On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-05-15 05:42:26
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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【最後に追記しました】  滅茶苦茶です  さすがに憤ります  僅かな仮眠から目覚めればこのありさまです



▼ほぼ毎日書き込んでこられる高齢らしいおかたからの書き込みです。
 いつも長文ですが、そのなかに、どうしても許せない一文がありました。

 もはや、こうしたことはしたくないのです。
 しかし、これは捨て置けません。
 善意の書き込みにこそ、恐ろしい誤解が込められている典型例ですから、あえて、原文のまま引用します。

~ここから引用。原文のまま。ただし長文の一部~

>」わたしは広告収入を受け取りません。
は分かりますが、いったい独研はいくらぐらい広告収入を得ているのか
青山さんが「受け取りません」というたび、こちとら気になります。

何度も仰るから何度もお聞きしたくなります。
莫大な金額なのか、些少な金額なのか。
青山千春博士なら知ってるわけですね。

当方は動画をアップ&公開など夢のまた夢なので、どんなものなのかただ知りたいだけ。
この収入というのは税務署が補足しづらいものなので申告しなくて大丈夫なのかとか。
ま、言いたくない話なのでだれも公表しませんよね。
税務署はどうとらえてるのか。これも商行為でしょうか。

~引用終わり~

▼いったい何を仰っているのでしょうか。

▽まず、何度も何度も何度もすでに説明しています。
 あなたさまが眼にされなかったというだけです。
 ご自分の視た世界が全世界になる、というネット時代の弊のこれも典型例です。

▽次に「いったい独研はいくらぐらい広告収入を得ているのか」。
 何でしょうか、これは。
 なぜ、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の広告収入が独研、独立総合研究所に行くのですか。
 動画と独研は一切、何の関係もありません。

 これも何度も、「広告収入は撮影・編集のクルーに行く」と明記しています。
 
 さらに、その撮影・編集のクルーが、動画に毎回、下掲のように明記していますね。
「本チャンネルの広告収入は、チャンネル運営会社の運営費に充てられており、青山繁晴参議院議員は受け取っておりません。これは利益供与には当たりません。また、表示される広告内容は、YouTube側でプログラムされるものであり、本チャンネルとは一切関係ありません」

 あなたさまは、わたしの「ブログを書き始めた時間」が本当なのかまで細かくチェックしていらっしゃる方です。
​ しかしこうやって毎回、見落とされていますね。
 青山千春の名前まで書いておられますが、独研の社長である彼女が知るわけはないでしょう。独研と動画は前述の通り、何の関係もないのですから。勝手に名前を出さないでくださいませんか。

▽「莫大な金額なのか、些少な金額なのか」とも書かれています。
 は?
 視聴回数4億回超えの動画ですから、広告収入は多額らしいと聞いていると、これも何度も何度も書いています。

▽「この収入というのは税務署が補足(※誤字)しづらいものなので申告しなくて大丈夫なのかとか。
ま、言いたくない話なのでだれも公表しませんよね。税務署はどうとらえてるのか。これも商行為でしょうか」

 これも酷い。
 あたかも脱税の疑いありのような仰りようですが、ここはまさしく、名誉の毀損です。
 税務署が捕捉してないわけが無い。
 前述の通り撮影・編集クルーが「チャンネル運営会社の運営費に充てられている」と明記している通りですから、その会社が税申告していると思われます。わたしは受け取っていませんし、その会社の一員ではもちろん全くありませんから、直接は存じませんが、当然、そうなります。
 わたし自身は「商行為」など、この動画で致しておりません。

▼この貴重な朝の時間を、こんなことに使わせないでいただけませんか。
 これを書いたたために「そんなの放置しろ。気にしすぎだ」と必ず書き込まれると思いますが、いえ、放置できる限度を超えています。
 この方であれ誰であれ、ご自分の酷い思い込みを、いくらでも自由にネットに書き込んで誤発信できる時代でもあります。

 新刊『憤怒と祈りで建国だ』には、抑えに抑えながら、「わたしが議員を辞めたくなるのは、いつも主権者が原因である」ということも万やむを得ず、記しました。
 ただし、このような深刻な例は逆に挙げずに、ごく軽微なものしか具体例は挙げないようにしました。

 それは、主権者のためにこそ国会議員を続けているわたしの、ささやかな矜持です。

 冒頭の写真のように、わたしたちの祖国という共通の船は、進路を霧に塞がれています。
『憤怒と祈りで建国だ』の冒頭も、日本社会を覆う深い霧について描いています。
 そしてその霧をひとつひとつ、どうやって振り払うのかも、これは終章近くに記しました。

 この書は、円環構造になっています。
 それこそが、ネットで切り取られる世界とは違い、本物の世界です。





 
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