On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2012-01-19 04:43:39

あえて記すほか、ありませぬ ★ 大事な追記の追記があります!



▼大阪で、関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」の生放送に参加(出演)した帰途、伊丹空港の書店で、読者へのこころを込めてサインをいたし、帰宅。
 帰宅しても、すぐにテロ対策の仕事にかかったけれど、帰宅したという事実だけで、気持ちはいくらかホッとする。

 ところが、膨大な量のEメールをチェックしていると、「ぼくらの祖国」の編集者から青山千春博士に「東京でのサイン会は調整できませんでした。申し訳ありませんでした」という連絡のあったことが分かりました。

 愕然としました。
「ぼくらの祖国」のサイン会は大阪と京都での開催が決まっているけれど、東京、横浜をはじめ首都圏でもサイン会をやってほしいという、Eメールや、この地味ブログへの書き込みはたいへん沢山、来ていて、当初から編集者に開催への調整をお願いしていました。
 しかし、連絡がなく、こちらから問い合わせる度に「待ってください」という答えが繰り返され、その挙げ句にいきなり、NOの回答。

 みんながどれほど、がっかりすることか…。
 それなのに理由も何も説明がなく、そもそも仮に1月、2月が調整つかなくても、今から全面的に諦めてしまう理由が分からないから、編集者に、それらを問うEメールを出しました。


▼やって来た返信のなかに、こうありました。
「100名近くの集客がある程度保証されるのなら、3月の開催でも書店さんを説得できると存じます」

 編集者は、長文のEメールのなかで「1月、2月の開催を調整できなかった」という理由をいくつも挙げていました。それは、いずれも納得できるものではありませんでした。
 しかし、それを言っていても仕方がない。
 たいせつなことは、書き手であるぼくと、読者であるみなさんがサイン会でお会いできるかどうか、それだけです。
 共に祖国を考える同士が会えるかどうか、それだけです。

 100人以上のかたが、いやほんとうは200人以上のかたが、参加の意思を版元に伝えてくださるだけで、道は開けるかもしれません。

 ふだんであれば、このように書くと、版元に迷惑がかかるから決して書きませんが、今回は版元の編集者から「100名近くの保証」と明言されているのですから、あえて記しました。


▼違う版元から前作が出版されたとき、東京の八重洲ブックセンターで、ミニ講演付きのサイン会を開き、凄い数のお申し込みがあり、当日はもちろん満員で、みんなの志も高く、素晴らしく盛りあがりました。
 版元、それから書店のかたがたの取り組みも、ほんとうに誠実でした。

 前述の報道番組「アンカー」の放送地域である京都でも大阪でも、楽しく交流して盛りあがりましたが、放送されない東京でも同じだったのです。

 しかし、その前作と「ぼくらの祖国」を比べると、比較にならないほど「ぼくらの祖国」のほうが読者の関心、売れ行きは、より高レベルなのです。
 それがどうして今回は、これほどまでに不可思議なことが起きるのか。
 編集者の誠実さは、前作のときのひとびとと、変わりません。あくまでも信頼します。

 祖国が甦る、そのことを喜ばない力も、もしもあるのなら、それとぼくらは戦うほかありませぬ。


 1月19日木曜日 午前4時25分


※追記の追記

 この下にある「追記」では、扶桑社の公式HPから連絡先を、このブログに転載しました。
 ところが、電話番号について「ここじゃない」と言われたり、たらい回しにされたりしているようです。
 読者のかたからの情報では、「扶桑社03-5403-8887にかけ、担当編集者の田中亨さんに回してもらうように、と言われた」ということです。田中さんが不在の場合は、伝言として預かってくれるそうです。
【→実際に、ぼくがかけてみると、確かに扶桑社に繋がり、田中さんは不在でしたが、伝言を預かってくれました。】

 Eメールも、書籍編集アドレス qshoseki@fusosha.co.jp の方が良いかも知れないという、これも読者からの指摘がありました。
【→担当編集者の田中さんに、いちばん適切なメールアドレスを教えてくれるよう、上記の伝言で頼みました。】

 扶桑社のHPをいくら丹念に見ても、分かりやすい連絡先はありません。


※追記

 版元の連絡先をここに記すべきかどうか、長考しました。
 ほんらいなら、上記のような書き込みをアップした以上は、記すべきです。
 しかし、ネットで調べれば簡単に分かることでもあり、それをご自分でなさって意志を示されるかたの100人、200人は、ここにぼくが記した先に連絡されるかたより、さらに重みがあります。
 目的はただひとつ、実際に首都圏でのサイン会を実現することですから、より重みのある100人、200人の意思表示のほうがよいのではとも考えました。
 ただやはり、書き込んだ人間の責任を小さきことであっても全うするほうが、たいせつです。
 したがって、扶桑社の公式HPからの情報を下記に転載しておきます。

■書籍・雑誌販売に関する問い合わせ →上記の「追記の追記」で述べたように、ここに転載していた電話番号では受け付けてくれないようなので、番号を削除しました。

■広報宣伝 Eメール senden@fusosha.co.jp
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