2025-07-05 04:11:12
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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こんな悲痛な苦戦でも自然な笑顔が誰に対しても絶えない漢 ( おとこ ) がここに居る

▼それが参院選大阪夏の陣の柳本あきらという人です。
選挙だから言うのではなく、こゝろから感嘆しています。
「しげちゃんとあきらの毎晩対話」の第2日も視てください。ここです。
それにしても炎暑の陽射しと熱が、みんなを襲います。
強靱な身体を持っているわたしも、公示日も2日目も丸々いちにち、この凄絶な暑気を頭から受けて、夜半になってすこし頭痛がしたりして驚きました。
ちゃっかり涼しい室内などを選んで、中抜きで応援する議員も居たりしますが、それはそのひとの生き方です。それにちゃんとみずからの身体を考えておられるのでしょうから、問題ありませぬ。

▼柳本さんの向かって左、誰だか分かりますか ?
そう、元F1パイロットの山本左近・前代議士です。柳本さんが衆議院議員時代に同期だったそうで、愛知からやって来てくれました。落選中です。護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の準会員です。
ぼくとは思わず、聴衆のみなさんの前でハグしてしまいました。
すると、肩の筋肉が盛りあがっていて、まるで現役レーシング・ドライバーの時みたいになっています。雌伏の時を前向きに活用して、きっと鍛えているんでしょう。
そう言うと、彼は穏やかに頷きました。
われらが左近ちゃん、手抜きのない応援と友情です。

▼この写真を見て、「何て聴衆が少ないのか」と、誰もが思うでしょう。
ところが、これよりもっと少ない、すなわち聴衆ゼロという遊説現場もあったのです。
それはこの日の午前、大型スーパーの前でした。
めげずに柳本さんやわたし、地元議員のかたがたで壁に向かって演説していると、ふたりの聴衆がお見えになりました。
しかしそれは、わたしの話をいつも聴きに来てくださる読者、支持者のかたでした。
候補者の話を聴こうとする人が居ません
それは柳本さんのせいではなく、総理官邸と自由民主党本部に対する国民の、もはや憎悪ともいうべきお気持ちが最大の要因だと、現場で考えざるを得ませんでした。
わたしは「石破政権とジミントウがここまで嫌われていることを実感します」と演説のなかで、正直に、ありのままに述べました。
ところが、官邸や党本部に、本物の危機感はまだ無いと考えます。
おのれの2回の選挙を含め、数知れないこれまでの選挙応援のなかで、これまで一度たりともこんなことは起きませんでした。
この選挙がこのままであれば、日本国にはこの夏の終わらないうちに、真っ赤っかの増税論者、財務省との紐帯 ( ちゅうたい ) がもっとも強い野田元総理が、再登板することになるでしょう。
野田さんはしかも、女系天皇、選択的夫婦別氏を一気に実行しようとするでしょう。
もちろん「可能性が充分にある」とでも言っておくべきです。なぜなら野党は左から右までバラバラだからです。
しかし玉木さんには「総理になったらもっと醜聞が出てこないか」という懸念も囁かれているなか、一度は総理をやっている野田さんが「スキャンダルは出尽くしているはずだ」という判断で、前に出てくる政治的必然性はあります。
増税派の政権を避けようと、主権者のみなさんが苦しんで、そして超増税派の新政権を招く。
もしもこの事態となったら、それは主権者の責任ではなく、わたしを含めた自由民主党議員の責任です。
そしてわたしは、参院選大阪夏の陣で敗れれば、即、大阪府連会長を辞任します。
そのときは、大阪府連がパーティをやめて明るい運動会にする改革も何も、露と消えます。
これの全責任は、わたしだけにあります。
▼きのうの7月4日金曜、参院選の2日目の炎天下で、女性の主権者が「青山さんがパーティを運動会に変えてくれて、それでみんな、パッと明るくなった。何があっても辞めないで」と真摯なまなざしでわたしに仰いました。
内心で強烈に辛かったですが、「いえ、もしも柳本さんが当選しなければ、わたしが府連会長に留まる選択はありません。ごめんなさね」と申しあげました。
7月19日の選挙運動最終日まで、炎熱に負けずに力を尽くすだけです。
党利党略ではなく、日本オリジナルの民主主義のふるさと、大阪と、そして祖国のためにこそ。
▼さぁ、3日目の夜が明けました。
作家としてはひとつ前進がありました。
「さっきまでナマの政治に向き合い、次の2分間には小説を書き、その次の5時間、6時間には再び、ナマの政治に向き合い、そして深夜と未明にはみずからを励まして小説を書く」という無茶な日々のなかで、小説『夜想交叉路』を文庫本にする原稿、400字詰め原稿用紙換算で237枚をきっちり、締め切り日のうちにモバイルパソコンから版元の扶桑社に送りました。
それならそれで、これからゲラ ( 仮印刷 ) の直しや、本文の文字フォントの選択や、表紙デザインの決定や、帯の作成とさまざまに次の仕事が押し寄せています。
ふつう作家は、原稿を書くだけです。
しかしわたしという作家は、こうやって本の手触り、重さ、価格まで、すべてみずから手を掛けていくのが生き方です。
最終的には、8月29日に書店に新しい文庫を搬入し、8月30日にネット書店で発売開始、そして9月2日に公式発売
となる予定です。
原稿を全文、〆切に間に合って送り込んだために、このタイトなスケジュールが実現する希望が強まりました。
▼国会議員と、大阪府連会長と、プロフェッショナルな作家と、いずれも完遂していきます。
すべて結果は、主権者と天が、断を下されます。













