On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2019-03-21 10:41:06
この日時は本エントリーを書き始めた時間です
Comments (6)

あぁ、春を迎える日。 (暗黒国会ノート番外篇)

 春分の日、なんて響きのいい言葉でしょうか。
 そして平日の間にぽっこり、きょう休みなんて、いいじゃないですか。
 ぼくっすか?
 もちノろん、仕事っすよ。
 それも8時間連続の収録です。
 正直、疲弊し尽くします。


 音楽番組のオン・ザ・ロードです。
 祝日はさすがに国会がありませんから、さきほどまで、実に、実に小説「灰猫」の改稿をやっと始めていたのですが、それをブチッと打ち切り、まもなくスタジオに出かけます。

 秘書三人は全員、オン・ザ・ロードの継続に反対。
 しかし、これを放送しているFM局「クロスFM」のかたがたをはじめスタッフの熱意を思うと・・・ね。
 きっと、くろっすなぁ、くろうするなぁと呟きながらも頑張ってFM局を維持されているんだろうし。
 地味ブログでまでダジャレを言うのは末期症状です。

 それに、リクエストが来るということは、聴いてくださるみんなもいるわけです。
 すこし前の独立講演会、神戸のときだったかなぁ、オン・ザ・ロードを聴いている方、と呼んで手を挙げてもらったら、千人の広大な客席のなかから、ひとり、手を挙げられた方が正面の奥の奥のずっと奥に見えました。
 内心、わはは、おひとりかぁと思っていたら、もうすこしパラパラと手を挙げられました。

 ただし、この番組が人気が無いのではないそうです。
 北九州のFM局の番組なので、ラジコを使わないと、他の地域では聴けないからですね。
 逆にラジコを使っていただければ、毎週土曜の午後3時から2時間、たっぷりと聴いていただけます。
 ぼくが音楽番組のDJというのは、きっと想像外でしょうね。


 かつて近畿大学経済学部の教室で週に一回教えていたとき ( 現在は年に一回の特別講義。国会から近い東大は週一回の講義を継続中 ) 、300人ぐらいぎゅうぎゅうに入っている教室のいちばん後ろの方は、筆記用具も何も持っていないでやって来る学生たちです。
 講義が始まるやいなや、そこに駆けていって、そのダメダメ学生を叱り、励まし、彼らの反発を待ちました。
 なかには、ちゃんと反発してくれる学生も男女を問わず、います。
 ぼくに反発すれば、やがては、おのれの現状にも反発できます。

 学生が駄目である前に、学生に興味を持たない大学教員が駄目なのです。

 不肖ぼくは、世界に出ると長年、リベラリストとして扱われています。
 弱者、少数者の味方だからです。
ぼくは祖国を愛する、同胞の拉致被害者を救出したい、と発言するから日本では右翼と言われることがあるんです」と、アルゼンチンやペルーなどの南米で、エジプト、モロッコなどの北アフリカでも、シリア、イスラエル、ヨルダン、イラク、イランなどの中近東で、ロシアで、ベトナム、シンガポール、マレーシア、タイ、カンボジア、ラオス、フィリピン、インドネシアなどの東南アジアで、そしてもちろん、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、チェコ、ポーランドなど欧州で、それからアメリカでも話すと、どうなるか。
 実際にその国でそう話したことがある国だけざっと思いつくまま挙げたけど、例外なくすぐには信じてもらえなかった。

 ジョークだと思って笑うか、あまりにも意外な話だから不思議な表情になって話題を変えられたり。
 祖国という言葉、それを愛すること、自国民が他国に囚われていれば助けること、いずれも世界ではそれぐらい当たり前のことなのです。

 祖国を愛する、はらから ( 同胞 ) を直ちに救出して家族の元へ返す、これが、ぼくらの日本では国会議事堂でも右翼的発言だと扱われます。
 これこそ暗黒国会の根源です。


 話が逸れましたが、少数でも愉しみにしてらっしゃるリスナーがいて、ちいさいFM局を少数で支えている努力家たちが居て、そうすると、ぼくとしては知らない顔はできませぬ。
 きょうは、いちばんやりたい小説執筆ができる日なのに・・・というのは、今週は東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) も連日、がんがんに配信し続けていて、新刊もとりあえずは一冊、最大の難産だった「不安ノ解体」がまもなく世に出るし、国会は前述の通り、審議が無いし、小説をやっとすこし書き始めたのでした。
 ここで無念の打ち切り、スタジオに行きます。


 ただし、オン・ザ・ロードはもう3年目に入っています。
 充分に務めた感はあります。
 収録が8時間になったりするのは、曲を聴いたことにしてお喋りするという、よくある手抜きをぼくの番組では決してやらないから。
 どれほど聴き慣れた曲でも、仕事としてスタジオで集中して聴くと、違う意味合いが分かったりするのです。
 そのようにして、力を尽くしてきました。
 だから潮時がいずれ来るかも知れませぬ。

 きのうの経済産業委員会での質問のことも、また書きますね。
 では、みなさん、行ってきます。
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不安ノ解体よみてえなあ、、長いぼやきです。。【小川賢時】
2019-03-22 19:36:01
 メイ首相は、スジを通す義理堅いひと。そんな印象をもっています。

 英国首相は民の採択は揺るぎなく実行するのは根本にかかわる、議会は積み上がった瓦礫のどこを抜けばいいかを確信持てないなかでも、英国益が最大になる方策を。
 民は建前、搾取してきたことの栄誉から、される側に立つ事に当然の立場をとった。

 立法がための構造が、ざっくり似ていると感じるなかで、ハッキリとそれぞれの立場からの主張が見える気がします。
 一重に臣民である我々は、沖縄の、北方の決めねばならぬ事々にはどうでしょうか。

 英国は、いくつかの国と同様に、階級社会で、搾取に長けることで生きてきた国だと考えています。先に目を向け、チャイナが瓦解し、ロシアとドイツが組み、などが進んでゆくとすれば、米国と日本を、英国からすれば、「使う」ということは、すでに選択済みのひとつと考えています。

 「レディファースト」は、良い品物を手にした人物が披露し、周りが讃え、外に威を示し、実益を競う。
 この搾取サイクルを保つために自然な手法として起こり、今に残っていると考えてきました。

 ユーロ圏で、誘拐し、みのしろを要求する犯罪は、今は様相が違うとおもいますが、搾取されてきた層の、搾取している層への生き残りの簡易な手段であったと、ゾロやシリーズ化した映画や小説から、濃く昔から感じてきました。

プロとして、ビジネスとして複合的に旨味があるために、富裕層に対して警備会社があり、また、裏の面もあるなど、国政が、上層にいる人物が利益を独占しているからこそ、麻薬を含め諜報機関が隠謀しているのではないでしょうか。
誘拐された被害者は、稀に、生存が長くなった場合、犯人側への親近感を持つようになるとのこと。
移民を受け入れてゆくということは、こうした歴史に醸成されたひとのこころも受け入れることになるはずです。現段階ですら難儀していると思います。

 
 我が国から拉致され囚われている同胞の今までは、当然ながら私にはわかりません。
 同胞の「こころ」と「立場」が、どう呪縛されていても我々の側が想い、考え、覚悟せねばなりません。
 狂った中傷誹謗、思い込みからまもらねばなりません。

 経済に囚われているということは、即ち、こころが病んでいることだと考えています。沖縄がとり沙汰されますが、全土の問題でありましょう。

おかしな格差をもった社会では、帰ってきた同胞を癒せないのではないでしょうか。

 英国は、ユーロ圏は、我が国が大戦に負けたために搾取文化を止められなくなった、がために、チャイナは虐待をする大人になった。
 米国は、おっかなびっくりでも、搾取虐殺されるよりはと、血眼でやり、上手くいってしまったことで、嬉しくてすなおにずんずん進みすぎた。
 ロシアはノンキだが、イイカゲンまずいだろ?と気迫に富む一部が強く想い、矜持にも駆られたものの、遅れは大きく、乱暴に急いできた。
 それぞれの生き残らんがための決定に、影響に翻弄され、悲劇とねじれが、時間と共に土地を移し、ぼかされつつも噴出してきた。ついに核の封印がやぶれるのか?と世界の頭に手軽さとともに考えが「入った」。

そう考えれば、我が国には、今時代の世界に責任がある。大御心から発せられたお言葉は、よくよく賜らねばなりません。

 最古の伝統をもち続く、唯一の「国家」として、英国に、痛くとも諭し、助力すべきと考えます。土壌があるのは我が国だけで、相手も時がない。

 命懸ける対象に、世界を据える事すら内包する資源、技術、思想、文化、歴史、最古の血統。我が国以外にあるとは思えず、考えもできません。

険しく、ひろく、深い海

それが、青山さんのブログにも訪れる同胞のみなさんに見えている「きぼう」だと思っています。
オン・ザ・ロード【清明】
2019-03-21 20:37:21
オン・ザ・ロードはラジコで聞いています。これを聞いていると時々青山さんの恋愛小説を読んで見たくなるのは私だけでしょうか?本当は恋愛は読むものでは無くて、するものでしょうから、季節jは春だし恋愛したいな〜。淡い恋心では花と供に散ってしまうのでしょうか・・・。
核心【小林和彦】
2019-03-21 19:06:27
先日の独立講演会で、青山さん個人への質問内容に答えることが
何気ない質問でも実はある人にとっては問題解決のきっかけになる。
それは一見自分に関係ないようでも、答えが悩みの本質に通底して
いることが往々にしてある旨おっしゃっておりましたが
全く同感です。

時事のことで、独立講演会でしか聞けないオフレコのことや専門性
の高いことを聞きたい方も多いと思います。私もその一人ですが、
聞いた話を個人の内で分析する物差しは本質へ向かう深さによって
成り立っているような気がします。

実は私は番組オンザロードにも同じ印象を持っております。
音楽の解説や時事の話など様々のト~ク内容で一見散文の
ようでありますが実は本質へ向かう渦を感じております。
また、聞いたト~クを曲のプレー中にBGMつきで反芻出来る
(考えれば当然ですけど)のも醍醐味のひとつです。

苦難の日々かもしれませんが、継続する限り楽しみに
しております。<(_ _)>
貴重な時間を国家のために使って欲しい【ヒロ】
2019-03-21 17:49:20
限りある時間、
少しでも国家の為に使って欲しい。
甘利さんも言っている通り、ここ1、2年で中国がデジタルの覇権を握るかどうかの雌雄が決する事になる。
イギリスが国民投票で揺れ、アメリカは世論が分裂、フランスはデモに揺れ、ドイツは移民に揺れ、日本はメディアに揺れ、民主主義国家陣営がこのまま衰退していくのか?
独裁国家は企業を使い、留学生を使い、メディアを使い、金を使い、サイバーを使い総力戦で挑んできている。

貴重な時間を少しでも良い方向に導く時間に使って下さる事を願います。
番宣気味ですが...【O.kanako】
2019-03-21 11:52:10
On the road の過去放送分をBGMにして日々過ごしています。

番組やめよっかなと言われると、この世の終わりみたいな顔になっちゃいます。

実際に青山ファンの中で聴いている人が少数派なので、それが残念です。

一度聴いたら、やめられまへーん

青山さんの家族の話が満載で、ダジャレもたっぷりです。それをアシストするよっちゃんとの掛け合いが絶妙で、チクチクされる青山はここでしか聴けません。

青山さんの曲の解説が本当に楽しくかつ勉強になるんです。
楽しみにしてます~【きよちゃん】
2019-03-21 10:58:42
遊びも一流、
趣味も一流の青山さんが愛する音楽。

音楽番組のオン・ザ・ロード、長時間で秘書様方はスケジュールも考え、
反対なのでしょうが、
それも青山さんの選択ですものね‼

楽しみにしてます~♪

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