殺の日以来です。
 まず最初に、ひとに「安倍さんが来てる。とっくに亡くなりましたよね。一体これはどうしたことでしょう」と言われて、そこへ行ってみると確かに安倍さんがあのスタイルのよい姿で、穏やかに、立っていました。
 そしてわたしと一緒にすこし場所を変え、安倍さんは、白い長袖のYシャツにネクタイを締めながら、静穏に笑って「きょうは講演会だよね」と、あの、角が取れているような、親しみやすい声で仰いました。

 わたしは「はい」と頷きながら、思いました。
『安倍さんはいったいどうやってここへ来たのか。
 奈良で撃たれた直後、おれが演説していた阪急宝塚駅の駅頭で、背中から、膝を丸めるように入ってこられた。
 次の瞬間、右の上に、機内で会ったときとまったく同じ晴れやかにニッコリ笑う笑顔で浮かんだ。
 まさしく天上の笑顔だった。
 安倍さんはその笑顔で、おれの目を見て次の瞬間、右の上方遠くにシューッと猛速で飛んで行った。あそこから、戻ってこられたのか。
 なぜ。
 何を言うために』

 そして目が覚めました。
 夜明け前です。

▼いつでもどこでも無償、無条件の発信をやめません。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」は、安倍さんも総理として力を注いだ日本の防衛力強化をめぐって、米軍も「まさか」と驚いた画期的な進化が起きたことを、伝えています。
 この進化を支えている退役将軍の証言も添えています。
 防衛力で護られるべき主権者のみなさんに、どうしてもお伝えしたかった新しい希望のひとつです。

 ここです。

▼ショートはここに並べています。

✵しばらくしたら、独立講演会@福岡の会場に入ります。
 いま募集しているのは、5月の東京開催です。ここです。あるいはこのボタン

を押してください。質問も書き込めます。

 安倍さんが今も、身近に居らっしゃる気配を感じています。





 
  • 前の記事へ
  • 記事の一覧へ
  • 次の記事へ
  • ページのトップへ

 

コメントは原則非公開です。それをご理解のうえ、投稿してください

名前
タイトル
メールアドレス
コメント
認証入力
画像認証 CAPTCHA Image 画像変更

※入力欄はすべて必須です。
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。

もう一度、コメントがすべて「原則非公開」であることを確認され、投稿ボタンを押してください。

  • ページのトップへ