▼きょう5月12日の日曜は、東京の八重洲ブックセンターにて、新刊書の「不安ノ解体」(飛鳥新社/例えばここ)のサイン会を開きました。
　書店によると、あっという間に満員になったそうです。
　みなさん、ありがとう、こころから。
　客席には、小学生の女の子に男の子、それからもっと小さい子どもさんたちを抱っこしたお父さん、お母さんもいらっしゃいます。

　冒頭にミニ講演を15分間やることになっていたのですが、御代がわりが実際にはどれほど危機的だったか、その危機をどのように乗り切っていっているかをはじめ、オフ･ザ･レコードの話を致していると、みんな、みなさんの眼の輝きに導かれて、45分間の講演となりました。
　そのあと、サイン会です。

　一時期、このサイン会をやめていました。
　ぼくの不肖ながらのサイン会は、おのれの名前をひと筆書きで、つまり楽ちんで、書いて一丁上がりにはしないです。
　読者のお名前を、いちばん大きく丁寧に書き、ご家族などの名前の希望があれば、どんなにお子たちなどが多くても全員を書き、日付を入れ、さらに「脱私即的」をはじめ、お伝えしたい言葉を入れ、そして小さめにおのれの名をしっかりフルに記します。
　サイン会に来られた全員について、これを完遂するので、正直かなりの作業になります。

　いまは、中断していたサイン会を、すこしづつ公務をはじめ他の予定を見ながら再開し始めているときです。
　
▼きょうは、令和の新時代を寿ぐ意味から、おひとりおひとりの願いをなるべく具体的にお聴きしてから、それに繋がる言葉を書き込み、読者のお名前や家族のお名前を書き、日付を入れ、おのれの名を記していきました。
　予定では1時間45分でサイン会は終わる予定でしたから、午後2時開始、午後4時終了のはずでした。
　しかし、午後2時に開始して、終わったのは午後6時半過ぎでした。
　4時間半のサイン会です。

　きのう5月11日の土曜は、独立講演会を東京は有楽町のよみうりホールで開き、午後3時開始、午後7時半過ぎのやはり4時間半でしたから、土日合わせて9時間です。
　あす5月13日月曜の朝8時からの虎ノ門ニュースが2時間ですから、合わせると11時間の発信ということですね。
　11時間・・・しかし、そう長く感じていないのです。
　独立講演会は、みんなの眼をまっすぐに見て、息づかいを間近に感じながら、長時間かけて質問にどんどん答えていく唯一の時間だし、サイン会は、みんなの祈りや願いに直に触れる場だし、虎ノ門ニュースはサテライトスタジオのガラスの向こうにまったく自発的に集まってくださったみなさん、そして誠実な仕事ぶりのカメラマンをはじめスタッフに支えられてカメラの向こうの広いみなさんと一緒に考える場です。

▼きのうの独立講演会は、およそ千人の志あるひとが集まってくださり、その熱意、集中力に、魂の底から励まされました。
　ぼくは、令和の時代初の独立講演会なのに、そうではないように冒頭で話してしまい、トイレ休憩に入るときに男性の方から聞かれてそれにありがたいことに気づいたのに、訂正を忘れてしまうということをやらかしました。
　新元号の決定が早く行われたことの、真の意味、背景を話すことに神経が集まってしまっていたためだと思います。愚かなことです。あまりに当然ながら、すべてぼくの責任です。
　参加者のみなさん、ごめんなさいね。

　それにしても、いただいている質問に良き質問が多いです。
　毎回、4時間半から5時間あっても、足りません。もっともっと答えたいです。
　実際は、御代がわりの裏舞台の話にしても、消費増税はどうなるかの話にしても、米中貿易戦争の話にしても、多くの質問を貫いて共通する部分、すなわちいちばん大事な時の焦点を、包括的にお話もしているのですが、ユニークで個性的な質問にも、より答えていきたいです。
　答える時間がなかったそうした質問にまとめて答える回の独立講演会もやがて、開いてほしいなと一夜明けた今朝、考えました。

▼独立講演会は、きのうが89回、次の福岡開催で90回となります。
　やがての100回に向かっていきます。
　これまでの東京と京阪神に加えて、福岡、そして名古屋、仙台でも開いていくのは、先日にお伝えしたとおりです。

　福岡について、会場の九州大学へのアクセスがすこし不便ではないかと心配してくださる書き込みも頂いたのですが、下掲をよく見ていただくとお分かりの通り、なんと主宰者の独立総合研究所が無料の往復バスを出すのです。