On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2006-04-07 03:17:17

さぁ戦略会議へ、の朝     *アメリカ短期出張 その7





 なんのために、行きは21時間、帰りは28時間をかけて、たった1日半の滞在のためにアメリカを訪れたのか。
 それをちょっとだけ、おさらいして、アメリカ短期出張の巻はおしまいです。


▼往路は、東京の自宅から成田空港へ、成田からANAでワシントンDCのダレス空港へ、そしてダレス空港でアメリカ国内線のプロペラ機に乗り換えて、花と林と緑の丘が美しいシャーロッツヴィルに着きました。

 このシャーロッツヴィルは、アメリカの首都ワシントンDCの奥座敷のようなところです。
 奥座敷といっても、アムトラック(高速列車)で3時間かかる遠さなのですが、国の広さに慣れているアメリカ政府の高官たちは車でさぁーと訪れ、緑のなかで頭をリフレッシュさせつつ戦略を練り直して、首都に戻り、政策を改変していきます。

 それでもなお、イラク戦争のように間違った判断も下されてしまうのが国際社会の現実ですが、シャーロッツヴィルはアメリカ合衆国が戦略国家であることを象徴する場所です。


▼ここで、アメリカ、イギリスを中心に『安全保障・テロ対策・国際戦略会議』が開かれ、日本から今回、ぼくと独立総研の若き主任研究員の2人が、日本人として初めて公式招待されて参加しました。

 写真は、21時間かかった往路を越えて、シャーロッツヴィルに着き、早朝にホテルを出て会議場に向かうときのぼくです。
 ホテルは、こんな雰囲気です。敷地のなかに、3つの湖が点在し、建物はすべて平屋づくりで林と花のなかにあります。
 撮ってくれたのは、独研のワシントン駐在員です。


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