On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2006-04-03 16:24:31

ぼくはねむい     *アメリカ短期出張 その4




▼いまアメリカ東部のシャーロッツヴィルで、現地時間、4月3日月曜の未明3時15分。
 もうサマータイムだから、日本では、午後4時15分。

 ここは政治都市ワシントンDCの奥座敷というべきところだけど、それでもAMTRACK(高速列車)で3時間かかります。
 シャーロッツヴィルは、びっくりするぐらい美しい、花と大学の街でもあります。
 ここへワシントンの高官たちが車でさぁーっとやって来て、国際会議が始まりました。

 アメリカ合衆国の広さと、それからパワーや豊かさもあらためて感じます。


▼きのうは、東京の自宅を日本時間の4月2日早朝6時50分に出て、ここのヴァージニア大学系のホテルの部屋に入るまでにかかった時間が、実に21時間。
 予想をはるかに超えて、遠かった。

 遠いというかねぇ…。そりゃ距離もあるけど、例によってスムーズには行かないためも大きい。
 ワシントンのダレス空港にANAで着いて、そこからユナイテッド航空のプロペラ機に乗り換えて飛び立とうとしたら「離陸許可に必要な書類が届かない」という首をひねる理由で、笑えるほど狭い機内に長時間、閉じこめられてから、やっとこさ飛び立ったり、これもまた、いつも通りのアメリカです。


▼時差ぼけは起きない体質になっているはずが、ふだんの疲労もどっと出て、眠い、眠い、眠い。

 だけども、きょうの会議を考えると、地下鉄サリン事件を英語でおさらいしておかねばならないから、こうやって真っ暗なホテルの庭を見ながら、起きてます。
 同じホテルにいる独研の主任研究員や、ワシントン駐在員も、きっと眠らないで奮闘してると思います。


 
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