On the road~青山繁晴の道すがらエッセイ~

2019-06-25 09:03:06
Comments (6)

虎ノ門ニュースをめぐって、その後  (少し推敲しました) (さらに、ほんの少し)

▼虎ノ門ニュースへの参加を隔週にする、ただそれだけで、これほど反響があるとは正直、まったく思っていませんでした。
 発信というもの、それへのみなさんの健全な関心の深さを感じます。

▼ぼくの根っこはどこまで行っても、物書きです。よりふつうに申すのなら、作家です。
 したがって原稿が書けているのなら、本来は他の発信は、おのれ自身としてはさほど必要としない面があります。

▼しかし、どなたでも誰であっても、幼い頃に、こころのなかで芽生えた最初の意思が、一度切りの人生でとても大切ですよね。
 子どもの頃の本の濫読も影響したのか、上述のように、書くことをやがて仕事にすることはぼくにとってごく自然な流れでした。
 同時に、もうすこし大きくなってから見た一枚の写真が、実は不肖ぼくのささやかな人生を決めました。

 それは老人ホームの食事風景の写真でした。
 それぞれにかけがえのない人生を送ってこられただろう男女の高齢者たちがみな、同じ寝間着を着せられ、大きな部屋に正座して横並びで、同じ食事を摂っておられます。
 その細いうなじに、眼が惹きつけられました。

 写真は別に、その光景を批判的に捉えていたのではありません。
 しかしぼくは、このかたがたが一生懸命に働いてくださったおかげで今のぼくらがいるのに、なぜ、こんな風にするのだろうと強い衝撃を受けたのです。
 食べなきゃいけない、食べなきゃ生きていけない、だからこうやって食べる、しかし胸の裡 ( うち ) では、ご自身の誇りとの葛藤ではないでしょうか。
 ぼくは写真の余白に、幼い下手な字で、これをどうにかすることが政 ( まつりごと ) だという趣旨を書き付けました。
 昨日のことのようです。

 それを節目として、この世を良くする仕事もしたいという願いが、幼い心の中にはっきり姿を現しました。

▼そこから、ある意味では、ぼくの人生は長い一本道だと思います。
 書くこと、そして、非力ながら世の改革に身を捧げること、このふたつです。
 両者に共通している基盤が、情報です。
 偶々 ( たまたま ) 世界の広さにも関心がありましたから、海外の情報をしっかりとみずから得ることが主要な命題のひとつです。
 これは非常な手間ひまとコストが掛かります。
 だから ( 情報の受け手にとって ) 有償の発信である、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)、それと独立講演会、これらが二大柱になっているのです。
 寄付や献金は受け付けませんから、これがないと現在の情報の質は保つことができません。

▼同時に、虎ノ門ニュースのような一般的な発信も、国会議員という新たな主任務と両立できる範囲においては、力を尽くしに尽くして、充実させていきます。

 虎ノ門ニュースが隔週になることは、その一環です。
 隔週の方がむしろ両立するし、充実すると考えます。
 その点において、番組側とも意見がぴったり一致しています。

 脱私即的。
 わたくしを脱し、本来の目的に即 (つ ) く。

 そして限られた命、それがある限りは、魂の奥に野の百合をみるおのれでありたいと願います。


 
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老人ホー�【Takashi Tanaka】
2019-06-25 23:08:07
青山さんがおっしゃる「1枚の老人ホームの写真」を見た事無いので想像ですが、その写真の様子は今とは相当違うと想像しました。私は今44歳の中年のおっさんですが、小学生それも低学年の頃に遠い親戚のおじいさんが入院しているか「老人ホーム」に親戚に連れられて行った記憶があります。そこは、青山さんがおっしゃるような「老人ホーム」だったような印象が残っています。とにかく、病院ぽかった。
私の父方の祖父はガダルカナル島で戦った人です。平成になる少し前に亡くなったので戦争時の話はほとんど聞けませんでした、蛇を食べた事しか具体的に聞いていません。とても、残念です。
その配偶者である祖母は一昨年の12月に96歳で亡くなりました。高齢者向け住宅に8年くらい住んで骨折をして病院に移り、最終的にはその病院で亡くなりました。
でも、祖母がいた「老人ホーム」は良い施設でした、確かに人生の先輩達を幼児のように扱う面はあったし、画一的にレクレーションしてる所も見ました。私の祖母はプライドが許さないようでそういう事には不参加してましたけども。(こういう所が私の娘、祖母からすると曽孫に遺伝しているのに今思い当たりました。)祖母は記憶を無くした後に、記憶を取り戻す(認知症的な事です)など生きる事に努力していました。嫁である私の母とのいざこざも世間並みにあり、普通の家系でした。
訳あり、高齢者向け住宅で最期は過ごしました。

昨今の「老人ホーム」も様々でしょうが、(旧土建屋の経営が多い、近くにもいます)営業的には頑張っている所もあると思います。介護士への給料の上乗せが行き渡っていない(土建屋はピンハネが当たり前と思っている?)のは問題ですがこのシステムを良くしていきたいと思いました。
内心ホッとしたところもあります。【大阪府 在住】
2019-06-25 12:34:47
より充実した虎ノ門ニュースになりそうですね。
これからもよろしくお願いします。
青山さんが今まで、
そしてこれからなさろうとしていることのすべてが、
やがてじわじわと日本全体に丁寧に広がっていき、
日本の尊厳と国益を護っていくことに繋がっていく‥

だからこそ、今ここで盛り上がりすぎず
静かに、慎重に見守りたいと思っています。

[一喜一憂しない]ほんとにそうだと思います。

これだけ足を引っ張る人が多い中ですので、
一つひとつ丁寧に‥ですよね。

しっかり応援します!

青山さん、
いつもありがとうございます。
諦めない、一緒に考えられる喜びとともに【小西直彦】
2019-06-25 12:26:47
青山繁晴さま、お疲れ様です。
議員の貴重なお時間とお庭をお借りすることをお許しください。
国益の為にこその議員活動と足掛り3年かかった『護る会』発足 初会合 おめでとうございます。また、本当にありがとうございます。

昨夜、youtubeを見ながら、首相官邸へ消費増税反対の3度目となる意見メールを送りました。可能性があるなら、諦めない。青山議員と一緒に考えられる喜び喜びとともに。
以下がその内容です。

首相官邸各位
いつも国益の為にこそご尽力いただき、御礼申し上げます。
国会延長や衆議院解散と消費増税の凍結の大英断を、機が熟した今、断行すべきだと思います。骨太方針で消費増税を明記、閣議決定したから、予定通りのままで、本当にいいのでしょうか。トランプ大統領のように、例え10分前でも攻撃中止をしませんか。このままだと、◯◯省益の為だけで、国内個人消費意欲に壊滅的打撃を与える10パーセント無差別爆撃を安倍総理の決断でやめて下さい。
衆議院解散と増税の凍結をすれば、安倍総理に借りのできた国民は、必ずや憲法九条改正の国民投票に賛同する事をお約束いたします。
福島県民です。地元の市議会議員さんに消費増税についての見解を伺ったのですが【飯塚太】
2019-06-25 12:07:22
共産党の議員さんが消費増税反対の請願を出しているそうです。で、共産党の請願に賛成すると、自民党の議員が賛成したとチラシに書かれるために、「消費増税反対の請願に賛成」と出来ず、動けないとおっしゃってました。

こういうことって全国的に起きていたりしませんか?これのせいで消費増税反対の声が与党の地方議員さんから出て来にくいということはありませんか?
心の準備【sakiko】
2019-06-25 11:24:49
護る会が発足して、青山さんが仰っていた焼き鳥会議のことを
2017.11のブログタイトル『声が帰ってくる』で読みました。
命の使い道はこうあるべきだとぼくは思っています、
そう受け取れるその想いと、その中身に、わたしはいつも共感するのです。
今すぐ死ぬわけじゃなくても、いずれ死ぬ。それはいつ来るかもわからない、でも
今と、いざという時を、二つに分けて考えない、
平素から心の準備が整っている人が、青山さんの元に集うのだと思います。
断固支持します【青山さん風です(笑)】【吉永真也】
2019-06-25 10:42:16
青山さんの志は理解しているつもりです。これまでが無理をなさりすぎていたのだと思います。最優先の議員活動の合間を縫っての海外からの情報収集や、国内での様々な活動を私なりに想像しますとやはり、隔週になるのは必然ではないかと思います。
(それすらも青山さんでなければ無理だと思います)
ただ、可能でしたらブログの発信は増やしてほしいと思います。
これからもご自愛はされないと思いますので、青山さんの思いのままに頑張ってください。
応援するとともに、一緒に考えてできることをしたいと思います。

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