On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2006-04-07 03:28:30

にほんの「会議」とはこんなに違う     *アメリカ短期出張 その8





 その会議は、こんな感じでした。


▼参加者のなかから選ばれたパネラーによるディスカッションが、中央の楕円形のテーブルで開かれ、その周りをタイトに他の参加者が囲んで、聞き入ります。

 参加者は、ブッシュ大統領補佐官やブレア首相補佐官をはじめ議員や、政府高官、専門家です。

 アメリカでもイギリスでも、ほんとうに中身を追求して真剣に討議する会議は、こんな風に参加者が膝をつき合わせ、眼をのぞき込む感じに、まさしくタイトにセッティングします。


▼ぼくは、非公開セッションのパネル・ディスカッションにパネラーとして参加し、『日本の真実』と『民主主義国家に共通する、たいせつな課題』について発言しました。
 傍聴した独研のワシントン駐在員によると、参加者は真剣に耳を傾けてくれていたそうです。

 独研の若き主任研究員は、地下鉄サリン事件について、そうそうたる重要人物が揃ったこの場で立派なプレゼンテーションをおこない、参加者を感嘆させました。
 適当な褒め言葉を言っているのでは、ないのです。
 次世代の日本の希望が、ここにも、ささやかに生まれていると思うのです。


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