On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2025-10-13 01:28:10
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
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みなさんへの情報提供が滞っているので、まとめて、お伝えしておきます  その2



( 中華民国の建国記念日である「双十国慶節」当日の総統府の内と外です。素晴らしいお天気に恵まれました。わたしのささやかな記憶にある双十国慶節はいつも明るい晴天です。
 この総統府の厳粛にして美しい建物は、かつて日本の内務省の管轄下で台湾総督府が建設しました。
 台湾は、中国や韓国と大きく異なって、戦前の日本統治に肯定的です。そのために「総督府」の建物が「総統府」にそのまま使われている側面があるとされています。わたしもそうだと思います。
 わたしたちはみな、戦前の日本がすべて悪かったという教育に塗り潰されて育ちました。たった今、教育を受けている子供たちもみな同じです。
 しかし台湾をはじめ世界を歩くと、それは違うという事実を、中韓両国政府の姿勢をむしろ例外として、多くの国から学ぶことができます。
 この旧総督府、現総統府の建物にも、アジアの自立と民族の共生という、当時の見果てぬ夢が感じられます)

▼わたしは国会議員であると同時に、五分野 ( 安全保障、国家危機管理、外交、資源エネルギー、情報 ) の実務的な専門家であり、またプロフェッショナルな作家です。
 この三刀流をひとつの身体、ひとつの心で遂行するのは、正直、たいへんに困難です。

 そのうち作家は、小説とノンフィクションの両分野を常に書いています。こういう作家は実はほとんど居ません。
 たとえば小説の村上春樹さんはそのエッセイのなかで「ノンフィクションを書いたら、ノンフィクション分野の作家から、安っぽいとかお手軽な旦那芸だと批判された」という趣旨を記しておられます。村上春樹さんは小説だけではなくエッセイもノンフィクションもわたしはかつて愛読しましたから、「そんなことを言う人が居るのか」と、ちょっと驚きました。
 しかしわたしは小説とノンフィクションの両方をいつも書きます。「セイジカの書く本なんて」と、ほとんど誰も見向きもしませんから、偉大な専業作家の村上さんと違って何も言われませんが、作家としては二刀流となるようです。
 したがって、すべて合わせると四刀流です。
 もはや、無茶ら苦茶らです。

 それだけに、もっと正直に申して、ようやく産み出した作品は、できればひとりでも多くのひとに触れていただきたく思っています。
 文章を追う眼だけではなく、本の手触りを感じる指、ほんの心地よい重さを感じる掌と腕、そして別世界へ没入するこゝろを、みんなと共有したいのです。

▽秋から冬へ向けての " A Winter Gem " (ちいさな冬の宝石)である文庫本の『やさしく夜想の交叉する路』は、たとえばここにて、あるいはここにて、または街の書店にて苦闘の真っ最中です。



▽10月28日に発刊が迫るノンフィクションの最新刊『絶望を撃つ』は、たとえばここにて、あるいはここにて、そして街の書店にて、予約を受け付けていますが、これまた苦戦のさなかです。



▼2冊の最新刊だけではなく、わたしは今、四刀流のすべてにおいて、ただ大苦戦があるだけです。
 一体なぜ、こうなのか。
 それは・・・一切合切すべて、わたしの努力がまるで足りていないからです。
 謙遜ではありませぬ。
 体も心もひとつしか無いとか、言い訳はできません。おのれが勝手に選んで四刀流でいるのですから。





 
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