On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2011-10-06 05:54:20

急ぎ (すこし追記しました)




▼みなさん、この地味ブログを訪ねてくださるみなさん、風が秋を通り越して、じかに冬に触っているようです。
 いかがお過ごしですか。

 ぼくは、ありのままに申せば、ちょっと目もくらむような過密日程と、体調不良と戦いながら、元気でいます。
 体調の不良は、2月17日に大腸の初期ガンを切除するために全身麻酔の開腹手術をし、そこから1か月も経たないうちに東日本大震災と福島原子力災害が起きて、そこからずっと、非力なりに力を尽くして走り続けてきたことの疲れに、よるものです。
 病気ではありませぬから、心配は要りません。

 ガンは、手術前の腸内カメラ検査で自分でも同時進行で見たときは、とても大きかったです。
 若い担当医は「青山さんがガンになるはずはないですよ」と、ちょっと不思議に思うほど何度も言ってくれましたが、ぼくは『こりゃ、ガンだよ。家系にガンはほとんど出ていないのにナァ。まぁ、よほどのストレスや無理、無茶をしてきたということだよね』とひとり、内心では考えていました。

 しかし、切除後の精密検査で、最初期のⅠ期の、さらにその前の段階だったと分かりました。
 だから主治医も「転移の心配もありません。切って、それで終わりました」と断言されています。

 ただ、ガンは問題なくても、その後の腸閉塞でまさしく死にかけたり、ガン手術の前には尿管結石と、それから重症肺炎でこれも師の一歩手前まで行ったり、それらが続きましたからね。
 全部あわせての身体への負担が、そのまんま残っているうちに、祖国が運命の3.11を迎えましたから、正直、おのれの身体に構っているヒマなどありませんでした。
 それは今も同じですが、3.11から7か月が過ぎ、つもりに積もった疲れが凄まじい勢いで、どっと噴き出している感じです。

 原稿の遅れなどで、迷惑をかけています。
 関係のみなさん、あらためて、ごめんなさい。
 しかし、この10月のうちに、すべての遅れを取り戻します。

 ぼくには信頼する鍼師(ハリ師)がふたりいます。
 そのうちのひとり、Sさんは「鍼を施術していると、青山さんの全身の細胞は、もともとは超人的なものという実感がありました。それが、全身麻酔と、開腹のショックで、普通人の細胞になっている。だから超人的な日程に耐えるのが、たいへんなのです。いずれ元に戻ります」と話してくれました。


▼さて、今朝は、急ぎのお知らせがふたつ、あります。

▽ひとつは、独研(独立総合研究所)のインディペンデント・クラブ(IDC)の会員の追加募集です。
 IDCは現在、第1期の会員として、300人の会員がいらっしゃいます。
 独研内のIDC事務局は、「会員をきちんとケアするためには当面、これ以上は、会員数を増やせない」という判断でした。
 しかし、入会希望者は、驚くほど沢山いらっしゃいます。
 そこで、ぼくは独研の社長として、新たにひとり社員を増やし、そのうえでIDC事務局と、独研の総務部と慎重に協議を続けてきました。

 そして、第1期の追加募集をおこなうことを決しました。
 以下に、募集要項を記します。

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*インディペンデント・クラブ 第1期(2回目) 募集要項

■募集期間
2011年10月7日(金)9:00 ~ 2011年10月13日(木)17:00

※先着順です。

※定員になり次第、募集期間中でも受付を終了しますので、
あらかじめ、ご了承ください。

■活動開始 2011年11月1日(火)~
募集人数 100名

■申込方法
独研の公式HPで、利用規約をお読み下さい。
利用規約に同意いただけましたら、独研の公式HPにある「申込フォーム」ボタンをクリックし、リンク先のページよりお申込みください。

※募集期間になりましたら、「申込フォーム」ボタンを表示します。それまでは表示されません。

※受付OKとなったかたには、独研から会費の振込先をお知らせします。

※「申込フォーム」以外からのお申込みは受付していません。ご了承ください。

■会費 入会金:10,500円(税込) / 年会費8ヶ月分:8,400円(税込)

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 インディペンデント・クラブ(IDC)はこれまで、国会見学会を二度おこない、ヤマヒロさん(関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」のメインキャスター、山本浩之アナ)と一緒のミニライブを含む「京都集会」などをおこなっています。
 きょうはチャンネル桜の「青山繁晴の答えて、答えて、答える」の収録見学会と懇親会もやります。

 

 インディペンデント・クラブの会員には、事務局から「IDC通信」も届きます。
 まもなく、創刊号が発送されると思います。
 そこには、上記の国会見学会や「京都集会」のようすや写真、さらには、青山千春博士の執筆による「がはは 青山繁晴のできるまで」という赤裸々な(…ほんとに)連載コラムや、ぼくのミニコラムなどなどが掲載されています。



▽さて、もうひとつは、福岡県の個人のかた(薬局の店主さん)が、一生懸命に、ぼくの講演会を開いてくださいます。
 その志にお応えするために、お知らせしておきたく思います。

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講演名: 青山繁晴講演会 in 小郡
    「日本だけが放つ光を掲げよう」

主催:青山繁晴講演会を開く会

開催日時:2011年11月27日(日)
開場 10:00
開演 13:00
場所:小郡市文化会館(大ホール)
   〒838-0142 福岡県小郡市大板井136-1
TEL:0942-72-3737

費用: 1,500円(全席自由)
   ※入場時には、チケットが必要です。
申込方法: 9月1日(木)AM10時より、下記にてチケットを発売致します。
購入に必要なPコード「619-857」

店頭(コンビニエンスストアーのセブンイレブン、サークルK、サンクス)の各
店舗にあるチケット販売機、チケットぴあ店舗、チケットぴあのホームページ上
で購入できます。

※詳細は、チケットぴあHPをご覧下さい。
※チケットは、チケットぴあにて、講演日当日の昼12時まで販売致します。
問い合わせ:青山繁晴講演会を開く会
TEL:090-3418-0209
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 この講演会は、あくまで個人のかたが、その驚嘆すべき熱意で開催されます。
 独研(独立総合研究所)の共催などではありません。
 すでに一度、おこなわれていて、ぼくは講演しながら、集まってくださった聴衆のかたがたの多さ、熱心さ、そして主宰の薬局店主さんの祖国と世界への真情に、打たれました。




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