On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2007-09-11 07:29:13

生を耐える




 耐えるとは、なんのために耐えるのだろうか。

 あんまり謎かけのようなことを、個人的な呟きのこのブログであっても、書いてはいけないよなぁと思いつつ。

 ぼくは、なんのために耐え、みなさんも、なんのために耐えるのでしょうか。

 暮夜にひとり、そう思わずにはいられない。
 この世でそれぞれに耐え続ける同時代人にも思いを馳せて、こう書かずにはいられない。





「あったかいお茶をゆっくり飲む」
 二十歳のひとの書き込みに、なるほどなぁ、いい考えだなぁと、こころから想う。
 実際に効果もきっとあるでしょう。
 こういうことを、さらり書ける二十歳がいる。
 ぼく個人のことよりも、それは、わたしたちの二千年国家の希望に、きっとなる。

「汝ら、その狭き門より入れ(いれ)」
 このイエスの言葉の意味を、ぼくと一緒にあらためて考えてくれる、たいせつな友だちもいる。
 思わぬ病と戦いつつ、そうやって考えてくれる友だち、あなたのもとにこそ、愛がある。




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