On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2006-04-07 03:56:06

28時間を越えて     *関西テレビ『ANCHOR』 その1





▼さて、復路はシャーロッツヴィルからプロペラ機でワシントンDCのダレス空港へ、ANAに乗り換えて成田空港へ、そこで国内線に乗り換え伊丹空港へ、伊丹から関西テレビへ。

 実に、28時間かかりました。
 ぼくの海外出張歴でも、ただ一か所だけをのぞいて、過去最長です。
 その一か所とは、地獄のイラクへ入ったときでした。

 関西テレビでは、まずその夜に、プロデューサーやディレクターから構成作家やADのみなさんまで加わって、綿密な打ち合わせです。
 それが4月5日水曜の、夜でした。

 成田空港で国内線乗り換えを待っているあいだに、モバイル・パソコンで民主党代表選について、当事者の一部のひとびとと電子メールで情報と意見を交換して、その成果をもとに、ぼくは、この時点で「小沢さんが勝つ」と断定しました。
 もしも万一、間違っていたら、ごめんなさいっ。


▼明けて4月6日の木曜、まず電話と電子メールで情報と意見の交換を続け、独研から配信している会員制レポート『東京コンフィデンシャル・レポート』の第275号を書きあげて、送りました。
 このレポートのタイトルは、★速報版「あすの民主党代表選を予測する」です。

 それが終わると、大急ぎでプールへ。
 泳いで全身を目覚めさせないと、ちょっと出演できないほど眠くて疲れた顔になっています。

 プールでは、ブレストで軽く流して身体を水になじませてから、フリーでしっかりアップして泳ぎ、クイックターンを繰り返して、全身の細胞がリフレッシュするのを感じてから、力を抜ききったブレストでクール・ダウン。


▼そして、また大急ぎで関テレへ。
 まずは、さらりとメイクです。
 といっても男性ですから、顔があまりテカらないようにする程度です。
 髪は、プールから上がったばかりで、ぼっさぼさ。それを、優秀なメイクさんの野村さんが、さぁーとドライヤーでまとめてくれます。
 整髪料とかは、まったく使いません。
 だいたい、全部で5分ぐらいで終わります。

 写真は、同行した独研の秘書さんが撮ってくれました。
「写真を個人HPにアップするから、撮ってね」と、ぼくの携帯を預けていたのです。
「どこでも、何でも撮っていいよ」と言ったので、さっそくメイク室から撮っちゃってます。
 なんだか愉しんで撮っているので、ぼくは吹き出しています。


▼髪をブロウしてもらいながら、ぼくは、台本に目を通しています。
 ただ、生放送の報道番組ですから、台本といっても進行の目安が分かるだけです。
 MC(メイン・キャスター)の局アナ、やまひろさんと中西利恵さんは、この台本で何を話すかを実際に掴んでいきますが、コメンテイターのぼくは、発言・言葉はその場のぶっつけ本番です。


 
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