On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2008-03-20 03:27:58

来てください





▼あまりに直前になってしまいましたが、今度の日曜、23日の午後1時から長野県松代町の「明徳寺」で開かれる栗林忠道・帝国陸軍大将の63年回忌法要に、ぼくも参列し、つたない講演も行います。

 硫黄島の戦いで、敵だったアメリカからいまだに名将と敬愛され、祖国日本からは忘れ去られていた、あの栗林将軍です。

 クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」で、渡辺謙さんが演じ、ジェネラル栗林は、ようやく日本国民にも知られました。
 しかし故郷の松代町では、若者をたくさん死なせた戦争犯罪人のように誤解して、その名を記憶していた人もいたようです。

 いわば名誉回復の法要でもあると、ぼくは考え、参加させていただくことにしました。
 ぼくが2006年の12月に硫黄島を訪れ、島内をぼくなりに懸命にみて歩いたこと、そのあとはいかなる講演会でも、硫黄島で後世の日本の輝きのためにこそ死んでいった将兵の生きっぷりを話していること、それらをご存じのかたも、このブログを訪ねてくださるなかには、いらっしゃると思います。

 交通費はかかりますが、講演などはもちろん無料です。
 誰でもおいでになれます。
 ぼくのためにじゃなく、栗林将軍のご遺族のため、また硫黄島に命を埋めたすべての、わたしたちの先達(せんだち)のために、どうかおいでください。

 写真は、その法要と講演会のちらしです。


▼ぼくは、きょう間もなく、江田島の海上自衛隊・幹部候補生学校の卒業式に列席し、海上自衛隊機で、ほかの列席者とともに夜には東京に帰り、翌日の金曜夜には再び、大阪入りして、土曜日の午前に関西テレビの「ぶったま」の生放送に参加し、そのまま東京にとって返して、TVタックルの収録(放送は3月末)に臨み、翌日の日曜朝に長野県松代町に向かいます。

 ぶったまやタックルに関心があるひとは、どうぞ番組をみてください。
 そして、できれば、松代町でお会いしましょう。
 一人でも多くのかたと、松代町でお会いしたいです。

 このブログを読んで、長野県松代町の法要と講演会に来られたかたは、ぜひに、ぼくに声をかけてください。
 固い握手を交わしたいと思います。
 サインなどを、僭越ながらもしもお望みでしたら、すべてのかたのご要望にお応えします。


 青山繁晴 拝 3月20日春分の日 未明3時40分

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